「聞き上手」って言葉が広く受け入れられて,「聞き上手」な人が高く評価されているところをみると,世の中には「聞き下手」な人と「話し下手」な人が多いんだろうなって思う.
チームのプラクティス
ボクが属するとあるチームでは,誰かに話しかけるときに「○○さん,今は大丈夫ですか.□□です」のように,「話しかける相手の名前(○○)」と「会話のモード(□□)」を最初に明示するやり方がいつの間にか定着していた.主な会話のモードには「報告」「相談」「愚痴」「雑談」がある.
例えば「june29 さん,報告があります」のように使われている.
そして,会話のモードが変わるときには,話す場所やタイミングを変えることで,モードの切り替わりを体に教えてあげると,話しがスムーズに進むことが多い.よくあるのは「報告」だけして終わるつもりだった話が,話してみたら議論の余地があって「相談」に発展するパターンだ.こういうときは,座席からホワイトボードの前に移動して,頭のスイッチを切り替える.ときには室内から外に出て場を改めることもある.
会話のモードを意識する
しばしば語られる「女の子は話を聞いてほしいだけなのに,男は解決のための話をしてしまって,お互いに満たされない」問題も,会話のモードを意識すればよくなるかもしれないよ!
チームにおいて,目の前に問題があって,いくつかの解決案や代替案が浮かんでいるときは「相談です.こういう案があるんですけど,どうでしょうか」と,やや真面目モードで話し始める.すぐに解決できそうにはない問題が相手の場合は「いやー,愚痴なんですけどね」と切り出して,肩肘を張らない感じで話を進める.これは「話し上手」であるための工夫だ.そうすると,聞き手は楽に聞くことができる.
「話し下手」を相手に会話を上手に運ぶためには,聞き側が「聞き上手」にならなくてはいけない.そう,話し手の会話のモードをつかむんだ.その話は報告なのか,相談なのか,はたまた愚痴なのか… 会話のモードを把握するところまで達成できたら,モードに合わせた聞き方をしてあげれば上手くいくんだろうね.
10月の3連休,最終日の今日,12日は,ゆっくりゆっくりと過ごす時間を持てた.目が覚めて「どうせお昼ぐらいまで寝ていたんだろうな」と思ったら意外と9時くらいで,得をしたなぁと思ってぐだぐだしていたら,結局ほとんど何もしないままお昼を迎えた.
こんな晴れの日に,カメラは「写真でも撮りにいこうよ」とボクを誘い出してくれるからありがたい.

最近になってボクと知り合った人には誤解を与えがちなんだけど,ボクがもともと体内に持っている時計ってのはとてもまったりしたやつで,慌ただしい日常についていくのはなかなか大変だ.どうも最近のボクは「忙しい人」と思われることが多くて,誰かに会いに行っても「忙しいのにゴメンね」なんて言わせてしまうから,これはどうにかしたいと思っている.
きっと,ひとり暮らしの寂しさを感じずにいられるように,無意識に予定をびっちり詰め込んでいるんだろうな.慌ただしいのは得意じゃなくても,楽しいことや賑やかな場所は好きなんだから不思議なものだ.ボクによくしてくれる皆さんは,面白い集まりがあればこれからもどうぞ誘ってやってください.尻尾を振って飛んでいきますよ.
26歳
ゆっくりとした時間の中で,色んなことを考えていた.

同い年の人と会ってお話をするのは楽しい.同年代の人,歳が離れている人とも楽しい時間を共にすることは多いのだけれど,同い年の人と話していて「この人は面白いなー」と感じるときは,「この人にあって自分にないものはなんだろう」と考えさせられて,それがすごく楽しい.同い年ってことが大事だ.高校生のときに甲子園の中継を見て「わー,このピッチャーは同い年か!すごいな!」となるあの感覚だ.
20年前には,せいぜい「自分の名前を漢字で書ける」「かけっこが得意」「絵が上手」とか,それぐらいのものだったボクらの「差」は,26歳にもなるととんでもなく大きなものになっている.ここ1〜2ヶ月くらいの間に話相手をさせてもらった同い年の人にも,本当に色んな人がいる.ある人は,技術者としてすでに名を揚げている.ある人は,世界中を旅して回っている.ある人は,底知れぬバイタリティでまた新しいことを始めようとしている.ある人は… キリがないから,列挙はやめよう.
最後にもうひとりだけ,ボクと同い年の男を挙げよう.それは,ボクが生まれたときの親父だ.いつの間にかボクは,親父が「父親」になったときの歳まで生きてきたんだ.
親父は,お袋がボクを身籠もったと知ったとき,何を考えたんだろうなあ.そこにはどんな覚悟があったのだろう.自分ひとりの生活でせいいっぱいな今のボクには,想像がつかないや.ずっと前に一度だけ写真で見たことのあるアフロヘアーの親父と,同い年の友人としてサシ飲みして,「実は,ガキができちゃってな」なんて言われたら,ボクはなんて返すんだろうなあ.

砂時計の砂を見ながら,親父のことを考えていた.
ゆっくり

たまにこうやってゆっくり過ごすと,自分を取り戻せたって思える.自分がやりたいことはなんだろう,辿り着きたい場所はどこだろう,って改めて考える.まわりを見ては羨んでばかりいるけれど,ボクだって前に進んでいるって実感はあるんだ.ゆっくりゆっくり,また進んでいこう.
連休が終わる.また慌ただしい1週間が始まる.