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Entries in 2010

TwitterのイベントをNotifo経由でプッシュする「Notwife」をリリースしました

「名前、どうしよっか」「んー、Twitter と Notifo だから、Notwifo でいいんじゃないの」「お、いいねー」ってお話をしていたはずなんだけれど、気が付いたら最後の “o” が “e” に変わって Notwife が名前になっていました。

Notwife is not your wife.
Notwife is not your wife.

@kei_s@june29 のチームで作ったアプリを紹介します。

Notwife ってなあに

アプリケーションの説明は Notwife の Web サイトに書いてあります。

なんで Notwife を作ろうと思ったの

モチベーションはみっつくらいありました。

  • Twitter の Site Streams に触れてみたい
  • Pushable Web への布石にしたい
  • むしゃくしゃしてやった

Twitter の Site Streams に触れてみたい

2010年9月28日に投稿された User Streams goes Production, Site Streams adds Home Timelines – Twitter Development Talk | Google Groups を読んで Site Streams は面白そうだなぁと思いました。

Twitter のユーザは数え切れないほどたくさんいて、API に触れているのは、そのうちの100人に1人くらい。さらに、Streaming API に触れているのは、そのうちの100人に1人くらい。さらにさらに、Site Streams の API に触れている人となると、そのうちの100人に1人くらい。そんなふうにざっくりと仮定してみて、Site Streams は遊び甲斐がありそう、遊んでみよう、と思うに至りました。

いやあ、Favstar.fm の「速さ」には恐れ入ったのですよ。クローリングとかスパイダリングとかスクレイピングとか API を叩くとか、データを取得する方法はお行儀の悪い方法から正式な方法まで色々とありますけれど、たくさんのユーザの行動データを Streaming API で取得できると、ここまでユーザ体験が変わるもんですか、ってね。

Pushable Web への布石にしたい

TwitterのChirpUserStreamsをWebSocketで垂れ流すで書いたような個人用システムは半年前にはすでに動いていて、プルだけじゃなく「プッシュ」という選択を自由に活用できる状態で Twitter を楽しんできた。ときには、他の Twitter ユーザさんの iPhone にプッシュを送る「プッシュ代行業」を趣味で展開したりもしていて、喜んでくれていて、この状態はもっと多くのユーザが簡単に体験できるべきだ、との考えを強めていた。

たとえば「ふぁぼられた!」を瞬間に検知できるのと、その日の夜に「あ、ふぁぼられていたのか」と遅延とともに知らされるのとでは、休み時間の教室でボケをかましたときに、その場で笑いが起きるのと、その日の夜にメールで「あれ、面白かったよ」と知らされるのと、それくらいの違いがある。その場で笑いが起きれば、縦続けに次の言葉をつなげられるかもしれないところで、フィードバックが得られないとなると、コミュニケーションの質は下がり量も減ってしまう。

目の前にお話相手がいれば、自然と笑い声が耳に届くように、本来、ボクらの生活には「プッシュ」が溢れている。ところが、舞台を Web に移すと、途端に「プル」だらけの世界になって、なんだかそれが当たり前だと言わんばかりの空気さえある。違う違う、情報の種類に応じて、コミュニケーションの種類に合わせて、プッシュとプルは上手に共存するべきものです。

Twitter のようにリアルタイム性の高いデータを流通させてくれるサービスや、WebHookspubsubhubbub などの概念、プロトコル、実装のラインナップが増えてきて、Web は次第にプッシュフレンドリーになってきたと言えます。さらに、iPhone 等のスマートフォンなんかがあれば、これらをいつでもどこでも受信できる。これらが人々の生活に自然に溶け込む世界を思い描いている。

Notifo は、よくできているので、もっと多くの人が活用を始めたらいいなって思っています。今回、ボクらが作成した Notwife の体験を通じて、誰かひとりでも「ああ、プッシュってこういうことか」「じゃあ、あの情報もプッシュで受け取れた方がいい!」「Notifo を使えば簡単に iPhone にプッシュできるのか!」なんて思ってくれたら、プロジェクトとしての Notwife は成功ってことです。

Notwife が、Pushable Web への布石になりますように。

むしゃくしゃしてやった

Web アプリケーション開発ならなんでもよかった。今でも反省していない。とても楽しかった。やっぱり自分は Web が好きなんだな。

開発の動機をざっくりまとめると「Rails」と「Twitter」と「Notifo」で遊びたくて、Notwife はちょうどいい遊び相手になってくれました、ということです。

まとめ

Twitter のイベントを Notifo 経由でプッシュする Notwife をリリースしました。このエントリには、開発の裏側にあるコンセプトを書きました。

企画、設計、実装、運用。まるっとすべての作業を @kei_s@june29 の2人で分担してこなしています。フロントエンドはボクが作り、バックエンドは @kei_s さんがしっかり作ってくれました。実装の詳細は、@kei_s さんと整理した上で、エントリを改めて書きます。準備中です。


あとで書いた。@kei_s さんのNotwife というサービスを始めました – 札幌市西区や、Notwife の About ページをご覧ください。

思い付いたアイディアを「Twitter のさ、Site Streams でさ、新着イベントをさ、Notifo でさ、iPhone にさ…」ぐらいのぼんやりした感じで話しただけで、このエントリに書いたようなコンセプトの深いところまで読み取って、すぐに作業を始めてくれた @kei_s さんには、今回も感謝しています。これまで過ごしてきた時間の密度に支えらえて、ブレなくプロジェクトを進行できたと思います。

裏側のお話ばかりになりましたが、Notwife をどうぞよろしくお願いします。よかったら使ってみてください!プッシュ生活をあなたにも!

「開催する」を目標にするのはよくない

敢えてスコープを「自分が運営に関わっているカンファレンス」に限定して、語調を強めて書く。

「僕もカンファレンスを開催します!」と宣言するときに、決心するときに、目標を「開催する」と設定するのは明確に間違いなので、やめておきましょう。

なぜなら、あなたたちの貴重な想いと時間は「過去の開催のコピーを生み出すこと」ではなく「あなたが過ごす時間をもっと楽しくすること」のために費やされるべきだからです。「カンファレンスの開催」は目的ではなく、手段であると知るべきです。

お前の種を見せてみろ!

受け売りではありますが、大好きな一節を紹介します。

生きている花をつくろうとすれば,ピンセットで細胞を一つ一つ物理的に組み立てるのではなく,種から育てるであろう。

一輪の花──それも新種の花──をつくるとしたら,どうであろう。もちろん,一つ一つの細胞をピンセットで組み立てるようなまねはすまい。こんな複雑で繊細なものを直に組み立てようとしても無駄なことは分かりきっている。人手で一つ一つ組み立てられる唯一の花は,プラスチックの花である。生きている花をつくろうとしたら,方法は一つしかない──まず花の種そのものを組み立て,あとは種が花を生成していくにまかせるしかないのである。

時を超えた建設の道「9章 花と種」

過去の開催ノウハウをすべて取り入れて、そこで語られることをひとつひとつ丁寧に実践しても、そうしてできあがるのはプラスチックの花であって、本当にあなたが咲かせたい花とは違うのではないでしょうか。

なぜ「開催したい」と思ったのか、考えてみてほしい。もっと言うと、考えてみてほしい、というよりは、思い出してみてほしいです。あなたが感動を覚えた瞬間、感極まった瞬間、どんな未来を描いていたでしょうか。

ただただ「実現したいこと」を実現しよう

目標には常に「実現したいこと」を据えましょう。「誰が」「誰と」「どんな体験を通じて」「どういった状況で」「どんな気持ちに」なってほしいのか。

例えばそうですね、ボクに話をしてくれた子の例だと「僕が東京のカンファレンスで感じた興奮を、同級生の○○○くんとも共有したい。彼は□□□な話が好きだから△△△な発表を見たらきっと楽しんでくれると思う」みたいな感じです。

このイメージは具体的であればあるほどよくて、このイメージを強く持ち続けていれば、小さな判断に困ることがぐっと少なくなります。「発表の枠が5個のところに、6件の応募があったのだけれど、どうしよう…」なんてときは、イメージの中の自分がより楽しい想いをするにはどうすればいいか、を考えればよいわけです。何を残して、何を諦めるか。明確なイメージは判断の指針になってくれます。イメージを明確にするコツは、最初に「誰」を明確にすることです。「100人の参加者が満足するような…」なんて考えるといきなり問題が難しくなるので、まずは「友達の○○○くんが喜びそうな…」から考え始めることをおすすめします。

そうして「これは絶対にやろう」「これは、今回はやらなくても大丈夫」をひとつずつ積み上げていったとき、あなたが取るべき行動は「カンファレンスを開催する」ことではなくなっているかもしれません。でも、それでいいんです。ただただ、あなたが実現したいことを実現すればよくて、たまたまそのためにカンファレンスの開催が必要ならば、そうすればよいです。

少し本筋から外れますが、目標とする状態のイメージを明確に持つことには他にも意義があって、それは「評価」を与えやすくなることです。「○○○くんに×××と言わせたら勝ち!」と思って開催に臨めば、開催が終わったとき、目標を達成できたかどうか、きっちり評価できます。達成できなかった場合にも、どうして達成できなかったか、何が足りなかったか、考える機会を持てることでしょう。それはすなわち、成長の機会です。

あなたの種の見つけ方

あなたの種は、あなたの中にちゃんとあります。だけど、上手に見つけられない… そんなときは、楽しかったことを「カンファレンスを開催したい」と思ったときの感覚を思い出しながら、身近な人に、そのお話をしてみてはいかがでしょう。目の前にいるお話相手に映った自分から、自分の種が見つかることは多々あります。

それでもまだ、見つけられないときは。ボクでよければお話相手になります。お気軽にどうぞ。


Twitter / @june29

「高専カンファレンス 2010秋 in 東京」を終えて

高専カンファレンス 2010秋 in 東京に参加してきた。

今回は運営と発表に取り組んだ。003tokyo009tokyo に続いての、今回の 014tokyo、いわゆる「東京開催」です。開催終了から2週間ほどが経ち、気持ちが落ち着いてきたところで文章にしておこう。

運営サイド

009tokyo のあとに書いたエントリを読み返してみると、こんなことが書いてあった。

よく訓練されたメンバーを数多く有するようになった東京の実行委員.これまでのノウハウが積み重ねられ,整理されていて,「開催を実現する」ところまでは,決して楽ではないにしろ,無理なくこなせる体制が整った.その次のフェーズとして,「よりよいイベント」を目指して動き出せるようになっている.今回,それを強く感じた. そこで発足させたのが「コミュニケーションデザイン部」だ.当日の会場の様子を想像し,参加者同士のコミュニケーションが活性化するような仕組みを考え,準備し,実践する.コミュニケーションをデザインする.

「高専カンファレンス 2009秋 in 東京」を終えて – 準二級.jp



そう、去年のボクの挑戦は「コミュニケーションデザイン」という仕事を仕事として認めさせることだった。今年も同様に、開催を実現することよりも、そこに価値を上乗せできたらいいな、という想いで実行委員に名乗りをあげた。次の挑戦は「当日スタッフ制度の導入」とした。

また、009tokyo のときと比べて、実行委員がどーんと増えたことにより、新たに「調整」や「とりまとめ」の必要性が出てきた。少なくともボクはそう感じた。その辺り、専任を置くのはなかなか難しく、誰も拾わなければ実行委員長であるいがいがさんが受け持つことになるだろうと思ったので、なるべくそうはならないように、いがいがさんの手前でボールをさばけるように意識して動いた。いがいがさんとは、なんだかんだで長い付き合いになるボクなので、いがいがさんの気持ちを汲んで動くのも自分の役割であろう、と認識していた。

当日スタッフ、当日レポーター

当日スタッフ制度の導入に挑戦した。表向きには「当日の人手不足への対策」としてあるが、内部的な意味も含めて、以下のように考えていた。

  • 期待1: 当日の人出不足の解消
  • 期待2: 実行委員会の作業体制整備
  • 期待3: 将来の開催を目指す人材の育成

「期待1」はそのままの意味として。「期待2」は、いわゆる、外から見たときに感じられる「身内感」を少しでも軽減できたらいいなと思い、顔の知れた実行委員以外が当日にやってくるとなれば、少なからず体制が変わるであろうと期待した。「期待3」も文面通りの意味で、当日だけでも「カンファレンスの裏側」に触れてもらえれば、何か見えるものがあるだろう、と想定していた。

これらは、ボクが抱いていた以上の現実となって返ってきてくれた。特に「期待3」は予想以上の成果となり、当日スタッフとして参加してくれた現役高専生から、とてもありがたいメッセージをいただいている。嬉しいことだ。この種は、近い将来、皆さんの目に見える形の花になるでしょう。

続いて、当日レポーター。こちらはあきうちゃんが発案から設計、実現、運用までをこなしてくれた。他のイベントで速報レポーターを経験していたボクは、とにかく「がんばりすぎないように」と繰り返しながら、あきうちゃんのお仕事を見守った。


当日レポーター班 a.k.a 新聞部

当日レポーター制度の導入を通じて、あきうちゃんと「仲間」になれたことをとても嬉しく思っている。あきうちゃんの「こうしたい」に対して「こういう場合はどうする」と突き返すたびに、しっかりとした答えが戻ってきて、何もないところから仕組みをひとつずつ作っていく過程を楽しみ、その楽しさを共有できたと思う。そうしてできあがった高専カンファレンス in 2010秋 アンカンファレンス速報のサイトは、色んなものが詰まっていて、とてもよいものになった。

実行委員長補佐

もうひとつのお仕事、実行委員長の補佐。実行委員長に余計な心配をかけない、実行委員長の不安を解消する。009tokyo のときも、なんとなく、そんな立ち回りをしていたのだけれど、014tokyo では明確に意識を持って取り組んだ。

ちょうど、別のプロジェクトで「先輩がこなしていることの偉大さ」に気付き、自分の無力さを痛感している時期があり、そのあとに見た実行委員長「五十嵐邦明」の仕事に、先輩に感じたのと同じ種類の偉大さを感じた。ボクはこの実行委員長の力になりたいと改めて思い、自分にできることを探した。おかげで「プロジェクトを視る」視点を手に入れられた。



この 014tokyo というプロジェクトもなかなかに複雑で、それぞれの想いを持ってやってきた各実行委員が、それぞれ気持ちよくお仕事できる状態を維持しようと思うと、実現はそう簡単なことではない。このあたりは、後日の「ふりかえり会」で拾えるといいな。

発表

アンカンファレンスと Lightning Talk で迷った末、Lightning Talk に応募して発表の機会をもらった。とても光栄なことに、ボクの発表を楽しみにして参加してくれている人たちがいて、そんな期待を裏切らないように、今回もけっこうな時間を投じて発表に臨んだのです。009tokyo の Lightning Talk は、自分としては上手くいきすぎた感覚があって、だけど、それを越えられないとイヤだなぁと思っていて、以下のようなことを考えた。

  • 009tokyo のときより盛り上げよう
  • 若い子たちの前でめいいっぱい格好つけよう
  • 発表って楽しいものだよ
  • 技術はエンターテイメントだよ
  • やりたい放題やっていいんだよ、ただし、そのためには段取りや根回し、準備が大事だよ
  • いがいがさんの「タイマー牙城」に宣戦布告するぜ



だいたい、過去の発表のときにも芯に置いていることです。009tokyo のときの Lightning Talk の流れを汲み、今回で、自分の「高専カンファレンスにおける芸風」が落ち着いてきた気がする。



参加者さんが書いてくれたブログのエントリ、発表中の Twitter のタイムラインを見ると、評判も良かったようで安心した。がんばって準備した甲斐があった。ありがとう、ありがとう。直前まで、ネットワーク不調の影響を受けて、発表できないかと思って泣きそうだったんだ。力を貸してくれた皆さん、どうもありがとう。

母校のことを少し

今回、ボクの母校である釧路高専関係者は、運営に4人、発表に4人、合計で7人(ボクが重複)が関わっていて、とても嬉しかった。なんにせよ、ボクはあんまり、まわりに対して「一緒にやろうよ」って言うことがなくて、今回のメンバーもさ、自然に集まってきたのだとしたら、それが嬉しい。今回の配信を見ていた後輩ちゃんも「次は発表したい」と話してくれたので、これからまた仲間が増えるかと思うと、それも嬉しい。

今度、母校に行って在校生を相手にお話する機会があるので、みんなの活躍は、しっかり伝えてくるね。

マンスィン・ソォーイ

身近にいる「格好いい大人」の行動をトレースするつもりで運営と発表に挑んだらボロボロになりましたとさ…!



そうして得たものは大きかった。

まとめ

初めてのことが多く、考えなければならないことがたくさんあった「アンカンファレンス」形式での開催、蓋を開けてみれば史上最大の盛り上がりを見せて「大成功」でした。いがいが実行委員長の先導と、当日スタッフを含むスタッフ全員の行動、そしてよく訓練された参加者の皆さんと、すべてが重なり合って実現された素晴らしいカンファレンスだったと感じます。

アンカンファレンスのタイムテーブルがあっという間に埋まっていく様を見たときに感じた興奮は、言葉にできないほどの感動でした。


kosenconf-014tokyo


お疲れさまでした!

あの場にいたすべての皆さん、あの場を感じたすべての皆さん、どうもありがとうございました!また次のカンファレンスでお会いしましょう。

RubyKaigi2010をひっそりと終えて

2010年8月27、28、29日。RubyKaigi2010 が開催されました。RubyKaigi2008 は一般参加者、RubyKaigi2009 は当日スタッフとして参加したボクは、今回は実行委員のひとりとして参加してきました。

あれは2月28日、TokyoRubyKaigi03 のときでした。会場にいたかくたにさんとしだらさんに「今年はどうするよー」みたいに声をかけてもらって、RubyKaigi の運営に関わりたいです、とお願いしました。ボクが運営メーリングリストに参加したときのメールの連番は「263」です。今は5500をまわっているので、実に5000通以上のメールが飛び交う中で、少しずつ運営に関わることができた6ヶ月間。

そうか、まるっと半年かー。なんて考え出したらなかなか言葉がまとまってくれなくて、開催から2週間ほど経った今、ようやくこのエントリを書くに至りました。自分にとっての RubyKaigi2010 がひっそりと静かに終わりに向かっています。

実行委員として、自分の担当

RubyKaigi2009gihyo.jp の速報レポートを担当した流れで、今回もレポートを担当しました。

モチベーションは「去年、やりたかったけれど手が届かなかったものに、手を伸ばす」でした。去年、一緒にレポートを担当したしらつちさんと相談して、まずはメンバーを増強しました。メンバーは2人から5人に増えました。それから、技術評論社のたかはしさんと去年のふりかえりを参照しつつフェイス・トゥ・フェイスでお打ち合わせを行い、今年の作戦を立てました。文章にしてしまうとなんてことのない内容ですが、1年前のことがちゃんとログとして残っていて、前回の Problem と Try をしっかりと Keep に変えていこうって考えをブレなく共有できるチームって、実は当たり前じゃないのかもなぁと感じていて、だから、今年の作戦会議はとてもありがたくて嬉しいものでした。

去年は、KaigiFreaks に「レポート班」という「班」を創出できたことが成果。今年は「メンバーがきちんと RubyKaigi を楽しみながらレポートを書く」を目標にして。今年のが終わったから言えるんですけどね、去年のアレを2人きりで分担するのは、なんていうか無茶でした!もうムキになっていたと思います。今となっては、どうやってあの作業をこなしたのか思い出せないくらいです。今年は、心の中の目標を達成できたばかりでなく、憧れのるびまにも直前特集号と題した記事を書くことができました!ひとつひとつのコンテンツから編集後記まで、本当に気に入っています。たくさんの方からお誉めのお言葉もいただいて、どれだけ嬉しかったか分かりません。

レポートの他に、これもしらつちさんと一緒に「コミュニケーションデザイン」を担当しました。「コミュニケーションデザインを」という言葉でお話を持ってきてくれたのは、しだらさんだったと思います。「コミュニケーションデザイン」というお仕事は、ボクが別のイベントの実行委員として活動したときに、自分の担当に付けた名前です。自分が思い入れを持って与えた名前とともに、RubyKaigi に参加するすべての人のコミュニケーションを設計する。そんな素晴らしい活動の機会でした。コミュニケーションデザインは大きく2つの区分「会場設計」と「Web 連携・ツール活用」に分けて取り組みました。

会場設計は、しらつちさんがとりまとめていました。下見のときには何もなかった会場が、会期中はとても賑やかで、そして終了後は、元通りに何もない空間に戻ります。もう二度と「あの賑やかさ」を再現することはないのだけれど、残された写真を眺めていると、会期中を思い出してしまいます。

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Untitled

http://www.flickr.com/photos/recompile_net/4946417675/

Web 連携・ツール活用は、ボクが担当しました。ホールのサブスクリーンに投影する「Twitter / IRC Stream viewer」を作って、当日の運用を行いました。他にも、Foursquare に RubyKaigi2010 の venue を作って参加者の check-in を誘ったりと、目立たないところで遊んでいました。まつもとさんが check-in していて嬉しかったです。

I'm at RubyKaigi2010

それと… IRC の使用について freenode の中の人との連絡していたことで、rubykaigi.org のソースに記念石碑的コミットが残ったのも素敵な思い出です。

実行委員として、謝辞

ここからは、お世話になった人たちへのお礼です。これだけは書いておきたい。忘れてしまわないうちに少しでも言葉にしておきたい。

レポート班のえすさん、ゆーさん、えむさん。「当日スタッフに応募したら、開催1ヶ月前から終了後まで仕事が山積みだったでござる」な扱いだったにも関わらず、元気な文章をいっぱい書いてくれてどうもありがとう!レポートは本当に素晴らしくて、おかげで、見に行けなかった発表もあとから追いかけて楽しめました。3人のレポートを読んで、レポート班のお仕事には価値があるのだなあと改めて認識しました。るびまの編集後記もね、すごく好きです。えむさんや、るびまの編集の方たちには、ずいぶんとお世話になりました。良い機会をどうもありがとうございました。

ああ、レポート班のみんなを中心にワイワイしていた hotel39 107 の夜は本当に楽しかったなあ!たかやまさんに言わせれば「107 はたぶん、修学旅行を修めきれなかった20代以降の溜まり場」だそうで、笑ってしまいます。あの楽しさはどうやったら生み出せるんだろうなあ、って、今も考えています。

ボクは最初のキックオフと、ちょっとしたとりまとめを担当したくらいで、実際の作業はほとんど任せっきりだったけれど、みんなとチームになれてよかった。どうもありがとう。

Team Welcome のこしばさん、さくらいさん、きのこ先輩、分科会のたびに助けられました。会場設計を引っぱってもらいました。とても自分たちだけでは会場設計を上手く進められた気がしていなくて、諸先輩たちの実行力に乗っかって、なんとか前に進められたなぁと感じています。頭が上がらない想いです。どうもありがとうございました!学ぶべきことがたくさんあった。

まゆこさん、のりおさん。Web アプリケーションを動かすに当たり、お世話になりました。おふたりのデザインはとても好きなので、少しだけでも連携して作業することができて光栄です。ありがとうございました!

スーパースター翻訳チームのレオさん、かたぎりさん、たかやまさん、さわださん、かずひこさん、アダム。皆さんがいなかったら、英語セッションのレポートを書けていませんで!本当に助かります。また、英文作成の場面でも、いつもありがとうございました。感謝。

かくたにさん、しまださん。おふたりに言いたいことを言葉にするのはとても難しいです。そうですね、RubyKaigi2009 のあとの都内某所で深夜まで騒いだインタビューのときに、ボクの RubyKaigi2010 は始まっていたんじゃないかな、って気がしています。おふたりに会っていなければ、確実に、今とは違う世界の見方をしていただろうと思うことが少なからずあって、感謝しています。おふたりの言動ひとつひとつを見ては、何かを感じずにはいられません。

最後に、しだらさん。準備期間、開催期間、それから、RubyKaigi について何気なく話すすべての時間において「仕事ってのはこうやってやるんだよ」という姿勢を教えてもらっていました。そんな感覚です。自分が取りこぼした分は、すべてしだらさんが拾ってくれていて、その度に自分の力不足を悔やみました。しだらさんがいなかったら、きっと自分はどの担当作業も完遂できていなくて、詰めの甘さを痛感する日々でした。そんな、自分にとっての課題を、いつも丁寧に伝えようとしてくれていて、感謝が尽きません。この日々を通じて教わったものは、必ず今後に活かすと約束します。ありがとうございました。会期中、サブスクリーン用の Web アプリケーションが元気に動き続けて、本当によかったです。Pusherいのうえさんが発表中にボクらのアプリケーションを紹介してくれて、しだらさんと目が合って「やってやったぜ!」な気持ちになれたときは、エンジニアとして最高に幸せな瞬間でした。

おまけ。しらつちさん。いつもお世話になります。口頭で言えばいいので、ここでは手短に。しんどいときに、近くに話せる相手がいるってのは、本当に心強いことでした。いつも、作業内容のレビューをお願いして、安心をもらっていました。色々と落ち着いた頃に、ひっそりと乾杯しましょう。肴は腐るほどありますよね。なにかとどうもありがとう。

プロジェクト全体に感謝しています。物事を前に進めること、問題を解決すること、価値を創出すること、について、多くを学びました。今の自分が手に入れたいと思っているものが、RubyKaigi2010 の実行委員会にはありました。直接は作業の関わりがなかった人たちからも、メールの1通1通から感じられることがあって、勉強になりました。すでに自分の日常に持ち帰って活かせているものもあります。生きているプロジェクトはいいですね。あとは、それぞれができることをやる「持ち寄り」の雰囲気もすごく好きでした。総じて、楽しい部分ばかりを担当させてもらっていて、感謝しきりです。ありがとうございました。

参加者として

RubyKaigi2010、とても楽しかったです!今年は去年よりたくさんの発表を見聞きすることができて、嬉しかった。動画も超速でアップロードされていてもう閲覧できる!Ruby のコードについて「こう書けばいいのか」って発見もあったし、良さげなライブラリを知ることもできた。日頃、Ruby まわりでお世話になっている人たちに挨拶もできたし、久しぶりに会えた友達もいる。年に一度のお祭りらしい RubyKaigi だったと思います!

発表者の皆さん、楽しくてためになる発表をありがとうございました。スタッフの皆さん、笑顔が印象的な会場でした。事故もなくいい雰囲気が続いた会期中でしたね!参加者の皆さん、Kaigi を大いに盛り上げてくれて、ありがとうございました。笑いや興奮を共有できたと思います!会場でお会いしたすべての皆さん、ありがとうございました!

来年は最後の RubyKaigi ですってよ。めいいっぱい楽しみたいですね。よし。また次の RubyKaigi まで、Ruby のある日々を楽しもう。

オブジェクト倶楽部2010夏イベントで講演してきました

オブジェクト倶楽部2010夏イベントの「ぴちぴち若人トラック」に29分の枠をいただき、講演してきました。運営の皆さま、参加された皆さま、どうもありがとうございました。

講演について

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27歳のボクですしね、いざ講演に臨んでみると「ぴちぴち若人」というよりは「ふわふわアラサー」な内容だったかと思います。

24歳まで続いた学業を終えて、就職のために東京にやってきてから2年と少し。毎日、お仕事しながら、お仕事以外の活動を続けながら、自分と向き合いながら、先人たちの姿を見ながら、考え始めては思考の沼にハマりがちな「どうやってこの世界を生き抜いていくか」について。現時点での自分の考えを90枚の背景画像とともに話す機会となりました。

講演では、みっつのキーワードとして「Life / Work / Profession」を置きました。

自分のまわりを見渡してみると「個性を輝かせて生きている人は美しい。こんな人たちが増えたら嬉しい。願わくば、自分もそうありたい」と思わされるときがあります。どのように暮らし、どのように働き、どのように生き続けていくか。自分らしく生きていくために、何を大事にしたらいいか。答えは分かりません。これからもっともっと考えていくことになるのだと思います。

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http://www.flickr.com/photos/hsbt/4798417445/

イベントについて

関将俊さんの招待講演「ファッションと実践」

聞けて本当によかった。ここで聞いたお話は、持ち場に戻ってじっくり考えてみたいことで溢れていました。さらにお話を聞こうと、講演後に関さんのところに行ってみると、関さんはしきりに「何も考えていない」と言っていました。むー。むむー。

ちょっとだけメモ。

  • 9時から18時だけ自分の理想とする開発者の役を演じてくださいませ
  • 方法論は実践の模型である
  • 今の自分たちは「チーム」なのか「グループ」なのか
  • 言いにくいんだけど、仕事だから言ってみっか
  • 関さんは、どのようにして自分に憑依させるイマジンを見つけたのですか

あとはそうだな、フィードバックのお話もありました。フィードバックを絶やさないこと。フィードバックがあれば変われること。

ぴちぴち若人トラック

自分の他にも何人かのアラサー芸人や、下はぎりぎり昭和生まれな人まで、色んな人の色んなお話が聞けてとても面白かったです。もっと多くの人の「俺の話を聞け!!」に出会いたいですね。生きている人間のお話を聞くのは面白いです。

特に、角掛くんの潔さと勢いの込もったトークと、nsgc さんの「アイイーロクガー アイイーロクガー」の現場のお話が印象に残っています。

ライトニングトークス

どれも面白かったです! ポケモン UML の「1..40億」はすごく笑いました。建築の「納まり」のお話にはヒントがありそう。g1983ers で出会った goyoki さんのガチなテストのお話も、ようやく聞くことができました。とても面白かった。

まとめ

講演のお誘いをくださった三村くん、どうもありがとうございました。講演タイトルを提出してリジェクトされそうになったときや、持ち時間が29分になってタイムテーブルがぐちゃぐちゃになったときは、講演を辞退しようかと思ったりもしました。でも、引き受けてよかったです。考えを整理する絶好の機会となりました。どうもありがとう。

運営の皆さま、素敵なイベントをどうもありがとうございました。オブラブのイベントに参加するのは今回が初めてで、運営のクオリティの高さに驚きました。勉強させてもらいました。安心して参加することができました。

発表者の皆さま、興味深いお話をありがとうございました。「ぴちぴち」以外の「わくわく」「すくすく」の講演も聞きたかったです。またオブラブのイベントに参加したい!

会場でお会いしたすべての皆さま、どうもありがとうございました。またよろしくお願いします!