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Entries in 2010/04

子どもたちは野良猫の名前を知っていた

10代前半まで、繰り返し引っ越しを経験したためか、自分は「土地に対する愛着」を知らずに育ったように感じることがある。人生において「何を成すか」は重要だとしても「何処で成すか」については無頓着であった。だからか、24年間を過ごした北海道を去るときにも、大きな決意は必要なかったんだ。これは、ある種のコンプレックスかもしれないと思っている。

Passage

今のお部屋に住むようになってから、丸2年が経過しようとしている。改めて、土地への愛着について考えてみたい。

アイデンティティとしての土地

愛着云々、なんて言ってみても、ボクは北海道が大好きだ。だけど離れてしまったのもまた事実。大好き、だけど離れた。

「北海道出身」はボクの大切な自己紹介のひとつだ。これを示すだけでコミュニケーションが円滑になったりする。ボクのアイデンティティのひとつと言えよう。

「大田区蒲田在住」も、自己紹介のときに言う。北海道ほど胸を張って「大好き」とは言えないけれど、この辺りは好き。もうしばらく住んでみるつもり。

Stairway to the sky

北海道の、例えば札幌に住んでいた頃。買い物に出掛けたり、飲みに行ったりする場所って、もう大体決まっていて、詳しい人がひとりいればそれで事足りる。田舎に行けば行くほど、その傾向は強いだろう。ところが東京だと、駅ごとに景色が違っていて、東京の外から見た人がいう「東京」という言葉が指すような、ただひとつの東京は存在していない。だから、地域ごとに、詳しい人がいるとよい。東京に人が集まることを「一極集中」と言うこともできるけれど、同時に、東京内では「多極分散」が起こっているとも言える。

アイデンティティとおもてなし

「じゅーんさん、遊ぼう!」「飲みましょう!」「写真を撮りに行きましょう!」とありがたいお誘いをくれるお友だちにボクができる恩返しといえば、せいいっぱいの自分で接することだけだ。ボクに声をかけてくれたのだから、ボクの何かに少なからず期待してくれている。誰にでもできるようなおもてなししか出せないようだったら、そこにいるのはボクじゃなくてよい。

さらに、自分の活動地域にお友だちが遊びにきてくれるときは、そこにしかない楽しみ方をしてもらいたいと思う。ステキな景色に、美味しいお店に、連れていきたいって思う。やっぱり土地はアイデンティティなんだ。

その土地にしかないもの

「インターネットは距離を超える」なんてのは、あるところから先は全部嘘だ。ここ1年ぐらいの間、イベントに参加するために九州、北陸、東北へと足を運んだ。たったこれだけの体験で、嘘だと分かった。

子どもたちは野良猫の名前を知っていた

ボクは、この土地を愛そうと思った。この土地に、さらなる愛着を持って生きてみようと思った。最近は暇を見つけてはお散歩に出かけている。

お散歩したり、運動のためにこの辺りを走ったりしていると、1週間で30匹くらいの野良猫と出会う。だけどボクは、猫たちの顔を全然覚えられなくて、目の前にいる子が、初めて会う子なのか、以前に会ったことがある子なのか、全然分からなくてとても悲しい。

今日のお散歩のとき、野良猫と遊んでいたら、近くで遊んでいた子どもたちが話しかけてきてくれた。

「なんで写真を撮っているのー?」「この辺りのことをもっと知りたいと思ったからだよ」「はじめてきたのー?」「近くに住んでいるんだけれど、あんまり知らなくてね。この猫は知っている子かい」「メリーだよ!メリーおいで!」

子どもたちは、野良猫のことを知っていた。いつも遊んでいる場所まで案内してくれた。もじゃもじゃのボクを本当に温かく迎え入れてくれて、感謝の気持ちでいっぱいだ。あの子たちは、この地で豊かな毎日を生きているのだろう。とても勉強になった。

気持ちを新たにして

土地を愛して生きることは、豊かな日々を得るためにとても大切なことのようだ。他の地では得られない体験を重ねていけば、個人の豊かさにもつながるだろう。この足で歩き、この目で見た景色を、この肌で感じた空気を、覚えておきたい。せっかくだから、この指でシャッターを切っておこう。

ボクはこの街が好きだ。大田区蒲田が好きだ。興味があったら、遊びにきてほしい。美味しいものを食べながら、楽しくお話しよう。悪ふざけしよう。ボクも君の街へ遊びに行くから、そのときは、おもてなししてほしいよ。

雨の日の長靴

TwitterのChirpUserStreamsをごくごくしてみた

Twitter API Wiki / ChirpUserStreams

例によって @kei_s@darashi が「わー」「たのしー」「きゃーきゃー」と騒いでいて感化されました。身近に新しいもの好きのハイセンスな人がいると日常が刺激的で楽しいなー。

ChirpUserStreamsってなーに

小池さんの説明が詳しいです。

高密度小池 / User Stream 時代の Twitter の過し方

followings の tweets がリアルタイムで流れてくる、ってのも確かに刺激的で面白いんですが、小池さんが言うように、受信時刻がせいぜい数十秒違うくらいです。ただ、この数十秒がユーザ体験にどういった変化を与えるか考えるのは有益だと思います。

それよりも面白いのは、followings の favorite や follow や retweet といったイベントが流れてくることです。将来的にこの API が標準化されて、クライアントアプリケーションでもこの辺りのイベントを扱えるようになると、ユーザ体験がリッチになるでしょう。

お遊び

@kei_sgist: 373523 を参考に、10行くらいのスクリプトを書いて流れてくるものをすべて保存してみた。4月27日と4月28日の分を漏らさず取得できたので、さっくりチャートを作ってみたよ。1時間ごとの tweets 数と event 数です。Google Chart Tools はなかなか使いこなせないのだけれど、こういうときに気軽に使えて重宝しています。

4月29日分を追加した。

Number of tweets (27, April)

Number of tweets (28, April)

Number of tweets (29, April)

Number of events

Number of events

Number of events

一応の考察。

  • tweet 数は、日本人の活動時間を反映しているように見える。昼休みもちょっと見える
  • favorite 数は、だいたい tweet 数と同じ推移の形に見える
  • follow 数は、時間帯に関係が薄いように見える
  • retweet 数は、総じて少ない。ちなみにこれは、いわゆる公式 ReTweet の数。非公式が愛用されているのだろう

ほいで、全体を貫いて最も重要だと思っていることは「これは、あくまでも @june29 の見ているタイムラインのお話にすぎない」ということ。Web エンジニアや技術好き、新しいもの好きのユーザを中心に、1500人ほどを follow しているボクの見ている世界は、こんな形をしている。それ以上のことは言えない。きっと、他の人のタイムライン、ユーザストリームは、また違った形をしていて、ユーザ間で比較したときにようやく本格的な考察ができるのだろう。

まとめ

ChirpUserStreams をごくごく飲んで遊んでみたよ。いついなくなるか分からない子だけれど、もうちょっと遊ばせておいてほしいな。他のユーザさんから見えるタイムラインがどんな形をしているか見てみたい。楽しそう。

高専カンファレンス in サレジオに参加してきた

通算11回目の開催となる高専カンファレンス in サレジオに参加してきました。今回は発表者としての参加でした。

サレジオ工業高等専門学校

会場に到着したボクらを魅了したのは、サレジアンホールという素晴らしい会場だ。校舎もとにかくキレイだった。

高専カンファレンス in サレジオ

高専カンファレンス in サレジオ

そのあまりのキレイさに心を洗われて、懺悔を始める者すらあったという。

懺悔

(Taken by ZoAmichi)

素晴らしい会場で素晴らしい時間を過ごせたカンファレンスでした。感謝!

高専カンファレンスは転機を迎えただろうか

これまでの11回の中で、今回ほど自分の気持ちを文章化できなかったことはない。まだまだ整理できていないのだけれど、忘れないうちに今の感覚を書き留めておきたい。

サレジオオリジナル。高専カンファレンスは、開催ごとに実行委員が組織される開催スタイルなので、毎度毎度オリジナルな開催になるのだけれど、今回はいつも以上にオリジナリティを感じることとなった。実行委員会本体のボクらが特に手を貸さなくてもサラリと開催を実現してくれたサレジオの実行委員の皆さん、強力なチームだ。

実行委員長と

(Taken by dachiba)

開催までのフローも面白かった。サレジオの実行委員の皆さんはなかなかにアグレッシブで、がしがしと前に突き進んでくれる。たまに危なっかしい場面もあったりして、そのときには年寄りのボクらが慌ててフォローするという、なんとも健全な流れがあった。楽しかったです。若い子に勢いがあるのはいいことだなあ。

発表について、ほんの少し。種類として面白かった(内容も、もちろん)のが、三三株式会社の「企業の発表」と、シロズさんの「学会発表っぽい発表」だ。これまでの高専カンファレンスではお目にかかることのなかった風景がそこにはあった。コンテンツの幅がグッと広がったように思う。それと、個人的に、シロズさんの発表が場に受け入れられていたのはとても嬉しくて、ボクも次は解析結果を披露するような発表を用意したいと思っている。

高専カンファレンス in サレジオ

さて、様々な新しい風が吹き込んだサレジオでの高専カンファレンス。これから高専カンファレンスはどこに向かい、ボクらは次にどんな景色を見るのだろう。この開催中にお話させていただいた人たちも、みんなそれぞれ未来の高専カンファレンス像を描いていた。何が良いとか何が悪いとか、ボクには言うことはできなくて、ただ、このカンファレンスが、それぞれが実現したいことを実現できる場所であり続けてほしいと願うばかりだ。

自分の発表

資料をアップしようかどうか迷っているところ…!

june29

(Taken by kawataso)

june29

(Taken by earth2001y)

june29

(Taken by maguro.jp)

テーマはいつも通りに「学校の講義でパラパラと単調にめくられるものがプレゼンテーションではないよ!」「プログラミングしておもちゃを作って遊ぼう!」「技術者であることを誇りに思え!」ぐらいのもんでした。

後輩ちゃんたち

極めて個人的なお話。ボクと同じ高専を卒業した後輩ちゃんたちが会いにきてくれた!!うひょー。

KNCT

(Taken by ZoAmichi)

とっっってもステキな写真だと思うの。かわいい。後輩ちゃんたちはみんな、ボクなんかのお話を一生懸命に聞いてくれて、おじさんはとても嬉しかったのでした。ありがとうありがとう!

まとめ

高専カンファレンス in サレジオ、大いに楽しませてもらいました。運営の皆さん、発表者の皆さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。

furajiだっこ

(Taken by kawataso)

iPad
june29lock

(Taken by ZoAmichi)

そろそろこの子も、ボクの想像の範囲を超えてきたなあ。「次は参加したい!」「次は発表したい!」「次は運営したい!」そんなほとばしる想いが、あの日の懇親会場から、開催終了後の今も溢れている。わくわく。

集合写真

(Taken by kawataso)

また次の開催で会いましょう!