3D mode!

Entries in 2006/12

Greasemonkey本が届いた

秀和システムさんから出版されたGreasemonkeyスクリプティングTIPS&SAMPLESという本にて,ボクらが作ったFavicon with Googleが紹介されています!

そしてなんと嬉しいことに,見本としてこの本をいただいちゃいました!秀和システムさん,ありがとうございます!Greasemonkey APIが丁寧にまとめられていたり,Platypusの紹介があったりして嬉しい1冊です.Greasemonkeyの日本語書籍はこれが初でしょうか.もっとGreasemonkeyユーザが増えて,便利なスクリプトがたくさん生まれるといいですね!

ぐりもん本

もっとしっかりJavaScriptを勉強すれば,できることの幅も広がるんだろうな… 精進するっきゃありません!

JS 日本の学校

ついでに宣伝します!ボクらが過去に作ったスクリプトはLibelabo Galleryに並べてあります.良かったら使ってみてください.

「ウェブ人間論」を読んで

もはや説明不要でしょうか,梅田望夫さん平野啓一郎さんの対談本です.ウェブ進化論を読んだ人の多くは,この本も手に取りそうですね.

photo
ウェブ人間論
梅田 望夫 平野 啓一郎
新潮社 2006-12-14
売り上げランキング : 52

by G-Tools , 2006/12/18

このエントリで書評を書くわけではありません.というのも,この本を読んでボクが感じたことは,この本だけを読んだだけでは感じられなかったことだと思うからです.ここ数ヶ月の間に読んだ他の本や,たくさんの人たちとの会話の中で得たものたちが,この本を読むことでリンクされていく感覚を覚えました.小説や漫画といった物語ではない本を読んで涙を流しそうになったのは今回が初めてです.

最近になってようやく「子供」と「大人」の違いが自分の中で明確化されてきました.子供はとにかく「インプット」していくものです.インプットすればするほど褒められます.子供はそれでいいんです,そうあるべきです.そして大人は,それまでに培ったインプットをもとに,社会に対してアウトプットしていくものです.インプットとアウトプットの比率によって,子供と大人を分けられると思います.ただ注意したいのは,大人になればなるほどインプットが減るというわけではなく,インプットは増やし続けながらアウトプットも増やしていくべきだということです.

では,もうさすがに子供じゃいられない自分は,何をアウトプットして社会に貢献できるでしょう.改めて考えてみると,何もできない自分に気が付きます.己の無力さを知って,ようやく最初の一歩を踏み出せます.専門学校時代の恩師の1人はボクたち学生に言いました.「インターンシップに行って学ぶべきことは『自分に何ができるか』じゃない.『いかに自分が無力か』を知ってこい」と.今は,この言葉が身に沁みるように分かります.

例えば研究テーマを決めるにしても,先人たちの研究がなければ何もできません.無から有を生み出すのは本当に難しいことです.ボクであればまず先輩たちの話を聞き,教えられた本や論文を読み,それからようやく自分と向き合うステップが訪れます.大学卒業時に書いた論文だって,ボクひとりの力では1文字も書けなかったものです.論文検索エンジンGoogle Scholarに書かれている「Stand on the shoulders of giants (巨人の肩に立つ)」は本当に上手な表現です.しみじみ.

同様に,Web上で自分のアイディアを実現するときも,先人たちの偉業のおかげでボクのようなちっぽけな人間にも何かを生み出すことができます.そこら中で公開されているプログラムのソースコード,解説,実際の応用例,数々の書籍などなど,インプットのためになる情報源は嬉しいことに溢れるほどあります.そうして得たインプットをもとに,このcameraLadyLibelabo通じて頭の中にある「イメージ」を具現化して世に発信できたとき,また,それらに対して反応があったとき,ボクはようやく「何かできた」という心地よい満足感を得ることができました.ほんのちっぽけな成果だけれど,ボクにとっては大事な経験となりました.

ウェブ人間論の中で「価値観の共有」というテーマが扱われていますが,これについてはボクも考えるところがあります.「こんなものがあったら便利だな」「これはもっとこうあるべきだな」という思いをすぐに形にでき,不特定多数の人に届けられるWebの仕組みはボクに勇気を与えてくれます.ボクという人間が「大人」としてやっていける場所がWebなんです.この活動が将来の職に直接結びつくのか,それとも職とは別の活動として続けていくのかはまだ分かりませんが,Webに,Webの向こう側にいる皆さんには感謝しています.これからもWebの発展を望み,願わくばそこに関わっていきたいです.

ところで,Webは世の中の仕組みを変えるでしょうか.自問しています.近い将来か遠い未来かは問わず,世界中の人々の生活を大きく変えられるものでしょうか.現状,Web上でボクが何かを作ったとして,それがとても素晴らしいものだったとして,利用者はどれくらいになるでしょう.世の中にどういった影響を与えるでしょう.Web界隈の人たちにたくさんブックマークされて「これはすごい」と言ってもらえればボクの人生は満たされるのでしょうか.はたまた,お茶の間に普及するレベルになって初めて「成功した」と思えるのでしょうか.

確かに今のWebの仕組みは素晴らしくて,ブログを書いたりソーシャルブックマークを使ったり,検索サービスを活用したりしていると,面白いように「共感できる人」が見つかります.特に「個が強調される」ブログのパワーはすごいです.だけど,たくさんの共感できる人に出会い,コミュニティに参加していると,なかなか外側が見えなくなってしまいます.グーグル・アマゾン化する社会の中で懸念事項として挙げられていた「セレンディピティ(偶然の出会い)の喪失」です.ウェブ人間論の中で言えば「島宇宙での社会貢献」という話が近いですかね.梅田望夫さんはこの件に関しては肯定的ですが,ボクは「自分はこの世界のことしか見えてないんじゃないか」と不安になるときがあります.もちろん世界のすべてを知った上で行動するのは不可能ですからある程度は仕方ないでしょうが,たまにはふらっと外の世界を見て歩く「ランダムネス」は持ち合わせていたいと思います.

以前,本気で世の中を変えようとしているある偉大な方から「君は,君の住む世界で認められれば満足なのか」と聞かれたことがあります.ボクは言葉に詰まってしまいました.その方は「成功したときに涙を流せる仕事を選べ」とだけ言ってくれて,将来について深く考える機会を与えてくれました.

「成功したい」気持ちは誰にでも少なからずあると思います.すでに職に就いている方たち,あなたにとっての成功はなんですか.これから職に就いていこうという方たち,成功を目指した職選びをしていますか.成功したときに涙を流して喜べる自分が想像できますか.悩み続ける日々はまだまだ続きそうです.

最後に,ボクが「ウェブ人間論と合わせて読んでおいてよかったな」と感じた本を並べておきます.誰かの次の1冊にでもなれば幸いです.だけどアレですね… このリストを見るだけでも,ボクがいかに狭い世界に生きているかが分かってしまいますね…!

うーむ,長文になればなるほど文が乱れる… もっと訓練が必要です.読んでくれた方,ありがとうございます.

Adobe Reader 8

1週間ほど前,Adobe Reader 8がリリースされましたね.以前のバージョンからの細かい変更点などは分かりませんが,インタフェースが洗練された点は嬉しいです!ウィンドウ上部がかなりスッキリしました.

Adobe Readerと言えばPDF閲覧ソフトですが,PDFの閲覧と言えば,Web上のPDFファイルへのリンクをそうとは知らずにクリックしてブラウザが落ちる…!ってのが定番です.皆さんも1度は経験があるのではないでしょうか.確かコレに対処する方法があったなぁと思って過去のブックマークを探してみるとやはりありました.

PDF をブラウザで表示させない: blog.bulknews.net

Adobe Reader 8でも同様の設定ができます.こっちの設定の方が断然オススメです!

Adobe Reader Setting

そういえば「Firefox 2 × Adobe Reader 8」の組み合わせにしてからPDFを開いてブラウザが落ちる,という状況には出会っていないかもしれません.ソフトのバージョンが上がって安定してきたってことですかね!

今更だけどLast.fmがいい感じ

ボクは今年の3月にLast.fmを知り,その日にユーザ登録をして今日まで愛用を続けています.主な使い方は2種類あって,iTunesで再生した曲の履歴を残して公開する使い方と,専用のプレイヤーLast.fmを使ってお勧めミュージックを聴く使い方です.

お勧めミュージックは恐らく曲の再生履歴などから選ばれると思うのですが,この「お勧め」の精度が最近になってグッとよくなってきた気がします.もともとが海外のサービスなので,自分の曲の再生履歴が少ないうちは洋楽ばかりお勧めされたりするんですよね.ですが最近は,履歴を残し続けた甲斐があってか,いい感じに日本のアーティストの楽曲をバシバシ流してくれるようになりました.ほとんど邦楽しか聴かないボクにとっては嬉しいことです.

Last.fmは「音楽で繋がるSNS」と言えましょう.日本でSNSと言えば mixi の存在感が強いため,ユーザの意思によって能動的に繋がるのがSNS,というイメージが定着しているように思います.一方でこのLast.fmや写真共有サイトFlickrのように,音楽や写真といったコンテンツを介してユーザ同士が緩やかに繋がっていく形のSNSは,それぞれの分野におけるユーザの趣味・趣向が表現されやすいため,例えば情報レコメンデーションなんかには向いているネットワークが形成されるでしょう.この辺りの感覚はボクは上手く言語化できていないのですが,another aspects from txk – mixiが超えるべき壁にて述べられている内容には共感を覚えます.

さて少し話は逸れましたがLast.fm,音楽好きの方,PCで音楽を聴く習慣のある方,Webコミュニティに興味のある方,本当にお勧めなのでぜひ使ってみてください!

ボクは特にHDD容量の少ないノートPCでLast.fmのプレイヤーを利用することが多いです.デスクトップPCではローカルに保存したmp3ファイルをiTunesで再生し,出張先などではノートPCでLast.fmがお勧めしてくれる音楽をラジオ感覚で流します.大体,何かしらの作業をしながら音楽を聴くのですが,「何この曲!ステキ!!」となって作業を中断してしまうこともしばしば… 良いんだか悪いんだか微妙ですが,Last.fmは素晴らしい!

日本ではLast.fmの他に同様のサービスとして音ログ.jpmixi ミュージックなどがあります.その中からボクがLast.fmを選ぶのは,サービスとしての完成度が高いという点はもとより,膨大に蓄えられたユーザの楽曲視聴履歴をWeb Services – Audioscrobbler(API)という形でユーザに還元しているところがとってもクールだからです.Last.fmにならログを残してもいい!と思わせてくれます.ログを残すことで得られるものが大きいからです.

上述のAPIを利用したたくさんのWebサイトの中でも,何かと話題のYouTubeとのマッシュアップ作品であるI Love Music Videoはかなり利用価値が高いです.気になるアーティストがいたら,とりあえずここで検索して人気曲のPVを見てみると良いでしょう!日本で流行りの曲をチェックするならCDTubeβ(自動カウントダウン機能までついて本当に素晴らしい),気になるアーティストをピンポイントでチェックするならI Love Music Videoと使い分けると良いかもしれません.

Webに音楽の話題が絡むとついつい「著作権が…」なんて話になりがちですが,ユーザがもっともっとステキな音楽に出会える世界になっていってくれたら嬉しいです.

Last.fm Player

上の画像はLast.fmのプレイヤーのスクリーンショットです.ウィンドウ上部にある「Love」ボタンと「Ban」ボタンを使うと,お勧めされた音楽に対して「これ好き!」や「これはあんまり…!」とお返事することができます.お返事すると,次のレコメンデーションに反映されるのでしょうね.精度にどれくらい影響するのかは分かりませんが,声が届く仕組みはステキです!

追記

お友達のblueyarouくんから「わいのLast.fmプレイヤーにはそんな機能あらへん!」と指摘を受けまして調べてみたところ,このエントリにて紹介したプレイヤーの機能の一部は英語版でしか提供されていないようです.日本語版のプレイヤーを利用中の方には誤解を与える書き方をしていました.すみませんです.ぜひ英語版も使ってみてください.

mixiMusicTube – Greasemonkey

mixi ミュージックの画面に YouTube のビデオをぶち込むGreasemonkeyのスクリプトを書きました.

mixiミュージック x YouTube – Libelablog