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おやすみのシャワーを浴びて眠ろう!「おやすみシャワー」をつくったぼくらの24時間

クックパッドさん主催の第3回「開発コンテスト24」に参加して、チームのみんなと一緒に「おやすみシャワー」というアプリをつくり、応募しました。結果は、なんと特別賞でした!去年に続き、2年連続の特別賞をいただき、とても満ち足りた気持ちでこの文章を書いています。ほくほく。

このエントリでは、ぼくが過ごしたドラマチックな24時間のことを記録してみたいと思います。他のメンバーのエントリと重複する内容もありますが、重複を避けるよりも、ぼくから見た24時間をなるべくそのまま記すことを大事にします。

このエントリの目次

  1. 他のメンバーから見た24時間
  2. 前日までのこと
  3. 12日の朝のこと
  4. 12日の夜のこと
  5. 13日の朝のこと
  6. 「おやすみシャワー」を紹介します
  7. 「おやすみシャワー」を使ってくれる人を募集します
  8. まとめ

他のメンバーから見た24時間

@darashi のエントリに詳細がまとまっていて素晴らしい!

前日までのこと

この物語のはじまりを話すには、時計を1年と少し、巻き戻す必要があります。去年の第2回「開発コンテスト24」に参加したときの記録がこちらになります。

半径3メートル以内の世界でもっともっとひっついてたくて「1/2」をつくりました – 準二級.jp

「あの日のことが忘れられなくて…」と思ってしまうくらい、自分にとっては本当にありがたい経験でした。今年も「開発コンテスト24」の開催が発表されたとき、あのときのメンバーたちの間で、誰からというわけでもなく、自然に「今年もやってやろーぜー」というお話になっていました。@darashi も @kei_s も、気合充分なように見えました。

ただ、これが逆に心配だったのです。というのも、去年は本当に「お前ら、やる気あんのか!」というくらいユルユル〜っと参加していて、その脱力感が功を奏して特別賞を勝ち取れたように感じていたからです。変に力を入れすぎず、いつもの自分たちのやり方で、いつもの自分たちの能力を発揮できたからこその、よいものづくりがあったと感じています。

以下は、開催前日のチャットのスクリーンショットです。特に @darashi が張り切りすぎていて心配な感じでした。

肩から入ってる

あと、ぼくは「特別賞」というポジションをとても気に入っていて、なんというか、テーマに対して斜めに入っている作品に与えられる称号というか、肩から入っているというか、ちょっと特別感があって、とにかく好きです。今回も、意識的に特別賞を狙っているところはあって、特別賞の賞品が「ルンバ」であると発表された時点から「Perfumeのモーションデータを使って2台のルンバを踊らせる作品を作って、あと1台のルンバがあれば完璧なデモをお見せできるのですが… みたいな応募文を書こう!」なんて、特別賞乞食な発想も持ち合わせていました。

12日の朝のこと

この日、ぼくは11:00から外せない用事を抱えていて、テーマ発表の直後にお出かけしなければならない状況でした。幸い、テーマが発表される9:00にはガローアにいることができたので、テーマ発表と同時にサイトをチェックし、残された時間の中で自分にできることはすべてこなして、フルコミット組の @darashi と @kei_s にバトンを渡したいと考えていました。

9:04から Skype の音声チャットを開始し、提示されたテーマ「一日の終わりを楽しくするもの」についてあれやこれやと会話をはじめます。「一日の終わり… 寝る前か」「寝る前プロダクト、レッドオーシャンっぽい」「もっと別の切り口で “一日の終わり” を考えてみたい」などなど。@darashi からの問い「一日が終わるときって、どんなとき」に「夕日が沈んだときー」と即答できたときはドヤ顔でした。

そんなこんなしている間に時は流れて「あっ、そろそろ出発しなきゃ」と告げるぼくでしたが、他の2人は「移動中も iPhone の Skype で参加すればいいじゃん」と素敵な提案をくださり、イヤホンで2人の声を聴きながらテキストを書き込んで会話に参加しました。この体験が、ぼくらの作品の方向性に影響しようとは、このときには想像していませんでした。

「音は、おもしろい」

山手線に乗ったぼくの iPhone から、自宅にいる2人の耳に東京の雑踏の音が届きます。ぼくは、笑いをこらえながら2人の会話を聴いています。途中、自宅でイヤホンを装備したままトイレに行った @kei_s は「山手線の中で用を足しているようで、背徳感ある」と漏らしていました[1]。

[1] 漏らしていたのは言葉です

このときまでに、今回のテーマを見たすべての Rails プログラマが思い付いたであろう「ActiveSupport が Date/Time/DateTime に追加する end_of_day メソッドを拡張する」というアイディアを含む、10個ほどの作品の種が見つかっていたように思います。ぼくはここで一度、戦線を離れることになり、他の2人に場を預けて、用事へと向かいました。去り際にお話していたのは「音を録れたらおもしろいねー」「寝る前だと、やっぱり iPhone がいいよね」あたりです。このとき、およそ10:50でした。

12日の夜のこと

はい!用事を無事に済ませて、帰路につき、戦線を守っているはずの2人のことを想いました。グループチャットに「戻るよー」と書くと「要素技術はざっくり漁り終わってプロダクトの形について考えてて煮詰まってるトコです」とお返事がありました。要素技術の検討が済んでいるとは、さすが!まったく頼もしい限りです。

さて、それからちょっとバタバタとしまして、戦線に戻るに当たって足りない機材を揃えたりするために @ZoAmichi に連絡しました。せっかくの機会なので、ぼくらにない「アートワーク」の能力を持っている @ZoAmichi をチームに誘ってみました。ここで思い出すのは、RubyKaigi2011 の準備のときに颯爽と現れて「フロアガイドの作図、やります」と手を挙げてくれた当日スタッフ @ZoAmichi の姿です。デジャヴ。今回もお世話になります。

@ZoAmichi と合流してガローアに着席し、PS3 のセットアップを終えてビデオチャットを開始できたのが21:49でした。ここから本格的に参戦です。よし。

まずは、先を行く2人の作業にキャッチアップするべく、進捗を聞かせてもらいました。ほむほむ。カードは一通り揃っていて、あとは、これらをどのように組み合わせてどのような役を作るか、といったところ。このときに自分が受けた率直な印象は「おいしいところ、残しておいてくれたのだなあ」でした。2人の能力なら、カードの組み合わせを考えてプロダクトとして仕上げるところまで、できただろうに。もしかしたら、ここまで全速力で走った結果として、この進捗だったのかもしれないけれど、ぼくは、なんだかそんな印象を受けたのでした。

ここで @darashi のエントリからの引用を挟みます。

このこと——誰が何をどのくらいできて、何ができないかをお互いが包み隠さずよく知っていること——はチームで開発する上でとても大事なことです。この共通認識があって、共通認識があるということを認識しているだけで、話し合うまでもなくタスクが適切な人に届けられることになります。気がついたらその時点で最も適切な人がやっているのです。

おやすみのシャワーを浴びて寝るために僕らがしてきたこと | だらろぐ。

これは、まさにぼくがメンバーたちに対して「心から、ありがたい」と感じていることです。だから、このメンバーたちと、何度も「ものづくり」に挑みたいと思えるのでしょう。さらに付け加えるならば「できる / できない」といった「スキル」だけではなく、どんなときにテンションが上がってパフォーマンスを発揮するかという「特性」についても、かなり深いレベルでお互いに理解し合えている感覚があります。

この判断はコンテストの中で一番大事な判断になるところだと感じていたので、だいぶ悩みました。 なによりストーリーが大事です。でも、まだ「これでいこう」という決断までは出来ない状態でした。

そうこうしているうちに、 @june29 が仕事を終えて戻ってくる時間が近づいてきました。@june29 はこういうストーリーを組み立てるのがとても上手なので、彼もいるところで一緒に話をしたいという気持ちが強くありました。

おやすみのシャワーを浴びて寝るために僕らがしてきたこと | だらろぐ。

このように思ってもらえたことに感謝します。「ああ、ぼくは、ぼくとして、このチームに身を置いていていいのだなあ、それが許されるのだなあ」という安心に、心から感謝しています。ならば、ぼくがやるべきことはシンプルで、期待を上回るような貢献を目指すのみです。

@kei_s からソースコードの解説を受け、ありがたいことにシンプルな構成だったので、すぐに理解できました。ようやく合流です。途中から参加する開発プロジェクトにおいて最初にやるべきことは「一通りの道を歩くこと」です。というわけで、コードベースを手元に揃えて、今回の開発に必要な環境を整えて、アプリを手元で動かしてみる。それが済んだら、小さな変更を加えたものをコミットし、他のメンバーの手元でも確認してもらう。ぼくが最初のコミットにたどりついた記念の時刻は、23:11でした。

余談ですが、このときのリポジトリ名は「koe」(声)でして、ぼくは手元の「dev」ディレクトリに clone してきたため、パスが「~/dev/koe」になり、しばらく「デブ肥え」を連呼しながらニヤニヤする深夜のノリがありました。

そうして、ここから「作品としてどのように仕上げるか」を考える時間に入りました。手元にあるカードは「声を録音する」「サーバに送信して保存する」「サーバに保存されている声を再生する」これですべてでした。これらを組み合わせて、iPhone 向けのアプリケーションとしてパッケージし、一日の終わりを楽しくするものに仕上げる… なかなかむつかしい作業ですね!

さてさて、作品としての在り方と同時に、作品の「名前」も考えていきました。例によって例のごとく、最高の悪ふざけタイムがありました。そのときに挙がっていた名前の候補をいくつか並べて、ぼくの感想 (というかボツの理由というか) を書いておきます。

  • スヤリッチ : 毎日の「すやり」をリッチにするっぽい
  • おやすみクラウド : ありがちっぽい
  • Oyasumi as a Service : エンタープライズっぽい
  • iOyasumi : Appleっぽい
  • 美声おやすみ : 「美人時計」のパクりっぽい
  • 夜のリレー : カムチャッカの若者は寝るっぽい
  • おやすみください : 執事っぽい
  • おやすミク : 札幌っぽい
  • おやすみ日本 : NHKっぽい
  • おやすみエクスチェンジ(おやっくす) : @darashiの略しセンスのせいで証券っぽい
  • おやすみクロスロードZ : 週末ヒロインっぽい
  • おやすみスターライト : 寝台特急っぽい

ひどい悪ふざけをしながらも、きちんと議論は進行していて、0:18、満場一致で「おやすみシャワー」に決定しました。@ZoAmichi がいてくれたおかげで「アイコンもつくりやすい」といった観点を取り入れてネーミングできたのはよかったと思います。気付けば日付も変わっていました。

作品の名前が落ち着いたことで、作品として「どうあるべきか」も、だいぶ考えやすくなりました。0:45に画面設計とユーザのアクションフローの設計に着手し、1:30頃に初案が完成、メンバーのフィードバックを取り入れて「じゃあ、これでつくってみよう」というところまで進みました。1年前のぼくなら、画面設計の合意をつくる前にコーディングをはじめていたことと思いますが、この半年でプロトタイピング技術が向上していたため「まずは画像で最低限のモックをつくり、それを指さしながら認識合わせをする」という堅実なプロセスを踏むことができました。自分の成長を実感できて、ほのかに嬉しかった瞬間です。

画面設計とアクションフローの設計が終われば、あとはコードを書いて実際の動くものに落とし込む作業です。そうそう、今回は PhoneGap での iPhone アプリ開発でしたので、ぼくが触れたファイルは「HTML」「CSS」「JavaScript」のみでした。これなら「お得意の Web 開発だぜヒャッハー」と勢いよくコーディングしました!…と思いきや、いつもの「Haml」「Scss」「CoffeeScript」に比べると「素で書くのつらい…」と思う場面が多かったわけですが、まあ、許容範囲です。

声を扱う部分については @darashi と @kei_s がしっかりと整備してくれていたおかげで、ぼくの作業は、アクションフローに合わせて用意されている function を順番に叩いていくだけで済みました。簡単便利でとっても助かりました。と言いつつ function の呼び忘れによるバグを生んですみませんでした……

3:12には、おやすみシャワーの原型とも呼べる状態のものをコミットしました。ここらでようやく、作品を提出できるイメージを持てるようになってきました。そのすぐあと、3:35には、並行してアートワークを進めてくれていた @ZoAmichi がアプリのアイコンをコミットしてくれました。一気に完成形に近付いていきました。

13日の朝のこと

この一晩で、動作確認のための「おやすみ」をどれくらい言ったことでしょうか。メンバーの「おやすみなさい」が聴こえてくる度に「あ、仮眠に入るのかな」と思いました。たぶん100回以上は「おやすみ」を聴いた夜だったと思いますが、誰も寝ていませんでした。おやすみ詐欺ナイト。そして迎えた日の出。

最初に「とりあえずこれで Shippable (提出可能) だね」となったのは、5:45くらいのことだったと思います。そこから先は、ちょっとした改善を試みたり、紹介動画を撮影してみたり、でした。安全に応募にたどりつくための時間を過ごします。

ぼくがコーディングしてくれている間に @darashi は応募のための文章を書いてくれていたりしました。@darashi はアップルスクリプト[2]を書くことに長けていたので、4:44の初案の時点でかなりいい感じの文章ができあがっていました。それを4人でちょっとずつブラッシュアップして、最終的に提出した文章を完成させました。

[2] Appleの商品紹介文っぽい文章のこと

(もう眠かったし朝のことはあんまり覚えていなくてごめんね)

「おやすみシャワー」を紹介します

そうしてつくられたのが「おやすみシャワー」です!(じゃじゃーん)

あなたは一日の終わりを誰と過ごしますか。
ときには見知らぬ誰かと「おやすみ」の言葉を交わすのはどうでしょう。
「おやすみ」はあなたに降り注ぐ、流星のシャワーのように。
素晴らしい一日の終わりを分かちあう、最高のおやすみ体験をお届けします。

そして次は、あなたから。

工夫したこと

作品として仕上げるときに考えたこと・詰め込んだ想いを、ちょっこし書いておきます。ぼくのメインの担当は、こういったことを考えるお仕事でした。「寝る前におやすみを交換する」というアイディア自体はそれほど尖っていないという自覚があったので、類似作品に負けないように、作品としての完成度を少しでも高めておきたいと考えました。

  • 「5分後にお返事がくるかも…」だと眠れなくなるので、起動と終了のタイミングを明確にしたい
    • アプリの「起動」から「終了」までを「戻ることのできない一本道」にした
    • ユーザ間のインタラクションは「同期」ではなくて「疑似同期」を採用した (5分前の「おやすみ」も1時間前の「おやすみ」も区別しない)
  • ユーザが必ず得をする入出力のバランスを保ちたい
    • 自分ひとり分の「おやすみ」を入力すると、5人分の「おやすみ」が返ってくる設計にした

ただ、これらの工夫って、ぼくが考えるプロダクトデザインにとっては極めて重要なのだけれど、デモだけでは伝えることがむつかしくて、ここに気付いてもらえなかったら評価は低くなるだろうなぁという覚悟もありました。審査員からのコメントを見るに、こちらの工夫をかなり読み取ってもらえたようで、とても嬉しかったです。

「おやすみシャワー」を使ってくれる人を募集します

さて!そんなぼくらの「おやすみシャワー」を使ってくれる人を、若干名、募集してみたいと思います。一日の終わりに、誰かに「おやすみ」を言ってもらいたい… そんなあなた!「おやすみ」の交換をしてみませんか。

「iPhoneを所持している」「おやすみしたい」「このエントリを読んで興味を持った」「おっさんの声が聴こえてきても平気だ」そんなあなた!声のかわいい女の子だったらさらによいです!TestFlight に登録の上、ぼくまでお声掛けください。希望者が多い場合は対応を考えなくちゃいけない事情があるのですが… ひとまずは、連絡をいただいた順にアプリをお渡ししたいと思います。

今なら、開発者4人の「おやすみ」をコンプリートしやすいですよ!おっさんボイスが好きという女の子!お待ちしています!

まとめ

@darashi がだいぶいい感じに肩から入っているエントリを書いてくれていて、出遅れた感じがあってちょっと悔しいのですが!自分のために書いてみました。

Untitled

クックパッドさん主催の第3回「開発コンテスト24」に参加しました。@darashi @kei_s @ZoAmchi とぼくの4人のチームで「おやすみシャワー」というアプリをつくって応募し、ありがたいことに特別賞をいただきました。

@darashi さんへ。いつものことながら、素晴らしいバランス感覚でプロジェクトを進行してくれて、どうもありがとう。役割分担や、リリースに向けての時間の使い方、技術的リスクの回避、などなど、道を歩いていこうとしたときに襲いくる幾多の困難を未然に防いでくれる人がいるというのは、本当に心強いことです。頼もしい安定感がある一方で、命名のときには誰よりダジャレを飛ばして無邪気に楽しんでいる最年長者の姿は、チームに愉快なリズムを与えてくれました。今回も、どうもありがとうございました!あと、PS3 もありがとうございました!本当にありがとう!

@kei_s さんへ。「これ、どうしたらいいんだろう」というときに、ササッと調査して解決への道筋を見付けてくれて、とても助かりました。その対象はプログラミングのことだけに留まらず、ツールやサービスの使い方や、他のあらゆることに対してでした。ぼくが開発に合流したときには、すでに一通りの道具は揃っていて、まるで「自分の背丈に合わせてつくられた椅子」が用意されていたような、気持ちのよい体験でした。おかげで、作品を作品として仕上げるところに集中できたので、とてもやりやすかったです!ぼくは今回、TAMIYAを着ていなくてすみませんでした…!

@ZoAmichi くんへ。ガローアまで色々と運んでくれて、どうもありがとう。急なお誘いにもかかわらず、スッとチームに参加して、朝まで作業に付き合ってくれてどうもありがとう!いなかったらアイコンとかどうなっていたんだろう… って思います。命拾いしました。実は @ZoAmichi くんがいなかったら「おやすみシャワー」という名前にもたどりついていなかったような気もしています。一緒に開発プロジェクトに携わったのは、今回が初かもしれませんね。楽しい時間を共有できて、うれしかったです!

クックパッドさん。今回も素敵なコンテストを企画してくださって、ありがとうございました!2年連続の特別賞、やってやったぜー!と思っています。それにしても、テーマの設定が本当に上手だなぁと、頭が下がります。コンテストの運営に尽力されたみなさんにお会いできること、心から楽しみにしています。表彰式では、どうぞよろしくお願いします。

相変わらず「賞金」には縁のないチームですが、前半で書いた通り特別賞はとても好きなポジションなので、今回も受賞できてよかったです!チームの4人でルンバを4つ切りにする会をやりたいと思います!(去年は iPad を3つ折りにしました)

「モチベーション3.0」を読んだ

モチベーション3.0を読みました。自分の中で少し整理できたことがあるので、書き留めておきます。

ダニエル・ピンクさんと大前研一さんのタッグといえばハイ・コンセプトを思い出します。これを読んだのは、たしか修士2年のときですから、4年くらい前ですかね。当時、読んでいる文章がスラスラとは頭に入っていかなくて苦労した覚えもあります。一方、今回のモチベーション3.0は、すいすいと読み進めることができました。この差異は、扱っているトピックの違いがもたらすのか、この4年くらいの自分の変化がもたらすのか、そこは気になっています。

モチベーション3.0

ところで、ダニエル・ピンクさんの本を「ピンク本」と呼ぶの、あんまりよくないと思います。

どうして手にとったか

友人たちと「ものづくり」についてお話しているときに、この本の名前が挙がって、それで、興味を持ってポチッとしました。そのときは「お仕事でつくるもの」と「個人の衝動からつくるもの」の違いとか、そういうお話 (アルコールも入っていたので詳細は覚えていない…) をしていて、もともと強い興味を持っているトピックです。

たとえば Amazon.co.jp では、この本は「投資・金融・会社経営」のカテゴリに分類されているみたいですが、ぼくの興味の中心は少なくとも「会社経営」にはなくて、あるのは「いかにして自分のモチベーションを発見するか、維持するか」といった、自分自身のより楽しい日々への興味です。もうちょっとだけいうと、自分のひとまわり外側にいる親しい仲間たちとか、一緒のプロジェクトのメンバーとか、彼らのモチベーションを「引き出す」って言っちゃうとアレですけれど、せっかく一緒の時間を過ごす人たちには楽しい時間を過ごしてほしいので、どうやったらそういった時間を過ごせるようになるのか、興味があります。願わくば、まわりの人たちを意気消沈させるよりは、接した人たちのテンションを上げられるような存在でありたいのです。

…というわけで、ここから先は精神論的なスピリチュアルなお話が続きますので、そういったお話はけっこうです、という人は、下記に「もっと手を動かそうぜ!!!」的なリンクを置いておきますので、ぜひそちらに行ってみてください。

エンジニア向け「第3回 開発コンテスト24」開催 | クックパッド株式会社

自分のモチベーションのこと

この本を読んでみて、はっきりとわかりました。もともとわかっていたことなのかもしれませんが、この本に後押ししてもらったような感覚があるので、強い語調で言うことができます。

ぼくは「自分以外の誰かから与えられた目標」に向かって進むのは、苦手です。自分がどこに行くかは、自分で決めたいと思っています。運転席に座っていなきゃいけないけれど、ハンドルを操作することはできない──そんな状況は避けたい。そのような状況を想像すると、気持ちがずっしりと重くなるのを感じます。そのような状況を1年も2年も続けたら、自分が生まれながらに持っているはずの、人間が生まれながらに持っているはずの「ナニカ」が致命的に失われてしまう気がして、想像するだけで恐怖を感じます。

モチベーションの喪失は、パフォーマンスの低下を招くでしょう。パフォーマンスが低下すれば、成長が鈍るでしょう。パフォーマンスを出し切らないと、今を生き延びることができない。成長が鈍っているようだと、未来を生き延びることができない。たとえば「今から3年間」というスパンを考えたときに、ずっしりと重たい気持ちで成長を実感できずに過ごす3年間と、前向きな気持ちで成長の手応えとともに過ごす3年間を、比べてみます。絶対に前者であってはいけない。どうにかして後者の状態を維持しなければ、ぼくが大事にしたい「楽しい日々」から遠去かってしまう。

だから、せめて自分にとっての「最高のパフォーマンス」で日々を過ごせるように、それが叶うような環境を手に入れるために四苦八苦しています。どのような職に就くか、どのようなプロジェクトに関わるか、どのような人たちと一緒の時間を過ごすか、どのような場所に身を置くか… などなど、自分にあった「5W1H」を探して、シンクロ率を1%でも高めるために試行錯誤しています。今のところは「自分がしっかりとハンドルを握っていられるように、なるべく小さいチームに身を置く」などを重視しています。

最高のパフォーマンスを出せる状態のことを、本の中では「フローの状態」と呼んでいます。プロゴルファーの石川遼選手のエピソードの中では「ゾーン」と呼んだりもしていました。日々の活動の中で「フローの状態」を安定して維持できるようになれば、楽しい日々を守れるのではないか、と考えています。だとすると、スポーツ選手や芸術家、ミュージシャンたちの姿勢から学ぶべきことは多そうです。

三日目:班毎のミーティング中の踊るjune29

写真は、たぶん「フローの状態」に陥っているときの自分です。

これまでの経験から

本書の中では、モチベーションに関する様々な「実験」の結果と考察がきれいにまとまっています。豊富な事例の中で繰り返し強調される「こういう状況では、モチベーションが上がる」と語られる内容は、自分の直近5年くらいの「とても楽しかった経験」を取り巻いていた状況とほとんど一致していて、それで、自分にとっては読みやすかったのだと思います。

そんな「とても楽しかった経験」のことは、だいたいいつもテンション高めにこのブログにも書いているわけですが、中でもひとつだけ例を挙げるとすれば、2011年4月にクックパッドさんが開催してくださったエンジニア向け「第2回 開発コンテスト24」に参加したときのことを選びたいです。参加後に自分が書いたエントリは半径3メートル以内の世界でもっともっとひっついてたくて「1/2」をつくりましたになります。

このとき、誰に命令されるでもなく、自分のやりたいように、自分たちのやりたいように「ワイワイと作業」していました。とても楽しい時間が流れていたこと、今でも思い出せます。高度に発達した「悪ふざけ」は「フローの状態」と見分けがつかない。自分の奥底からチカラが引き出されていくような感覚があって。関わっていられること自体に感謝したくなるような。そして「またやりたい!」と思っているので、モチベーションは「消費」されるどころか「噴出」してきているのですよね。すごい。こういった時間をひとつひとつ大切にしていけたら、自分はもっともっと加速できるんじゃないかって思わせてくれます。

そういえば、今年もクックパッドさんが開発コンテスト24を開催されるようですから、興味のある人は参加してみるとよいと思います!

エンジニア向け「第3回 開発コンテスト24」開催 | クックパッド株式会社

まとめ

「モチベーション3.0」を読みました。本書がメインのターゲットとしているっぽい「経営者」や「チームのマネージャー」といった立場ではなく「もっともっとモチベーションを溢れさせながら前進したい!」と日々の中で願っているひとりのプレイヤーとして読みました。本書に書かれている内容と、自分の過去の「楽しかった体験」を並べて比べてみて、今後も楽しい日々を継続させていくためのヒントをつかめた気がして、うれしいです。「こういう環境に身を置いたら負けるだろうな」「こういう環境をもっとつくっていきたいな」と思うものが、いくつか見つかっています。

みなさんの「モチベーションが溢れる状況はこんなのだよ!」というものがあれば、ぜひぜひ教えてくださいな!

WEB+DB PRESSの連載が無事におわりました

WEB+DB PRESSにてRubyの連載がはじまりましたというエントリを書いたのが、2011年6月26日のことでした。そのときに紹介させてもらった WEB+DB PRESS Vol.63 から、2012年4月24日に発売された WEB+DB PRESS Vol.68 まで。計6冊に渡って担当させてもらった1年間の連載「Rubyわくわくナビ」 (ぼくの中では「Ruby cruising Love」という連載タイトルでした) が、無事におわりました。@kei_s さんとふたりでの担当でした。

本当によい経験をさせてもらいましたので、このエントリに、心からの謝辞を書き残しておきたいと思います。

編集後記

最初に連載のお話をいただいたのは、2010年12月14日のことでした。

まず最初に「引き受けたい」という気持ちが強くあって、だけどもすぐ次に自問として浮かんでしまう「自分にできるのか」という気持ち。過去に担当してきた人たちの名前を見れば、そこに自分の名前が並んだ状態はぜんぜん想像できなかったし、なによりしっかり考えなければいけなかったのは、日々の中に執筆の時間を確保できるのかということ。メールをいただいた日の夜は、本気で悩みました。

結果的には「引き受けさせてもらおう」と決意できたわけですが、こうして無事に6回の記事を書き終えて編集後記に至るまでの長い長い道のりを想うと、書かずにはいられないこともあります。

そもそも連載のお話を頂戴できたのは、他でもなく「RubyKaigi」のおかげです。RubyKaigi のレポート班という経験と、そこでの技術評論社さんとのつながりがなければ、そもそも連載担当者の候補に挙がることもなかったと思います。ではなぜ RubyKaigi に関われたかとというと、それは「Ruby札幌」のおかげです。あの皆さんが、ぼくを RubyKaigi のあるところまで連れていってくださいました。じゃあ、どうして「Ruby札幌」に関わるようになったかというと、研究室の先輩だった @mrkn さんが「今度、勉強会があるから参加してみるといいよ」と声をかけてくれたからです。その当時、ぼくは Ruby のコードをほとんど書いたことすらありませんでした。

@mrkn さんに誘われて、はじめて「Ruby札幌の勉強会」に参加したところからぼくの人生は狂いはじめて、あれよあれよと転がって、今の場所までたどりつきました。

そんな道のりのことを想っていたので、連載の最終回は、ぜひとも @mrkn さんにも読んでほしいのです!研究室時代に専攻としていた「複雑ネットワーク的解析手法」なんかを盛り込んで Ruby の世界を見てみるという、ぼくにとっての「これまで」を贅沢に詰め込んだ内容なんです。そんな裏側のことは誰にも伝わらないだろうけれど、とにもかくにも、最終回の記事には特別な思い入れを練り込んであります。

むらけんさんと慧さん

写真は、研究室時代の @mrkn さんと、共著の @kei_s さんです。ぼくと @mrkn さんがふたりで写っている写真を探してみたのだけれど、Flickr の研究室のグループをさかのぼっていって250ページくらいまで進んだところで、色々と思い出しすぎる (思い出がありすぎる) ので、見つかる前にあきらめました。

謝辞

連載にたどりつくまでの道の上で出会ったすべての人たちに感謝します。おかげさまで、雑誌を通じてたくさんの人たちに向かって言いたいことを言うという、自分個人の力を大きく越えた体験を得ることができました。とても勉強になりました。

担当編集の池田さん。いつも、細部の細部まで相談に乗っていただき、ありがとうございました。池田さんは、Ruby との付き合いという意味では、ぼくらより読者より近い位置に立ち、どうすればより読者に伝わりやすいかという観点で、あるべき方向へと、上手にぼくらをナビゲートしてくださいました。今回は執筆者がふたりということで、ケアしなきゃいけないポイントも多かったことと思います。調整の手間を取らせてしまったこともあります。それでも、ぼくらが無理なく執筆を進められるように、スケジュールも管理してくれて、とても助かりました。また、GitHub や Dropbox といった新しめのツールの活用に関しても積極的で、ストレスを感じずにすべての作業に当たることができました。池田さんなくしてこの連載は成立しませんでしたので、執筆者ふたりだけの名前ではなく、池田さんの名前も一緒に並べられたらいいのになぁと思っています。

共同執筆の @kei_s さんには、本当にお世話になりました。そもそも、自分ひとりではこなせない大きさのお仕事でしたので、@kei_s さんが近くにいてくれたおかげで、運良く連載のチャンスに乗っかることができました。途中、ぼくの日常を取り巻く環境が大きく変わって、あれはたしか2011年の年末の頃に「ちょっともう執筆は無理かも…」と半ギブアップ宣言をしたときに、柔軟に応じてくれて命拾いしました。おかげで、作者取材のために休載せずに、1年間を走り切ることができました。そうだな、やっぱりいちばん楽しかったのは、最終回の記事を設計しているときでした。いわゆる「チーム俺ら」な感じをたっぷり盛り込んだ内容で、研究室時代から形を探ってきた「俺らのフォーメーション」で、自分たちの得意なところで、自分たちのやりたいように執筆に向かうことができて、自分たちが「連載を担当したんだ!」という痕跡を残せたんじゃないかなあ。一緒にやれてよかったです。どうもありがとう。

# TODO: 結婚する
# そして、休日も執筆にあたるだらしない自分を隣で支えてくれた妻へ。ありがとう。

記念撮影

ぼくらが関わってこれた6冊の「WEB+DB PRESS」たち。FOR ALL WEB APPLICATION DEVELOPERS!!!
WEB+DB PRESS

あわせて読みたい

WEB+DB PRESS #wdpress で Ruby の連載をしていました – kei-s@ブログ苦手

父親と乾杯した

先日、ふだんは北海道にいる父親が東京にくる機会があって、そのときに「よかったら、ごはんでも食べよう」と連絡があって、2人でごはんを食べながらお酒を飲みました。

…って、ただそれだけなんだけれど、ぼくにとっては「人生で初めての父親とのサシ飲み」となったので、ライフタイムイベントとして記録しておきたいと思ったのでした。

男の子の人生のスタンプラリー

もう2年くらい前になりますが、ヨシオリさんのツイートを見て「わあ!」と思ったことを今でも覚えています。

もしも男の子の人生がスタンプラリーだとしたら「結婚前夜に男友達と飲む」というスタンプを押す欄があって、こんなふうにしてスタンプを集めていくのも、人生の楽しみ方のひとつだと思います。もしも男の子の人生がソーシャルゲームだったとしたら「結婚前夜に男友達と飲む」という Badge が Unlock されるかもしれませんね。

そんなわけでぼくは、この夜に「父親と飲みながら話す」と、他にいくつかのスタンプをゲットしたのでした!よくわからないけれど、とにかくテンションが上がりました。

男の子の人生のチェックポイント

ぼくはもうすぐサーティになろうかというアラサー男子なのですが、「アラサー」や「婚活」や「女子力」という言葉はただ単におもしろがって頻繁に使っているだけで、サーティという区切りにあまり深い思い入れはありません。ぼくにとっての、人生のひとつのチェックポイントとなった年齢は「26歳」でした。

26歳。ぼくの父親が26歳のときに、ぼくが生まれています。自分が26歳になったとき「父さんは、この年齢で第一子を受け止めたのか」と思うと、込み上げてくるものがありました。当時の、26歳になったころの自分は (今もそうですが) 自分のことだけで毎日がせいいっぱいで、惚れた子のひとりもケアできないような状況でしたから、子供を育てはじめるだなんて、想像もつかないような偉業に思えました。父親は、よくこんな手のかかる子を育ててくれたものだなぁと、感謝の気持ちを抱きました。

「ぼくにとっては、26歳が節目だったよ」と父親に伝えると「そうか、純にとっても、親がひとつの節目になるのか」と返ってきました。ぼくの父親の節目は「45歳」だったそうです。これは、ぼくの父親の父親が亡くなった年齢です。父親は「45歳」になったときに「父親よりは長生きしよう」という、ひとつの節目を迎えたとのことでした。

まとめ

親父と妹とボク

28歳にして、人生で初めて、父親とふたりで飲みながらお話してきました。これまでに聞いたことのなかったお話をいくつか聞けて、短かい時間でしたが、とても楽しかったです。その日は平日だったため、ぼくはお仕事を切り上げて待ち合わせの場所に向かうことになり、ちょっとお仕事が押してしまったため、父親を待たせてしまいました。少年時代のぼくは、父親のことを「仕事人間だ」となんとなく捉えているところがあったので、そんな父親に対して「お仕事で遅くなっちゃった、ごめんね」と自分が言っている瞬間は、なんだかおかしかったです。いつの間にか自分は、お仕事を理由に父親を待たせるくらいの、そんなお年頃になっていたのですね。

また、幼少期は、いつも「ほめられたい」よりも「怒られたくない」を行動指針にして行動していた自分なので、20歳を過ぎたあたりから「ほめられたい」を少しずつ上手に前面に出せるようになった今の自分が、素直な気持ちで最近の自分の「がんばっていること」を父親にお話して、ちゃんと聞いてもらえたのは、なにかをひとつ乗り越えたような気がして、ほんのりうれしかったです。

「高専カンファレンス in 東京」に参加してきた

2012年4月14日、土曜日。高専カンファレンス in 東京 (045tokyo) に参加してきました。とても楽しくて刺激的な1日を過ごすことができたので、この日のことを書き残しておこうと思います。

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朝から

この日は「Rack売りの少女」として知られるびしんさまとお話したいことがあったので、びしんさまが東京に着く午前中から合流することにしました。そのびしんさまは、ぼくと同じ亥年生まれであるひらのさまを連れ回すとのことでしたので、3人で待ち合わせするところからスタートしました。若い子たちが、こうして、やりたいことのために地方から東京に出てきて、おじさんはただただ感心してしまうのでありました。

朝ごはんを食べたりしながらこの日のことをお話しました。今回のイベントは「参加者全員が発表者」という主旨のものでしたので、ぼくたち3人も、もちろん発表を控えていました。緊張するね、準備しなきゃね、なんてお話しながら、午前中はあっという間に過ぎていきました。途中で「お前の好きにはさせないぜー!!!」と言わんばかりのあそなすさまが駆け付けて、4人で会場まで向かいました。

ぼくが話したかったこと

「神速(カンムル)」というタイトルでトークさせてもらいました。「神速」というのは、ぼくと Twitter の間にある一連のシステム全体をそう呼んでいます。厨二臭がプンプンします。

たとえば、コックさんと結婚することになったら、あなたは結婚後の生活にどんなことを期待するでしょうか。おいしい料理と楽しい食事の時間を期待するのではないでしょうか。たとえば、ミュージシャンと結婚することになったら、ちょっとしたときに音を奏でて楽しむような時間を期待するのではないでしょうか。

じゃあ、もしプログラマと結婚することになったら…?なにか少しでも、日常が楽しくなることを期待しますか…?

ぼくはこれに「Yes」と答える人がもっともっと増えたらいいなぁと思っています。つまりカジュアル・プログラミングがもっと増えて、カジュアル・プログラマがもっと増えて、プログラマが「日常の情報とのコミュニケーションをとても楽しいものに変えてくれる人」と認知されるようになったら、うれしい。最近だと、Twitter のおかげで「Bot」という概念が一気に浸透しつつあったりして、少しずつ少しずつその傾向は強くなっていると感じます。うれしい。

いつも、こういったトークの機会には聴き手の層をすごく意識するのだけれど、今回は、イベントの参加登録が Twitter アカウントを利用した仕組みになっていたので、つまり参加者全員が Twitter についてある程度の知識や体験を持っているだろうと想定し、普段は避けがちな「Twitter に特化したトピック」を用意してトークに臨みました。

伝えたかったのは「自分の日常をもっと楽しくするためのプログラミングを覚えよう」の1点です。例として、ぼくが自分の日常を楽しくするために動かしている「神速」のお話をさせてもらいました。カジュアルに自分の日常を楽しくできるようになってきたら、次は、ちょっとだけ背伸びをして「自分と自分のまわりにいる誰かひとりの日常を楽しくするプログラミング」に挑戦してみるとよいと思います。

@各位

この日のやりとりのうち、特に強く印象に残っているものをピックアップして各位にメンションしたいと思います。

@earth2001y さん、@igaiga555 さん。おふたりが口を揃えて「雰囲気が 003tokyo っぽかった」と言っていたのがおもしろかったです。たしかに 003tokyo と参加人数という意味での規模も、会場の大きさも、似ていましたね!なんだけれど、参加者の層はけっこう異なっていて、全体として若くなっていたように感じます。参加者の平均年齢を比較してみたらどうなるかな。「2週目か3週目の東京開催」という感じでした。

弦本さん。だいぶ気になっていた高専ベンチャープロジェクトについて、色々とお話を聞かせてもらいました。3月末の頃のハッシュタグ #kove がとても楽しい雰囲気を出していたので、きっと、素敵な価値を目指すプロジェクトなのだろうと感じていました。一方で、ぼくは「問題意識はどこにあるのだろう」とも思っていて、弦本さんはどのあたりを見ているのかなー、って、たくさん質問させてもらいました。ほむほむ。もうちょっと突っ込んで聞いてみたい。もっと人間臭いところまで踏み込むと、自分の感覚と重なるところが見つかりそう。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

そんな #kove ですが #kove の豚であるところの @noize_hioki くん、それから… 年下の女性に興味をお持ちの @whimsical_cat くんともお話できました。@noize_hioki くんは、会うたびに成長を感じさせてくれるのでいつも楽しみで、今回も「また大きくなりやがって〜」と思いながら接していました。@whimsical_cat くんは、今年1月の 038tokyo の参加エントリに書いた通り、素晴らしいエンターテイメントを魅せてくれた「おやきーず」の向かって左の人だったので、ようやくちゃんとお話できて嬉しかったです。どうやら年下の女性に興味をお持ちらしいと聞いていたので、その対極に位置するおっさんの自分なんか相手にされないかも… と思っていたのですが、ちゃんと相手してくれてよかったです。ふたりとも、平成生まれだってね!若いながらもすでに「ものづくり」を経験しているおふたり、これからも楽しい景色を見せてくれそうなので、楽しみにしています。また東京にくる機会があったら教えてください!次は、もっとがっつりお話しましょう!

談笑

@poperasako 先輩!上の写真は2009年4月のものですから、あれからもう3年ですか。ますます立派になられて、頭が上がりませんで。発表から運営から司会からスタッフへのスポットライトの当て方まで、感心してしまいました!中でも発表の内容は、いわゆる就職活動を経験したことのない自分にとっては発見が多く、あらためて考えさせられました。「5W2H」のお話、おもしろかったです。

@poperasako 先輩のお話に乗っかる形で、懇親会のときに「やっぱり Why は大事だと思うんですよー」と話すぼくの戯言に付き合ってくれたのは @crimsonwoods さんでした。「最初の一歩は、踏み出すこと自体が目的でもいいんじゃないの」という旨のこと (ぼくはそう解釈しました) を話してくれて、それは柔らかいスタンスだなぁと感じ、見習いたいと思いました。

IMG_1384 ぞアイ

上の写真はアイドルの人です。003tokyo 以来の登壇になる @ZoAmichi くん、発表の構成がよくできていて「アラサー独身男性って、すごいんだなぁ」と思いました。それから、上の写真の撮影者であるところの @_y_u_ さんは、やっぱり頼りになる先輩なのであった。お互いに、心が安らぐ場所を見つけて心穏やかな日々を過ごしたいですね。

「ものづくりを通じて価値を届けたいね」なんてお話をしたのは @Michael_e29 くんと、それから @_a__san くんです。どんな技術を振るうにしても、なにをつくるにしても、誰にどんな価値を届けたいのかってところからは、目を逸らさずにいたいですねえ。そこを見失ってしまうと、せっかくの技術も、小手先の技術になってしまいかねない。

@becyn さまのトークは、とってもまっすぐで、力が込められていて、惚れ惚れしてしまいました。内容についても共感するところが多く、一方で、ぼくが知らない世界のことを教えてくれたりもして、とてもありがたい5分間がありました。

まとめ

本当はひとりひとりにメンションしたい気持ちもありつつ、そろそろまとめます。

今回の主催の @mitaku ちゃん。「開催を実現するまでに送ったメールは5通のみ」というのが素晴らしい!低コストをテーマとしてもって、それを体現するために開催自体を設計し、実装する。芯の通ったものづくりですなあ。ガローア会議のときにそんな気配は感じていたので、今回、蓋を開けてみるのが楽しみでした。そして、結果も素晴らしかった。

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準備に尽力された @mitaku ちゃんと、それを支えたであろうオプティムの皆さん、刺激的なトークを披露してくれたすべての参加者の皆さんに感謝します。どうもありがとうございました!