カテゴリ「Life」のエントリ

オブジェクト倶楽部2010夏イベントで講演してきました

オブジェクト倶楽部2010夏イベントの「ぴちぴち若人トラック」に29分の枠をいただき、講演してきました。運営の皆さま、参加された皆さま、どうもありがとうございました。

講演について

View more presentations from june29.

27歳のボクですしね、いざ講演に臨んでみると「ぴちぴち若人」というよりは「ふわふわアラサー」な内容だったかと思います。

24歳まで続いた学業を終えて、就職のために東京にやってきてから2年と少し。毎日、お仕事しながら、お仕事以外の活動を続けながら、自分と向き合いながら、先人たちの姿を見ながら、考え始めては思考の沼にハマりがちな「どうやってこの世界を生き抜いていくか」について。現時点での自分の考えを90枚の背景画像とともに話す機会となりました。

講演では、みっつのキーワードとして「Life / Work / Profession」を置きました。

自分のまわりを見渡してみると「個性を輝かせて生きている人は美しい。こんな人たちが増えたら嬉しい。願わくば、自分もそうありたい」と思わされるときがあります。どのように暮らし、どのように働き、どのように生き続けていくか。自分らしく生きていくために、何を大事にしたらいいか。答えは分かりません。これからもっともっと考えていくことになるのだと思います。

IMG_0026

http://www.flickr.com/photos/hsbt/4798417445/

イベントについて

関将俊さんの招待講演「ファッションと実践」

聞けて本当によかった。ここで聞いたお話は、持ち場に戻ってじっくり考えてみたいことで溢れていました。さらにお話を聞こうと、講演後に関さんのところに行ってみると、関さんはしきりに「何も考えていない」と言っていました。むー。むむー。

ちょっとだけメモ。

  • 9時から18時だけ自分の理想とする開発者の役を演じてくださいませ
  • 方法論は実践の模型である
  • 今の自分たちは「チーム」なのか「グループ」なのか
  • 言いにくいんだけど、仕事だから言ってみっか
  • 関さんは、どのようにして自分に憑依させるイマジンを見つけたのですか

あとはそうだな、フィードバックのお話もありました。フィードバックを絶やさないこと。フィードバックがあれば変われること。

ぴちぴち若人トラック

自分の他にも何人かのアラサー芸人や、下はぎりぎり昭和生まれな人まで、色んな人の色んなお話が聞けてとても面白かったです。もっと多くの人の「俺の話を聞け!!」に出会いたいですね。生きている人間のお話を聞くのは面白いです。

特に、角掛くんの潔さと勢いの込もったトークと、nsgc さんの「アイイーロクガー アイイーロクガー」の現場のお話が印象に残っています。

ライトニングトークス

どれも面白かったです! ポケモン UML の「1..40億」はすごく笑いました。建築の「納まり」のお話にはヒントがありそう。g1983ers で出会った goyoki さんのガチなテストのお話も、ようやく聞くことができました。とても面白かった。

まとめ

講演のお誘いをくださった三村くん、どうもありがとうございました。講演タイトルを提出してリジェクトされそうになったときや、持ち時間が29分になってタイムテーブルがぐちゃぐちゃになったときは、講演を辞退しようかと思ったりもしました。でも、引き受けてよかったです。考えを整理する絶好の機会となりました。どうもありがとう。

運営の皆さま、素敵なイベントをどうもありがとうございました。オブラブのイベントに参加するのは今回が初めてで、運営のクオリティの高さに驚きました。勉強させてもらいました。安心して参加することができました。

発表者の皆さま、興味深いお話をありがとうございました。「ぴちぴち」以外の「わくわく」「すくすく」の講演も聞きたかったです。またオブラブのイベントに参加したい!

会場でお会いしたすべての皆さま、どうもありがとうございました。またよろしくお願いします!

結婚カンファレンスに参加してきた

祝福しろ 結婚にはそれが必要だ

祝福しろ

平成22年5月2日、庄司嘉織さんと永田祐子さんが結婚されました! これを記念して、結婚カンファレンスを開催します。 同じ業界の二人だからこそ実現した、披露宴でも二次会でもない、 結婚カンファレンス、略して「keccon」! たくさんの方々にご参加いただけることを新郎新婦が希望しておりますので、 ぜひ、ご参加ください!

Keccon2010

2010年7月3日(土)に開催された結婚カンファレンスに参加してきました! 当日スタッフとして、会場の設営やお片付けをお手伝いさせてもらいました。とっても貴重な体験だったと感じています。すっかり日が経ってしまいましたが、参加記録です。

おふたりとの関係

新郎の yoshiori さんのことは、しばらく前から一方的に知っていました。RubyKaigi や JJUG で発表の場に立つ yoshiori さんは、なにしろあの髪の色ですしね、一度見たら忘れられなくなる存在です。

きちんとお会いして挨拶できたのはJOJO勉強会のときです。yoshiori さんが第5部の担当、ボクが第3部の担当でした。気が付いたときには、握手を交わしていたと思います。

ATND

新婦(≠神父)の ngtyk さんのことも、しばらく前から一方的に知っていました。最初に存在を認知したのがいつなのか、はっきりと思い出せませんが、2008年に東京で開催された高専カンファレンスの LT では、ボクも発表者として ngtyk さんにドラを頂戴しています。そういえば、浅草を案内してもらって、どじょうを食べたことがありましたね!

どじょう鍋

煙の御利益

嘘みたいにおめでたい場

smash the groom

(http://www.flickr.com/photos/kakutani/4759408664/)

今の気持ちはなんというか・・・ああ、ほんとに終わってしまったんだな、という感じ。寂しいです。だってだってなんなのアレ?奇跡すぎるじゃないですか!カンファレンス形式でやりたいっていう私達のワガママを、スタッフのみなさま・目黒雅叙園のみなさま・参加者のみなさまが200%叶えてくださるとか、もうどうかしちゃってる。日本始まってる。「大きくなったらお嫁さんになるの・・・☆」って言ってたょぅじょ時代のあたしがビタイチ想像してなかった、想像もできなかった、奇跡の時間と空間。カンファレンス中はいい意味でいっぱいいっぱいであっという間に終わってしまった感じだけど、思い返すたびに、奇跡としか言えないなと思う。どんな形であれkeccon2010に関わってくださったすべての方に感謝します。奇跡を起こしてくださってありがとうございました!!!

今日ほどタイトルに悩んだ日記はない(keccon2010を終えて) - ナガタユウコオフィシャルブログ

奇跡すぎて、すんごい自惚れたこと言っちゃうと、結婚カンファレンスはもう二度と開催できないんじゃないかとすら思う。

今日ほどタイトルに悩んだ日記はない(keccon2010を終えて) - ナガタユウコオフィシャルブログ

「奇跡」という表現がピッタリな、嘘みたいにおめでたい時間と空間がありました。あそこにいた人たちは、きっと所属も趣味も考えていることもバラバラ、結婚関係のイベントでは有り得ないくらいに服装もバラバラで、だけど、幸せそうにしている yoshiori さんと ngtyk さんをお祝いするという点においては… いや、それすらもどうだったか分からないくらい。どうしてあのイベントは成立していたんだろう。帰り道で、そんなことを考えていました。いくつかのイベントの運営に関わってきた人間として、結婚カンファレンスの成功は、奇跡としか言いようがないと感じました。

ひとつ、参加者の皆さんのイベント力が相当に高かったことは、成功要因だと思います。よく分からないドレスコードで、何を着ていっていいか当日スタッフすらも把握できていないカンファレンスでしたが、「なんか想像していたのと違う」などと文句を言ったりせず、その場を見てその場を楽しもうとする参加者の皆さんのスタンスは、場に柔らかい雰囲気をもたらしていました。「結婚カンファレンスってなに??」と聞かれたところで、誰も経験者はおらず、答えられないわけですからね、参加者の皆さんの協力があって、あの場は成立していたのでしょう。さすがカンファレンス力の高い新郎新婦のもとに集まった人たちです。素晴らしいことです。

20100703-DSC_5719

http://www.flickr.com/photos/koichiroo/4760241855/

Keccon 2010

http://www.flickr.com/photos/recompile_net/4758853691/

IMGP8929

http://www.flickr.com/photos/darashi/4803335019/

「持ち寄り」

この日を過ごしてみて、改めて、自分は「持ち寄り」という考え方がとても好きなのだと実感しました。結婚カンファレンスは、参加登録が自由、コンテンツとなる Lightning Talk も公募でした。それぞれが、持ち寄りたいと思うものを持ち寄って、全体が形成されていました。「与える側」と「与えられる側」がいるのではなく、それぞれが、自分にできることを持ち寄って場に寄与する。美しい世界だと思いました。

まとめ

おふたりとは、それぞれに面識があったので、ぜひ参加したいと思いつつ、自分が参加しちゃってよいのだろうかと迷っているところに、当日スタッフのお誘いをいただきました。おかげで、堂々とあの場に居合わせることができました。奇跡の場に居合わせることができて、新郎新婦と同じ奇跡を体験することができて、本当にラッキーだったと思います。どうもありがとうございました。

yoshiori さん、ngtyk さん。この度は、ご結婚、おめでとうございます。どうぞ末永くお幸せに。

「Me2.0」を読んだ

日経BP社の矢崎茂明さんからご献本いただきました!大変光栄です!

4822248054 Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」
土井英司
日経BP社 2010-04-29

by G-Tools

同封されていたお手紙がかわいかった!矢崎さんかわいい!「via 宅急便」かわいい!

献本

300ページほどを一気読みして感じたことを書きます。

概要

本書の副題にも「自分ブランド術」という言葉が出てくるように、個をブランド化する意味、ブランド化する方法、ブランド化したときに得られるものについて書かれた本である。これまで、企業が自社製品の販促のために活用してきた種々の手法を、個人が自分を売り込む場合に応用し、自分ブランドを「見つける」「つくる」「伝える」「管理する」という4つのステップに整理して説明している。

書かれていることの背景には「欧米文化」があると感じていて、P.326ページからの「訳者あとがき」においても「米国的な価値観」という表現で言及されていた。日本人のボクらが読む場合、その分は差し引いて考えるべきだろう。Facebook や LinkedIn の例にみるような、実名登録を基本とし、オンライン履歴書と人脈発掘の場として SNS (Social Networking Service、Social Networking Site) を活用する文化は、日本ではいまいち浸透していないように思える。

とはいえ、ブログや Twitter を取っ掛かりにしたリクルーティングの例は、ここ日本でも少なからず散見され、2010年の今、特別に珍しいことではない。いくつか実例を挙げてリンクを張ろうかと思ったが、数年前の出来事だったりしたのでやめておいた。つまりはそういうことで、もう変化は「起こった」ことだ。

パーソナルブランディングの「成功」とは

本書の言う「成功」は、ひとつの究極形である。

パーソナルブランディングの観点からいえば、成功とは「自分が心から楽しめることをして収入を得ること」だ。

自分ブランドをポジショニングする (P.171)

ボクも、過去にこのブログのエントリ「高専カンファレンス2008 Winter in 東京」に参加してきた (自分編)で「自己ブランディング」に対する考え方を示した。しかし、本書の指す成功が「山の頂」だとすれば、ボクが指していたものは「山の3合目」といったところだ。

確かに、好きなことを仕事にしてゴハンを食べていこうと思えば、本書に書かれているように「独自ドメインを取得して、そこでブログを書き、SEO までしっかりやろう」等を意識的に戦略的に実践しても大袈裟ではないだろう。一方、ボクはもう少しお気軽なものを扱いたくて、例えば「自分の好きなものについてブログに書いたり Twitter につぶやいたりする」ぐらいでよくて、その結果、同じ趣味を持った人と出会えたら十分に嬉しいことだし、ブランディングが成功したと言ってよいと考えている。Web をエコーチェンバー(自分共鳴装置)として活用するってことだ。これならすぐにでも始められるし、ガンバって始めようと思わなくてもそれを実践してしまっている人はたくさんいる。

そんなふうに、学校の教室で気の合う友達を見つけるくらいの感覚で自己ブランディングを進めていく人々がいる、そういった時代を生きている、ってことに気が付くのがとても大事なことだ。本書にも「個人名刺は作った方がいいよ」とアドバイスが書いてあるが、そんなことは、ボクが参加するカンファレンスや勉強会で出会った若い子たちは、誰に言われるでもなく感覚として理解している。

逆に、発見したこと

自己ブランディングのために「イベントを開催しよう」「その写真を Flickr に写真を載せよう」「使用された資料は SlideShare で共有しよう」なんてアドバイスも、息を吸うように体現できている。思えば、このブログを開設しようと考えて下準備していた2006年の春頃、あの頃からボクの自己ブランディングは本格的な歩みを始めたのであろう。「○○さんのブログに憧れて、ボクも始めてみました」自分の手本になってくれそうなブログを3つ見つけて、挨拶のメールを送ったのだった。それから今日まで、身近なところに「この人の、こういう部分に憧れる」を見つけては目標を設定し、そこに近付くために動いていたら、今の自分になった。

前進の過程で「Web を活用する」のは、ボクにとっては、とても自然なことだった。少し前に同じ年のお友だちと話したとき「大学生と話していると、目標となる大人がいないって嘆いている」と聞いた。Web エンジニアの道を行くボクにしてみれば、目標となる人は Web 上でたくさん見つけられる。また、ボクが会う学生の子たちにもこれは当てはまらない。技術者の卵である彼ら彼女らには、勉強会等のイベントが、将来を考える上で重要な役割を担っており、嘆かなくても済む状況を生み出している。

だとすれば、だ。ボクが本書から学び取るべきことは「自分や、自分のまわりの人たちが、自然に体現できていることは『実は』新しい時代の生き方なんだ」ということである。「実践しよう!」と書かれていることのほとんどはすでに実践済みであった。では、その効果はいかほどであろうか。ひとつ、効果の例を挙げるとすれば「この本を献本していただけたこと」である。矢崎さんは、2007年にボクがとあるコンペティションに出場したときにお世話になった人で、それ以来、ボクの活動を支援してくれている。その矢崎さんがこの本を送ってくださったのは、ボクが、矢崎さんにも見えるように活動を続けてきたからに他ならない。矢崎さんに、大和田純の生き方(ブランド)がいくらか伝わり、この本に触れることに意味があると思っていただけたのだろう。そう理解している。

移動中

矢崎さんと遊んだ日

また、自分にとっての「自然で普通な生き方」が、上の世代や分野の異なる世界で「新しい生き方」であるならば、その人たちとの「上手な接し方」は身につけておいて損はなさそうだ。

心に響いたメッセージ

もしかしたら、自分は本書の対象読者像から少し外れるのかもしれない。と感じたところで、それでも心に響いたメッセージはたくさんあったので、いくつかピックアップしてメモしておきたい。

こうした刺激的な変化の中から、新しいタイプの労働者が姿をあらわした。彼らはインターネットを、世界に興奮をもたらし自分にエネルギーと力を与えてくれるものと見なし、変化を起こしたくてうずうずしている。この自由で新しい世界を切り開いていくのは、自信と意欲にあふれ、新しいテクノロジーを使いこなす能力を持ち、強力な自分ブランドをつくることで自分を打ちだし、目標を達成しようとしている人々だ。

はじめに (P.8〜P.9)

当時の私は個人としても、ビジネスパーソンとしても、さまざまな疑問や社会的圧力を感じていた。自分は何者なのか、どんな服を着て、どんなふうに人と接すればいいのか、人生で何を成し遂げたいのか──こうした問いへの答えを私は何年も考えていた。ひとつのキャリアパスを選ぶのが怖かった。他のチャンスを失うような気がしたからだ。雇用市場にも不安を感じていた。私の人脈は貧弱で、資金もほとんどなかったので、思い切った行動をとることもできなかった。当時の私は、おそらくあなたとほとんど変わらなかっただろう。

挑戦し、その結果から学ぶ (P.139)

「これが私のブランドだ。私はブランドに燃えるような情熱を感じている。私の成功を邪魔できるものは何もない。あきらめることなんてありえない。途中で放り出せるほど、私の未来はさまつな問題ではないのだから」

Me2.0の成功者たち (P.299)

最初の一歩を踏み出すなら、今以上のときはない。

Me2.0の成功者たち (P.300)

これはあなたの人生だ。ならば助手席ではなく、運転席に座ろう。

今日から始めよう! (P.313)

余談

最後に、本書の内容から少し離れて、余談を加えておきます。

4月のはじめに、お友だちが「読んでいて君のことを思い出した」と言って渡してくれたのは、佐々木俊尚さんの著書ネットがあれば履歴書はいらないでした。この本と Me2.0、構成はとても似ていました。立て続けに2冊の本がボクのもとに「やってきた」のです。

どちらの本にも時代背景の描写があって、そこには「終身雇用制度は崩壊した」とか「大企業の看板を背負っていれば安心、という時代は終わった」とか、ボクの口からは絶対に出てこない内容がきちんと整理されていて助かります。あぁ、そうなんだなぁと思います。

ボクは、生きる上で、時代背景なんてまったくと言っていいほど考えていません。ただただ「しっくりくる」ものを選んでいるだけ。「今はこういう時代だから、こういうことをしておいた方がいいよ!」「就職に有利だからブログはちゃんと書いておいた方がいいよ!」なんて、口が裂けても言いません。みんなそれぞれ、自分に合った楽しい生き方を選んだらいいだけだと思っています。もしボクの生き方が楽しそうに見えるんだったら、お話できることはあるので、お話しましょう。

前の世代のことは分からないし、ガンバったとしてもせいぜい知識が身に付くくらいで感覚は得られないだろうと、ほとんどあきらめています。でも、感覚を持った人のお話を聞くのは好きなので、傾ける耳は持っています。

ちょうどこの本が手元に届いた頃、今後のキャリアのことを考えて悩んでいて。本の内容から直接、ってわけではないのだけれど、本の内容から拾い集めたキーワードについて考えていたら、悩みがひとつ解決に向かいました。だから個人的にお礼を言いたいです。矢崎さん、どうもありがとう。

関連エントリ

子どもたちは野良猫の名前を知っていた

10代前半まで、繰り返し引っ越しを経験したためか、自分は「土地に対する愛着」を知らずに育ったように感じることがある。人生において「何を成すか」は重要だとしても「何処で成すか」については無頓着であった。だからか、24年間を過ごした北海道を去るときにも、大きな決意は必要なかったんだ。これは、ある種のコンプレックスかもしれないと思っている。

Passage

今のお部屋に住むようになってから、丸2年が経過しようとしている。改めて、土地への愛着について考えてみたい。

アイデンティティとしての土地

愛着云々、なんて言ってみても、ボクは北海道が大好きだ。だけど離れてしまったのもまた事実。大好き、だけど離れた。

「北海道出身」はボクの大切な自己紹介のひとつだ。これを示すだけでコミュニケーションが円滑になったりする。ボクのアイデンティティのひとつと言えよう。

「大田区蒲田在住」も、自己紹介のときに言う。北海道ほど胸を張って「大好き」とは言えないけれど、この辺りは好き。もうしばらく住んでみるつもり。

Stairway to the sky

北海道の、例えば札幌に住んでいた頃。買い物に出掛けたり、飲みに行ったりする場所って、もう大体決まっていて、詳しい人がひとりいればそれで事足りる。田舎に行けば行くほど、その傾向は強いだろう。ところが東京だと、駅ごとに景色が違っていて、東京の外から見た人がいう「東京」という言葉が指すような、ただひとつの東京は存在していない。だから、地域ごとに、詳しい人がいるとよい。東京に人が集まることを「一極集中」と言うこともできるけれど、同時に、東京内では「多極分散」が起こっているとも言える。

アイデンティティとおもてなし

「じゅーんさん、遊ぼう!」「飲みましょう!」「写真を撮りに行きましょう!」とありがたいお誘いをくれるお友だちにボクができる恩返しといえば、せいいっぱいの自分で接することだけだ。ボクに声をかけてくれたのだから、ボクの何かに少なからず期待してくれている。誰にでもできるようなおもてなししか出せないようだったら、そこにいるのはボクじゃなくてよい。

さらに、自分の活動地域にお友だちが遊びにきてくれるときは、そこにしかない楽しみ方をしてもらいたいと思う。ステキな景色に、美味しいお店に、連れていきたいって思う。やっぱり土地はアイデンティティなんだ。

その土地にしかないもの

「インターネットは距離を超える」なんてのは、あるところから先は全部嘘だ。ここ1年ぐらいの間、イベントに参加するために九州、北陸、東北へと足を運んだ。たったこれだけの体験で、嘘だと分かった。

子どもたちは野良猫の名前を知っていた

ボクは、この土地を愛そうと思った。この土地に、さらなる愛着を持って生きてみようと思った。最近は暇を見つけてはお散歩に出かけている。

お散歩したり、運動のためにこの辺りを走ったりしていると、1週間で30匹くらいの野良猫と出会う。だけどボクは、猫たちの顔を全然覚えられなくて、目の前にいる子が、初めて会う子なのか、以前に会ったことがある子なのか、全然分からなくてとても悲しい。

今日のお散歩のとき、野良猫と遊んでいたら、近くで遊んでいた子どもたちが話しかけてきてくれた。

「なんで写真を撮っているのー?」「この辺りのことをもっと知りたいと思ったからだよ」「はじめてきたのー?」「近くに住んでいるんだけれど、あんまり知らなくてね。この猫は知っている子かい」「メリーだよ!メリーおいで!」

子どもたちは、野良猫のことを知っていた。いつも遊んでいる場所まで案内してくれた。もじゃもじゃのボクを本当に温かく迎え入れてくれて、感謝の気持ちでいっぱいだ。あの子たちは、この地で豊かな毎日を生きているのだろう。とても勉強になった。

気持ちを新たにして

土地を愛して生きることは、豊かな日々を得るためにとても大切なことのようだ。他の地では得られない体験を重ねていけば、個人の豊かさにもつながるだろう。この足で歩き、この目で見た景色を、この肌で感じた空気を、覚えておきたい。せっかくだから、この指でシャッターを切っておこう。

ボクはこの街が好きだ。大田区蒲田が好きだ。興味があったら、遊びにきてほしい。美味しいものを食べながら、楽しくお話しよう。悪ふざけしよう。ボクも君の街へ遊びに行くから、そのときは、おもてなししてほしいよ。

雨の日の長靴

高専カンファレンス in サレジオに参加してきた

通算11回目の開催となる高専カンファレンス in サレジオに参加してきました。今回は発表者としての参加でした。

サレジオ工業高等専門学校

会場に到着したボクらを魅了したのは、サレジアンホールという素晴らしい会場だ。校舎もとにかくキレイだった。

高専カンファレンス in サレジオ

高専カンファレンス in サレジオ

そのあまりのキレイさに心を洗われて、懺悔を始める者すらあったという。

懺悔

(Taken by ZoAmichi)

素晴らしい会場で素晴らしい時間を過ごせたカンファレンスでした。感謝!

高専カンファレンスは転機を迎えただろうか

これまでの11回の中で、今回ほど自分の気持ちを文章化できなかったことはない。まだまだ整理できていないのだけれど、忘れないうちに今の感覚を書き留めておきたい。

サレジオオリジナル。高専カンファレンスは、開催ごとに実行委員が組織される開催スタイルなので、毎度毎度オリジナルな開催になるのだけれど、今回はいつも以上にオリジナリティを感じることとなった。実行委員会本体のボクらが特に手を貸さなくてもサラリと開催を実現してくれたサレジオの実行委員の皆さん、強力なチームだ。

実行委員長と

(Taken by dachiba)

開催までのフローも面白かった。サレジオの実行委員の皆さんはなかなかにアグレッシブで、がしがしと前に突き進んでくれる。たまに危なっかしい場面もあったりして、そのときには年寄りのボクらが慌ててフォローするという、なんとも健全な流れがあった。楽しかったです。若い子に勢いがあるのはいいことだなあ。

発表について、ほんの少し。種類として面白かった(内容も、もちろん)のが、三三株式会社の「企業の発表」と、シロズさんの「学会発表っぽい発表」だ。これまでの高専カンファレンスではお目にかかることのなかった風景がそこにはあった。コンテンツの幅がグッと広がったように思う。それと、個人的に、シロズさんの発表が場に受け入れられていたのはとても嬉しくて、ボクも次は解析結果を披露するような発表を用意したいと思っている。

高専カンファレンス in サレジオ

さて、様々な新しい風が吹き込んだサレジオでの高専カンファレンス。これから高専カンファレンスはどこに向かい、ボクらは次にどんな景色を見るのだろう。この開催中にお話させていただいた人たちも、みんなそれぞれ未来の高専カンファレンス像を描いていた。何が良いとか何が悪いとか、ボクには言うことはできなくて、ただ、このカンファレンスが、それぞれが実現したいことを実現できる場所であり続けてほしいと願うばかりだ。

自分の発表

資料をアップしようかどうか迷っているところ…!

june29

(Taken by kawataso)

june29

(Taken by earth2001y)

june29

(Taken by maguro.jp)

テーマはいつも通りに「学校の講義でパラパラと単調にめくられるものがプレゼンテーションではないよ!」「プログラミングしておもちゃを作って遊ぼう!」「技術者であることを誇りに思え!」ぐらいのもんでした。

後輩ちゃんたち

極めて個人的なお話。ボクと同じ高専を卒業した後輩ちゃんたちが会いにきてくれた!!うひょー。

KNCT

(Taken by ZoAmichi)

とっっってもステキな写真だと思うの。かわいい。後輩ちゃんたちはみんな、ボクなんかのお話を一生懸命に聞いてくれて、おじさんはとても嬉しかったのでした。ありがとうありがとう!

まとめ

高専カンファレンス in サレジオ、大いに楽しませてもらいました。運営の皆さん、発表者の皆さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。

furajiだっこ

(Taken by kawataso)

iPad
june29lock

(Taken by ZoAmichi)

そろそろこの子も、ボクの想像の範囲を超えてきたなあ。「次は参加したい!」「次は発表したい!」「次は運営したい!」そんなほとばしる想いが、あの日の懇親会場から、開催終了後の今も溢れている。わくわく。

集合写真

(Taken by kawataso)

また次の開催で会いましょう!