2010年のエントリ

オブジェクト倶楽部2010夏イベントで講演してきました

オブジェクト倶楽部2010夏イベントの「ぴちぴち若人トラック」に29分の枠をいただき、講演してきました。運営の皆さま、参加された皆さま、どうもありがとうございました。

講演について

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27歳のボクですしね、いざ講演に臨んでみると「ぴちぴち若人」というよりは「ふわふわアラサー」な内容だったかと思います。

24歳まで続いた学業を終えて、就職のために東京にやってきてから2年と少し。毎日、お仕事しながら、お仕事以外の活動を続けながら、自分と向き合いながら、先人たちの姿を見ながら、考え始めては思考の沼にハマりがちな「どうやってこの世界を生き抜いていくか」について。現時点での自分の考えを90枚の背景画像とともに話す機会となりました。

講演では、みっつのキーワードとして「Life / Work / Profession」を置きました。

自分のまわりを見渡してみると「個性を輝かせて生きている人は美しい。こんな人たちが増えたら嬉しい。願わくば、自分もそうありたい」と思わされるときがあります。どのように暮らし、どのように働き、どのように生き続けていくか。自分らしく生きていくために、何を大事にしたらいいか。答えは分かりません。これからもっともっと考えていくことになるのだと思います。

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http://www.flickr.com/photos/hsbt/4798417445/

イベントについて

関将俊さんの招待講演「ファッションと実践」

聞けて本当によかった。ここで聞いたお話は、持ち場に戻ってじっくり考えてみたいことで溢れていました。さらにお話を聞こうと、講演後に関さんのところに行ってみると、関さんはしきりに「何も考えていない」と言っていました。むー。むむー。

ちょっとだけメモ。

  • 9時から18時だけ自分の理想とする開発者の役を演じてくださいませ
  • 方法論は実践の模型である
  • 今の自分たちは「チーム」なのか「グループ」なのか
  • 言いにくいんだけど、仕事だから言ってみっか
  • 関さんは、どのようにして自分に憑依させるイマジンを見つけたのですか

あとはそうだな、フィードバックのお話もありました。フィードバックを絶やさないこと。フィードバックがあれば変われること。

ぴちぴち若人トラック

自分の他にも何人かのアラサー芸人や、下はぎりぎり昭和生まれな人まで、色んな人の色んなお話が聞けてとても面白かったです。もっと多くの人の「俺の話を聞け!!」に出会いたいですね。生きている人間のお話を聞くのは面白いです。

特に、角掛くんの潔さと勢いの込もったトークと、nsgc さんの「アイイーロクガー アイイーロクガー」の現場のお話が印象に残っています。

ライトニングトークス

どれも面白かったです! ポケモン UML の「1..40億」はすごく笑いました。建築の「納まり」のお話にはヒントがありそう。g1983ers で出会った goyoki さんのガチなテストのお話も、ようやく聞くことができました。とても面白かった。

まとめ

講演のお誘いをくださった三村くん、どうもありがとうございました。講演タイトルを提出してリジェクトされそうになったときや、持ち時間が29分になってタイムテーブルがぐちゃぐちゃになったときは、講演を辞退しようかと思ったりもしました。でも、引き受けてよかったです。考えを整理する絶好の機会となりました。どうもありがとう。

運営の皆さま、素敵なイベントをどうもありがとうございました。オブラブのイベントに参加するのは今回が初めてで、運営のクオリティの高さに驚きました。勉強させてもらいました。安心して参加することができました。

発表者の皆さま、興味深いお話をありがとうございました。「ぴちぴち」以外の「わくわく」「すくすく」の講演も聞きたかったです。またオブラブのイベントに参加したい!

会場でお会いしたすべての皆さま、どうもありがとうございました。またよろしくお願いします!

結婚カンファレンスに参加してきた

祝福しろ 結婚にはそれが必要だ

祝福しろ

平成22年5月2日、庄司嘉織さんと永田祐子さんが結婚されました! これを記念して、結婚カンファレンスを開催します。 同じ業界の二人だからこそ実現した、披露宴でも二次会でもない、 結婚カンファレンス、略して「keccon」! たくさんの方々にご参加いただけることを新郎新婦が希望しておりますので、 ぜひ、ご参加ください!

Keccon2010

2010年7月3日(土)に開催された結婚カンファレンスに参加してきました! 当日スタッフとして、会場の設営やお片付けをお手伝いさせてもらいました。とっても貴重な体験だったと感じています。すっかり日が経ってしまいましたが、参加記録です。

おふたりとの関係

新郎の yoshiori さんのことは、しばらく前から一方的に知っていました。RubyKaigi や JJUG で発表の場に立つ yoshiori さんは、なにしろあの髪の色ですしね、一度見たら忘れられなくなる存在です。

きちんとお会いして挨拶できたのはJOJO勉強会のときです。yoshiori さんが第5部の担当、ボクが第3部の担当でした。気が付いたときには、握手を交わしていたと思います。

ATND

新婦(≠神父)の ngtyk さんのことも、しばらく前から一方的に知っていました。最初に存在を認知したのがいつなのか、はっきりと思い出せませんが、2008年に東京で開催された高専カンファレンスの LT では、ボクも発表者として ngtyk さんにドラを頂戴しています。そういえば、浅草を案内してもらって、どじょうを食べたことがありましたね!

どじょう鍋

煙の御利益

嘘みたいにおめでたい場

smash the groom

(http://www.flickr.com/photos/kakutani/4759408664/)

今の気持ちはなんというか・・・ああ、ほんとに終わってしまったんだな、という感じ。寂しいです。だってだってなんなのアレ?奇跡すぎるじゃないですか!カンファレンス形式でやりたいっていう私達のワガママを、スタッフのみなさま・目黒雅叙園のみなさま・参加者のみなさまが200%叶えてくださるとか、もうどうかしちゃってる。日本始まってる。「大きくなったらお嫁さんになるの・・・☆」って言ってたょぅじょ時代のあたしがビタイチ想像してなかった、想像もできなかった、奇跡の時間と空間。カンファレンス中はいい意味でいっぱいいっぱいであっという間に終わってしまった感じだけど、思い返すたびに、奇跡としか言えないなと思う。どんな形であれkeccon2010に関わってくださったすべての方に感謝します。奇跡を起こしてくださってありがとうございました!!!

今日ほどタイトルに悩んだ日記はない(keccon2010を終えて) - ナガタユウコオフィシャルブログ

奇跡すぎて、すんごい自惚れたこと言っちゃうと、結婚カンファレンスはもう二度と開催できないんじゃないかとすら思う。

今日ほどタイトルに悩んだ日記はない(keccon2010を終えて) - ナガタユウコオフィシャルブログ

「奇跡」という表現がピッタリな、嘘みたいにおめでたい時間と空間がありました。あそこにいた人たちは、きっと所属も趣味も考えていることもバラバラ、結婚関係のイベントでは有り得ないくらいに服装もバラバラで、だけど、幸せそうにしている yoshiori さんと ngtyk さんをお祝いするという点においては… いや、それすらもどうだったか分からないくらい。どうしてあのイベントは成立していたんだろう。帰り道で、そんなことを考えていました。いくつかのイベントの運営に関わってきた人間として、結婚カンファレンスの成功は、奇跡としか言いようがないと感じました。

ひとつ、参加者の皆さんのイベント力が相当に高かったことは、成功要因だと思います。よく分からないドレスコードで、何を着ていっていいか当日スタッフすらも把握できていないカンファレンスでしたが、「なんか想像していたのと違う」などと文句を言ったりせず、その場を見てその場を楽しもうとする参加者の皆さんのスタンスは、場に柔らかい雰囲気をもたらしていました。「結婚カンファレンスってなに??」と聞かれたところで、誰も経験者はおらず、答えられないわけですからね、参加者の皆さんの協力があって、あの場は成立していたのでしょう。さすがカンファレンス力の高い新郎新婦のもとに集まった人たちです。素晴らしいことです。

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http://www.flickr.com/photos/koichiroo/4760241855/

Keccon 2010

http://www.flickr.com/photos/recompile_net/4758853691/

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http://www.flickr.com/photos/darashi/4803335019/

「持ち寄り」

この日を過ごしてみて、改めて、自分は「持ち寄り」という考え方がとても好きなのだと実感しました。結婚カンファレンスは、参加登録が自由、コンテンツとなる Lightning Talk も公募でした。それぞれが、持ち寄りたいと思うものを持ち寄って、全体が形成されていました。「与える側」と「与えられる側」がいるのではなく、それぞれが、自分にできることを持ち寄って場に寄与する。美しい世界だと思いました。

まとめ

おふたりとは、それぞれに面識があったので、ぜひ参加したいと思いつつ、自分が参加しちゃってよいのだろうかと迷っているところに、当日スタッフのお誘いをいただきました。おかげで、堂々とあの場に居合わせることができました。奇跡の場に居合わせることができて、新郎新婦と同じ奇跡を体験することができて、本当にラッキーだったと思います。どうもありがとうございました。

yoshiori さん、ngtyk さん。この度は、ご結婚、おめでとうございます。どうぞ末永くお幸せに。

2010年に想いを馳せる「After Web2.0」

はじめに

先日、お仕事の一貫で Web の近況についてまとめていて、そういや Web2.0 ってなんだったっけ、ってことを改めて考える機会がありました。そこで得られた知見や、描かれた図表が面白いものに仕上がったので、このブログにも載せておきます。

ここ数年の Web をずっと見てきた人にとっては、何も思わずにはいられない素材になっているかと思います。

成果報告資料から抜粋

What Is Web 2.0

What Is Web 2.0

「Web 2.0 の7つの特徴」も、改めて噛み締めてみるとなかなか味わい深い。文面だけ見て「今は状況は変わった」と言うことはできるけれど、本質的な部分は充分に語られている、という印象です。

The Trend Of The Web

ボクらのチームメンバーで1時間くらいかけて洗い出したコンシューマ向け Web サービスを、サービス開始時期を調べて年表っぽくしてみました。2000年、2004年、2006年、2008年と、等間隔ではない線をなんとなく引いてみたのですが、ここにトレンドの変化があると考えています。例えば、2007年には iPhone が登場しているんですよね。そこから先は iPhone 以後の世界として捉えることができます。2004〜2006年あたりの「もう全部 Web でできる、ブラウザがあれば事足りる」な風潮を思い出してみると、iPhone や iPad が躍る2010年ってのは面白いですよ。

Workshop 1

Workshop 2

さまざまな角度からここ数年の Web を切り取った資料を題材に、参加者みんなで意見を出し合うワークショップを行いました。

Web 1.0 => Web 2.0 => ???

この表を見てください。Web アプリケーションの様相の変化を「Web 1.0 での○○は、Web 2.0 では□□に置き換わった」と表現したものです。例えば [6] の personal websites は blogging に変わり、では、そのあとどうなったか… なんて考えてみると、発見が多いです。ボクは [11] [12] [14] あたりがグッときました。

おわりに

「Web があればなんでもできる!」と湧いた Web 2.0 の大ブームから数年が経過し、今になって当時を振り返ってみると「視野が狭かった」ように感じられます。Web そのものの進化、新デバイスの登場、ユーザ文化の変遷などなど、あらゆる変化を受けて、2010年、Web は今の形をしています。皆さんは、Web 2.0 を振り返ってみて、2010年の今に何を感じるでしょうか。

Twitterのタイムラインを可聴化するChirp sound playerを作った

皆さん、Chirp していますか!ボクは相変わらず Chirp のある日々を楽しんでいます。Chirp がなければ出会わなかったであろう tweet ってのがけっこうあって、API の設計ひとつでユーザの行動にも影響があるなぁと考えると面白いです。

このまま Chirp がまっとうに進化していけば、あらゆる Twitter クライアントが既存の API から Chirp に移行し、誰もが即座に自分の tweet に対する反応等を知れるようになるでしょう。これに対してボクは何か働きかけようとは思いませんでした。

他に Chirp の可能性はないだろうか。模索していました。タイムラインに流れる tweet を数十秒遅れではなくリアルタイムに受け取れるようになったとき、何が変わるでしょうか。考えてたどりついたひとつの答えが「音」です。「つぶやき」とも呼ばれる tweet が人々の「おしゃべり」だとしたら、数十秒おきにまとめて、ではなく、リアルタイムに感じられるべきでしょう。

というわけで、Twitter のタイムラインを可聴化する Chirp sound player を作ってみました。

ChirpUserStreams => WebSocket にリンクがあります。

JavaScript で audio タグを生成して音を鳴らしている実装の都合から、Firefox の上でしか動きません。前回のエントリで ChirpUsersStream を WebSocket で閲覧するアプリを紹介したときには「Google Chrome でしか動かない」と書きましたが、今回は swf を間に噛ませて Firefox でも WebSocket が動くようにしています。

Chirp を毎日眺めていると、ユーザの行動習慣のようなものが見えてくるときがあります。「また○○○さんのハイパー follow タイムが始まった」「□□□選手の fav 無双だー!!」といった具合です。しかし、これを見つけるためには訓練が必要です。もっというと「目」が必要です。ところがボクの目はふたつしかなく、そのふたつを常に Chirp に割り当てていては職を失ってしまうでしょう。そこで「耳」を使います。

Chirp sound player では、Twitter ユーザの screen_name を用いて音階を決めています。screen_name が変わらない限り、ユーザの音階は固定となります。これにより、優れた耳があれば、ある程度、音だけでタイムラインの様子を知ることができるようになります。screen_name から単一の音階ではなくメロディを作るようにすれば、ユニーク性が増してもっと楽しくなるかも知れませんね。

そもそも「可聴化」という言葉は @negipo さんの2年前のエントリで出会い、書かれていることにも大きく納得させられたのでした。今になって読み返してみてもやはり面白い。

LDR上ではてブ数を可聴化するgreasemonkey、LDRHatebuCountListenableを書いた (polog)

実装について少し

JavaScriptで波をつくろう。リアルタイム波形生成&再生 - Yanagi Entertainment

@yanagia さんの上記エントリが素晴らしくて、刺激を受けた背景があります。今回は「JavaScript から任意の音階の任意の長さの音を出したい」が要望だったので、公開されているソースコードを大いに参考にして関数を作りました。

june29’s jsaudio at master - GitHub

HTML5 に触れたい!と思い、WebSocket と audio タグで遊んでみる、というところまできました。どんな工夫を取り入れたらもっと可愛らしく面白くなるだろうかなー。

今回分かったこと

音を扱う作業をしていると、作業中に BGM をかけることができなくて悲しい。

TwitterのChirpUserStreamsをWebSocketで垂れ流す

Twitter の ChirpUserStreams を WebSocket で垂れ流して閲覧できるアプリを作りました!WebSocket 対応ブラウザ(Chrome 等)でお楽しみください!WebSocket すごい!ユーザ体験が変わる!

ChirpUserStreams => WebSocket

Tweets and Events

ボク @june29@kei_s から見た世界を体験できるようにしてあります。ChirpUserStreams については、以前にエントリを書きました。

TwitterのChirpUserStreamsをごくごくしてみた

本家の API がベータ版であり、まだまだ不安定なので、たまにスクリプトの再起動をかけたりしながら動かしています。見てみたいけど「なんにも表示されないよ?」って方がいたら、@june29@kei_s に話しかけてみてください。対応できるかもしれません。

ご自身のアカウントで試したいという方は、Ruby で書いたソースコードならありますので、よかったらご利用ください。

ソースコード: june29’s chirp2websocket at master - GitHub

ChirpUserStreams を WebSocket に流すまで

システムの基本構成は以下の通りです。

基本構成

Twitter の ChirpUserStreams が「水道の蛇口」だとしたら、Ruby でつくったホースを蛇口につなぎ、ホースのもう一端に WebSocket のアタッチメントをつけました、というところ。protected な対象はホースに仕掛けたフィルタで除去します。Chrome 等の WebSocket 対応ブラウザでアクセスすると、まるで水のように tweet と event が流れてきます。面白いのは、すべてのデータは「フロー」であって、システム内に一切の「ストック」を持たない点です。ユーザが自由に蛇口とホースとアタッチメントを選べるようになったら本当に面白いことになりそう。

さてさて、せっかくなので ChirpUserStreams で遊びたい放題しようと思い、以下のような構成のシステムを動かしています。

全体構成

Ruby でフェッチした ChirpUserStreams のデータは、RabbitMQ に突っ込むと同時に mongoDB にも投げつけました。あとから好きなようにデータを解析できます。JSON 形式そのままで投げつけることができるので保存はとても楽です。自分用 buzztter や自分用ふぁぼったー、自分用twitter検索を作ったら面白そう!

RabbitMQ に突っ込むと、ここから分岐させて stream データを活用できるようになります。本家 Twitter からのフェッチは1本にしておいて(制限もあるので)、利用は何本でも自由に、ってのが良いですよね。

今回は、自分の tweet が favorite されたり retweet されたり、reply をもらったり follow されたときに、iPhone にプッシュ通知を送り、MacBook に Growl で通知するように仕掛けてみました。favorite/retweet/reply から5秒以内に iPhone が「ティロリン」と鳴る体験は、なかなか刺激的で面白いものです。im.kayac.com は、HTTP リクエストを iPhone のプッシュ通知に変換してくれるもので、今回のようなソーシャルアプリ以外にも、システム運用や様々な場面で活用できます!

メモ

ただただ ChirpUserStreams を curl で取ってきてコンソールに出力してキャッキャと騒ぎ始めてから、気が付いたらデータで遊び放題できるところまでシステムを組んでいました。ここ数日間で知った要素技術、それを実装したソフトウェア、利用したアプリケーション等のメモです。

いろんな場面で EventMachine が登場して驚いた。これからますます活用されるようになりそうだ。

まとめ

WebSocket って、正直なところ、あまりピンときていませんでした。恐らく「垂れ流してみたいデータ」がなかったからだと思います。それが、Twitter の ChirpUserStreams の登場によって「これで勝つる!」とシビれるに至りました。キラーアプリケーションというか、キラーデータ、キラーストリームといったところです。

ChirpUserStreams 面白い!どうか公式 API になってほしい!WebSocket 面白い!もっといろんなストリームを垂れ流したい!みんなも遊んでみよう!