2008年01月のエントリ

LDRizeとmicroformats

先日,LDRizeとmicroformatsを巡るちょっとした議論があって,考えるキッカケをもらいました.microformatsのおさらいと,思考メモ.

microformatsとは

まずはWikipediaからの引用です.

マイクロフォーマットはHTML(またはXHTML)ウェブページにおける、意味を表現するための小さなマークアップである。マイクロフォーマットには用途ごとに様々なものがある。

Quotation from マイクロフォーマット - Wikipedia

ボクのまわりでは「microformatsってよく分からない」という声がよく聞こえます.名前だけを聞くと,確かによく分かりませんね.

microformatsがいまいち広まらないのは,サイト作成者にとってのメリットが分かりにくいからではないかと思います.こういった状況を打破し,今よりもっと認知されるためには何が必要か,と考えてみたとき,OpenIDに対する次の言葉がmicroformatsにもそのまま当てはまるなぁと感じました.

「対応するメリットがない」のではなく、「対応していないことのデメリットが大きい」ような時代が来るのではないかということだ。

Quotation from グーグルはキングかゴリラか − @IT

AutoPagerizeのmicroformats

ボクがなんとなく「microformatsってそういうことか!」と思ったのは,AutoPagerizeについてアレコレ調べたときでした(AutoPagerizeはバージョン0.0.11からmicroformatsに対応しています).「こういうサイト構造のときは,こういう風にマークアップしようね」という小さな決まり事のこと,と解釈しています.

ご存知AutoPagerizeは,閲覧中のWebサイトの「次のページへのリンク」を見つけて裏側でアクセスし,1ページ目,2ページ目,3ページ目…と変化する「ページの内容部分」を切り出し,「現在のページの内容部分の最下部」の前に継ぎ足します.ここでわざとらしく括弧付きで書いた3つの要素が,すなわちAutoPagerizeが動作するために必要な情報ということになります.それぞれに対応するマークアップが「@rel=”next”」「class=”autopagerize_page_element”」「class=”autopagerize_insert_before”」です.

ページング処理は,ありとあらゆる種類のサイトで実装されています.それらの共通の構造をformatとして定義し,単一のスクリプトで同一の継ぎ足し処理が実現されます.

microformatsの実例

Microformats Wikiを覗くと,様々なmicroformatsを知ることができます.

例えばhAtomは,ブログのマークアップに使われたりします.「エントリのタイトル」「エントリの本文」「エントリのパーマリンク」などの情報は,ほとんどのブログで共通の情報ですよね.これらに共通のマークアップが施されていれば,ブログ間の細かな差違を気にすることなくスクレイピングできるようになり,必要な情報を取得するのが容易になる,などのメリットが生まれます.

他には主にソーシャルブックマーク用のxFolk,レビュー用のhReviewなどがあります.

LDRizeとmicroformats

ご存知LDRizeというユーザスクリプトを導入すると,対応サイトのすべてにおいてlivedoor Readerライクなキーバインド操作が可能になります.

LDRizeは,先に紹介したhAtomとxFolkに対応しています.otsuneさんがSITEINFOを書いたとのことです.

実はLDRizeのxFolk SITEINFO(設定ファイル)はオレが書いた。

Quotation from void GraphicWizardsLair( void ); // 「LDRizeのxFolk対応」と「カトゆー家断絶テストページやfooo.nameがxFolk化」が合わさるだけで、いろんなWebページがものすごく便利になるのもmicroformatsの大きな利点のひとつ

なので,otsuneさんのエントリで言及されているようにxFolkに対応しているTwitterなどのサイトでは,いきなりLDRizeが動きます.素晴らしいですね.

さて,ずいぶんと遠回りをしましたがようやく本題です.発端はMaicoさんの次の発言.

LDRizeのSITEINFOにもmicroformatを作れば、みんな幸せになれないかな?

Quotation from Twitter / Maico

「それhAtomやxFolkでできるよ!」ってことで,LDRizeの作者のsnj14さんが反応.

@mai_co_jp LDRizeはhAtomとxFolkっていうmicroformatsに対応してます

Quotation from Twitter / snj14

この話の行方が気になってモヤモヤしていたら,Maicoさんはそのとき同じ建物内にいることが判明し,さらに,すぐ近くにいたdarashiさんも駆けつけてくれることになったので,会って話をしてみることにしました.要求定義を聞いてみた結果,肝は以下の2点だと分かりました.

  • 内部向けのサイトなので,公にSITEINFOを書きたくない
  • 「v」「o」で開くようなリンクはなく,「j」「k」のスクロール操作だけを利用したい

ちょっと特殊なケースですね.スクロール操作を実現するだけなら似非xFolk対応(xFolkの仕様を部分的に満たすだけでLDRizeを動かすことはできる)すればいいだけですが,リンクがリストされているサイトでなければ,xFolkのマークアップは意味的には正しくありません.つまり「paragraph単位でスクロールして閲覧するようなサイト」用のmicroformatsがあれば嬉しい,ということですかね.この件を追いかける中で,Amazonの商品ページ()でもLDRizeが動くことを知りました.「j」「k」によるスクロール操作だけが利用できるパターンです.確かに便利です.

AutoPagerizeのmicroformatsは,完全にAutoPagerize用です.一方でLDRizeのカバーしているmicroformatsは,LDRizeのためのものではないので,LDRizeを動作させるためにマークアップすることが意味的に正しいとは限らないのですね.

じゃあ,今回のケースのようなサイトでLDRizeの「j」「k」スクロールだけを利用したいときにはどうすればいいでしょうか.オレオレフォーマットにはなりますが,SITEINFOに

domain:    'microformats',
paragraph: '//*[contains(concat(" ",@class," "), " ldrize-paragraph ")]'

のような記述を追加し,サイト側のマークアップで対応するってのは現時点ではアリかなと思っています.皆さん,どう思われますか.

最後に

ブログといえばRSSを吐くモノ,と定着したように,microformatsも「対応してあると便利!」から入って「対応するのがお作法だよね!」という雰囲気が強くなっていくと,もっともっとWebが便利になりそうですね!わくわく!

これがなきゃ!なWebサービス

ちょいと遅れてレスポンス!

TechCrunchの方は「Web2.0サービス」というくくりになっていたりFirefoxが含まれていたりして,母集団がよく分からないので,ボクは「アカウント登録して利用するWebアプリケーション」で考えてみようっと!頻繁に利用させてもらっているものをリストして,それぞれの利用形態と「代わりはあるか」「有料だとしても使うか」って点に着目して書いてみる!

Google - 検索エンジン

まずは検索エンジンGoogle.単純に,ドメインへのアクセス回数でカウントすれば最も頻繁に利用しているでしょう.

Googleが消え去ったらYahoo!でも使うことになるのかな.検索エンジンの比較って真面目にやったことがないから他はよく分かりません.1検索当たりの利用料が1円以下だったら使うと思う.月額3,000円とか.

Gmail - Webメール

Gmailがいきなりなくなっちゃうと色々とまずい.研究室のメールアドレスに届くメールから携帯電話に届くメールまで,ほとんどのメールをGmailに集約させて管理している.気が付けば与えられた容量も6GBを超えて,ローカルインストール型のメールソフトを駆逐する勢いですね.そればかりか,livedoorメールやau oneメールなど,他のWebメールも飲み込むほど.

ボクが自分のメールアカウントを所持してきちんと利用するようになった直後くらいにGmailと出会ったから,実はメールソフトって全然使ったことがない.だから代わりになるものって想像が付かないな.他のWebメールに乗り換える日はくるのだろうか.これから急に「有料!」となったら,月額300円ぐらいなら使うかな.もはやスイッチングコストが高くなりすぎた.

del.icio.us - ソーシャルブックマーク

メインのブックマークはdel.icio.usです.後述するtumblrの登場以降,少し位置付けが変わりましたが,基本的に気になったWebサイトはdel.icio.usに放り込みます.del.icio.usが一時的に利用不能になっているときはブラウザのタブを閉じられなくなります>< ちょっとした理由により,タグとコメントは必ず付けるようにしています.ブックマークは自分のためのものでありますが,身内はボクのブックマークを購読してくれているので,緩い連絡の意味で使うこともあります.「こんなのあったよ!」のブロードキャストです.

ちなみに,定期的にはてなブックマークとLDCに同期して使っています.同期の目的はバックアップとコミュニティへの参加です.del.icio.usが重たいときは他で過去のブックマークを漁ったり,はてなブックマークのコメントだけチェックしている層の人たちにもボクの発言も届かせたかったり,そんな感じです.

というわけで,ソーシャルブックマークはいくらでも代わりがありそうですね.インポートとエクスポートさえできれば,スイッチングコストはとても低いでしょう.もし有料になったら利用を止める人がとても多そうで,そうなるとコミュニティに参加する意義も薄れるから,自作のツールにでも乗り換えると思います.

Flickr - フォトアルバム

撮った写真は誰かに見て欲しいので,ローカルに貯めっぱなしにすることはありません.Flickrは大好きなWebアプリのひとつです.すでにお金を払って利用している数少ないWebサービスのひとつでもあります.レスポンスの速度を除けば,インストール型のソフト以上に写真管理に特化していて使いやすいのではないでしょうか.少なくとも,OS標準のエクスプローラで効率的に大量の写真を管理することはできないでしょう.今回リストする中ではスイッチングコストが最も高いかな.これまでに数千枚の写真をアップロードしているし,タイトル付けやタギングの労力,参加しているグループのことなどを考えると,代わりは簡単に見つかりそうにもありません.

ただ,最近になってSkitchを使うようになって,事情が少しだけ変わりました.Skitchについては次でお話します.

Skitch - スクリーンショットアルバム

すごく気に入って使っています.招待してくれた@lomoさんに感謝!お礼はFlickrのプロアカウントにすればいいですか><

説明書きは「スクリーンショットアルバム」としました.ブログを書いている人なら,スクリーンショットの管理については自分のスタイルがあるのではないでしょうか.ボクはブログの画像アップロード機能は全く使いません.例えば,ブログのホストを移行するときに,画像の扱いが面倒になりそうだからです.写真ならすべてFlickrにアップしておいて,ブログに貼り付けて使うようにすれば,ブログのホストが変わっても全く問題ありませんよね.スクリーンショットも同様です.

以前は,写真も画像も区別せずにFlickrにアップロードしていましたが,自分の中で「Flickrは写真専用!」との想いが次第に強くなっていました.そんなときにSkitchを知り,スクリーンショット専用アルバムとして定着するまでに至りました.

Skitchの良いところは「スクリーンショットをスナップ」から「Webにアップロード」までをシームレスにこなせるアプリケーションを提供してくれているところです.とにかくデスクトップアプリがよくできている.これまで「キャプチャ」「画像編集ソフト立ち上げ」「画像保存」「Flickr Uploadr起動」「アップロード」だった作業が「Skitch起動」「キャプチャ」「アップロード」で済むようになりました.興味のある人は以下の紹介記事なんかも見てみてください.

スクリーンショットの加工や共有などが簡単にできる多機能ツール - Skitch - sta la sta

「あちら側とこちら側の境界を限りなく見えなくする」ってのは今後のWebの大きなテーマでもあって,そこにGoogle GearやAdobe AIR,Silverlightなどがありますよね.Skitchを利用していると,こうあるべきだなぁという姿が見えてきます.ここまでデスクトップとWebの連携を実現しているソフトをボクは他に知らないので,Skitchは競合もなくかなり高評価です.でも無料でここまでよくできたサービスを体感できてしまうと,お金を払って利用するイメージが沸きませんね…

mixi - ソーシャルネットワーキング

twitter界隈では「え?まだmixiやってんの?」的な発言を見かけることも少なくありませんが,mixi内で楽しくやっている友達が少なからずいるので,mixiもとても大切なコミュニケーションツールです.日記はほとんど書かなくなりまして,友達の日記を見てまわるぐらいのライトユースです.コミュニティを覗いたり,mixiニュースを見たりmixiミュージックを活用したり,そういった踏み込んだ使い方はしていません.情報収集はmixiの外の世界でやります.あくまで「友達」というコンテンツのための利用です.

mixiプレミアム(有料アカウント)は利用していません.今後も利用の予定はありません.友達が日記を書かなくなったらアクセスしなくなりそう.現に,徐々にそうなりつつあります.ボク個人のワガママを言うと,みんなmixiの外に出てきてほしい.

Twitter - マイクロブログ

マイクロブログとは書いてみたものの,いつもどう説明していいものか困っちゃいます.上の方で「ドメインへのアクセスが最も多いのはGoogle」と言いましたが,よく考えてみるとブラウザ以外からのアクセスも数えるとTwitterの方が多いか>< とにかく脳内に浮かんだフレーズを垂れ流す場所ですね.前回のメンテ中に思い知らされたのは,気付けば脳内の発言さえもTwitter向けに整形されているということ.「メンテ中じゃなかったら今のをTwitterに書き込んでいたな」って思考が何度かあった.恐るべしTwitter脳.

mixiと比べると,やっぱり人同士の結びつきはかなり弱い.だから,例えばもしTwitterの日本ユーザが全員Jaiku(や他の類似サービス)に流れたとしても,Twitterのネットワークと同じ構造のネットワークが構成されるとは思えない.アテンションの対象は情報源となっている「人」じゃなくて「発言内容」というか,個々の発言の集積が織りなす「全体の雰囲気」と言った方が近いかな.

先にも挙げたJaikuとか,代わりの場所になりそうなものはたくさんある.でも,人がいないパーティ会場には用事はないから,話はそう単純じゃないだろうな.同様の理由で,有料になったら,って話も難しい.

Tumblr - 直感型Webスクラップブック

del.icio.usにポストするものを「左脳が反応したもの」とすると,Tumblrにポストするものは「右脳が反応したもの」と言えます.ソーシャルブックマークにはポストしづらい写真や動画,気になるフレーズをポンポンと投じて使っています.「何故ポストしたのか」なんて考えるのはナンセンス!「いいなぁ」と思ったとき,ポストはすでに終わっているんだッ!

一時期,ボクがTumblrを溺愛していた時期は,1日の中にTumblrのための時間って枠があった.Webをフラフラと歩き回ってみて,積極的にポストするものを探し求めていたな.今は,通り道にあるものだけをクリップしている.ダッシュボードは開かなくなりました.何故って,Tumblrのダッシュボードは時間を無尽蔵に吸い込むブラックホールだからです>< 修了年次のボクには毒です!毒!ステキな毒!

類似サービスにはsoup.ioなんてのがあります.アカウントを取っただけで使ったことがないので詳細は分かりません.ボクみたいにダッシュボードを見ないユーザにとってはTumblrにソーシャル要素はありませんから,すぐに他サービスに移行できます.月額300円ぐらいだったら使うかな.今となっては,言いたいと思ったときに言いたいことを言えなかったり,気に入ったものを残しておけなかったりするとストレスになるので(Twitter・Tumblr脳ですね),ちょっとぐらいならお金を払ってでも使うかもしれません.

livedoor Reader - フィードリーダ

国内では最も支持されているWebホスティング型のフィードリーダでしょう.ボクも色々なリーダを渡り歩いた後,2007年にLDRに落ち着きました.実はキッカケはLDRizeという,逆のパターンですね.キーボードショートカットの心地良さが好きで継続して利用しています.そういえばOPMLのインポート時にいくつかのフィードを上手く処理してくれなかった記憶がなんとなくあるけど… 忘れた\(^o^)/

フィードリーダは山ほどあるけど,どれもちょっとずつ操作感が違うから,意外とスイッチングコストは高いかな.月額500円ぐらいまでなら払いたいです.

なんとなくまとめ

大胆に2つに分けると「ツール系」と「ソーシャル系」があるってことが改めて分かりました.ツール系は利便性を求めて使うので,なんとなくでもお金を払って利用するイメージが沸きやすい.一方,ソーシャル系のサービスは,サービスの価値はそこにいる人たちの行動でいくらでも変動するので,具体的に「○○○円までなら払う!」と言うのは難しいと感じました.

Webサービスの有料アカウント

現状,ボクが有料アカウントを取得しているサービスは2つだけです(忘れていなければね).その2つとは,Flickrニコニコ動画です.

Flickrは,最初は無料アカウントを使っていて,よく分かっていないまま気が付いたら200枚を超える写真をアップロードしていて,そのときに初めて「無料アカウントではアップロードした写真は200枚までしか表示されない(削除されるわけではない)」と知り,仕方がないので有料アカウント登録しました.悪い言い方をすればFlickrの策略にはまったワケですが,今となってはほとんど制限なしで使える写真(画像)ストレージなので,大きな不満もなく利用を続けています.お値段は1年間で$24.95,日本円で3,000円弱くらいです.安いと思います.

ニコニコ動画は,有料アカウントが登場した瞬間に申し込みました.利便性を求めて,というよりは「ニコニコ動画という可能性を潰したくない」という想いからの登録でした.その頃は特に「回線費やばいよ」とよく言われていた頃で,少しでも足しになれば嬉しいなぁと思いました.こちらのお値段は月々525円.年間で6,300円ですか.ボクはこのエントリを書きながら価格設定を調べたくらいなので,それほど気にする価格ではありません.やはり安いと思います.

たった2つ.ボクの生活のかなりの部分を支えてくれているWebですが,お金を払って利用しているサービスはたった2つ.他の数十には上るであろうサービスは無料で使わせてもらっているんだなと,改めて実感しました.

さてさて,ここで引用を挟みます.

有料アップグレードサービスを提供する

Quotation from POLAR BEAR BLOG: Twitter のビジネスモデルは?

去年から利用を始めて,今ではすっかりボクの生活の一部となったtwitterのビジネスモデルについての議論です.「で,どうやって儲けるの」って話ですね.その方法のひとつとして,有料アカウントが挙げられています.

皆さんに質問!「もしtwitterが有料のサービスになったら,あなたは利用を続けますか」

ボクはどうしようかなぁ.まずは様子見かなぁ.日本人ユーザの大移動が起きて,大多数のユーザが類似サービスに移行するようだったら,ボクもそっちに行くだろうな.逆に,みんながお金を払ってtwitterに留まるんだったら,ボクも留まる.なんという日本人気質の後出しジャンケン.とはいえ,ここでボクが言いたいことは「お金を払うという選択肢も取り得る」ということ.それに見合うだけの価値があれば,「ありがとう」と一言添えてお金を払います.これは,Webサービスに限った話ではありませんね.すべてのサービス/プロダクトに対して言えることです.

時代を遡って「検索エンジンで1回検索する度に1円掛かる」としたらどうかな.きっと1ヶ月で5,000円くらい掛かっちゃうな.それでもやっぱり,得られるモノを考えたら安いと感じてしまうよ.Webはすごいな.まるでスーパーサイヤ人のバーゲンセールだな.

これだけ無料で色々と便利に楽しく使えちゃう中で,今後,ボクが有料アカウント登録しちゃうようなサービスは登場するのだろうか.するとしたら,それは一体,どんなサービスなんだろう.検索エンジンにしてもtwitterにしても,競合がいっぱいあって,無料で提供されているようじゃダメだ.有料じゃ競争できない.Flickrの例に習えば,まずは無料でサービスの良さを体感できて,その良さが病みつきになって,スイッチングコストが高いようなもの.対して,ニコニコ動画の例に習えば,他にはない強烈にオリジナルな価値を提供し続ける存在となるもの.

んー,どんなだろう,どんなだろう.

Ruby初め2008@札幌に参加してきました

Ruby札幌: Ruby初め2008@札幌

1月2日に開催された,どこよりも早い2008年のRubyのイベントに参加してきました.いつものRuby札幌のメンツに加え,今回はゲストとして日本Rubyの会高橋征義会長とshachiさんもいらしていました.いつも以上に内容の濃いイベントでした.

高橋さんのプレゼン「Rubyの歴史」は当日にUstreamで映像配信したものが録画されているので,embedしておきます.「これが本家…!」と,生で見る高橋メソッドに感動したのでした.高橋さんはとてもきさくな方で,また,ボクの大学の大先輩にも当たるということでますます親近感を持って,恐れ多くも色々とお話を聞かせていただきました.

現在,Ruby札幌のSkypeオープンチャットは,半ばshachiさんがみんなの質問に答えるスレ状態になっていて,ボクも何度もshachiさんに助けられています.今回のこのイベントに参加した目的の1つが「shachiさんにご挨拶をして日頃のお礼を言う」ことだったボクは,お会いできてとてもよかったです.

ここからイベントの様子を写真でレポート.まずは新春らしく書き初め.安価に素直に従って「魑魅魍魎」と書くのは@elimさん.ボクはちょこちょこ交流させてもらっていたのだけど,お会いするのは今回が初めてです.想像以上にステキな方で,季節のせいかちゃんと服を着ていました.

Ruby書き初め

お風呂でRubyの本を読んじゃうようなお嫁さんを持つ@tmaedaさんの書き初めは何かと素晴らしかった.他の作品も含めて,ニコニコの匂いがプンプンした.

Ruby書き初め

今年の目標に「IH (家で引きこもる)」を掲げていたMayu & Co.さんは,溢れる才能を隠し切れていなくて異常に面白かった.彼女は2008年のRuby札幌を支える存在になるだろうと勝手に確信しました.そんな彼女の書き初め.

Ruby書き初め

書き初めのあと,1人ずつ新年の抱負を語るなどして,新春らしい勉強会でよかったです!油断すると忘れそうになりますが,この日は1月2日なのでした.

サイン会の様子.高橋さんの著書「たのしいRuby」にサインをもらう乙女群.高橋さんはアイドル状態でした.微笑ましい光景です.

Ruby本にサインをもらう

勉強会のあとは懇親会,そして夜は札幌市内のホテルに転がり込んでの開発集会となりました.これまた楽しかったです!

開発の風景

開発の風景

ボクも開発集会の途中で高橋さんに@付メッセージを書いていただきました!嬉しい!この日はサイン本を読んで改めてRubyを勉強しました.

高橋さんのサイン

@elimさんはなんとMacBookにサインを!白いボディに黒字で『多様性は善』と書かれています.

@elimさんのMacBook

運営チームの皆さんは高橋さんやshachiさんと相談しながら開発を進めていました.その話を横で聞いているだけでとても勉強になりました.覚えておくと,近い将来の役に立ちそうな話もいっぱいあって,メモを取りながら聞いていました.

この夜は何故か空前の「そんなこともあろうかと」ブームが到来していて,皆さんが要所要所でカバンから持参の本を取り出すノリが面白かったです.特に注目を集めていたのは「RESTful Webサービス」です.URL設計の話は面白かった.これに合わせて,REST特集が掲載されている最新号の「WEB+DB PRESS」も重宝していました.

photo
RESTful Webサービス
Leonard Richardson Sam Ruby 山本 陽平
オライリー・ジャパン 2007-12-21

by G-Tools , 2008/01/03

photo
WEB+DB PRESS Vol.42
WEB+DB PRESS編集部
技術評論社 2007-12-22

by G-Tools , 2008/01/03

他に,話の中に出てきたURLを自分のためにメモしておきましょう.

そんなこんなで,翌1月3日の朝まで続いた新春のRuby札幌のイベントは,とても楽しくてためになるものでした.運営チームの皆さん,お疲れさまでした.ゲストの高橋さんとshachiさん,遠路はるばるありがとうございました.お気を付けてお帰りください.他の参加者の皆さん,お世話になりました.また次のイベントも楽しみです.

ありがとうございました!