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「新春・高専カンファレンス2012 in 東京」に参加してきた

2012年1月14日(土)、15日(日)と、2日間に渡って開催された新春・高専カンファレンス2012 in 東京に参加してきました。今回、どんな気持ちで参加してきたかというと、だいたい以下の3種類にまとまります。

  • 参加者として、後輩たちがつくった開催を楽しもう
  • Lightning Talker として、しっかりと内容で勝負するトークをしよう
  • 当日スタッフとして、写真レポートをがんばろう

2012/01/14 高専カンファレンス 038Tokyo 1日目

これは、参加者として楽しんでいるところ。

強烈な「個」との出会い

参加者として会場での時間を過ごしてみると、印象に残るのは強烈な「個」の存在でした。今回の「ふるさと自慢コンテスト」で上位入賞した、長野の「おやきーず」の2人と、静岡の「あらなぎ団」の2人と出会えたことが、とても刺激的で、うれしかったです。20歳やそこらで、あの完成度のエンターテイメントを体現できるのだなぁと、とにかく感心してしまいました。「すごい人は、すごいのだなぁ」と乱暴な感想を持ちそうになったのだけれど、それぞれの後日談を読んでみて、結果に納得です。

「用意周到」という言葉がぴったりです。まず、コンテストの性質を理解しようとしている。次に、自分たちの手札を理解しようとしている。その次がおもしろくて「こうなったら負ける」を理解しようとしている。最後に「じゃあ、これでいこう」を固めて、あとは、イメージトレーニングあるのみって感じですね。4つのエントリ、読み応えがあって、読みものとして楽しかったです。

そもそも、4人とも後日談をきちんと文章にして公開している、ってのが、やっぱり。彼ら彼女らには、内側からあふれる「言いたいこと」「伝えたいこと」「成し遂げたいこと」があるのだなぁと感じました。その強い気持ちの体現が、エンターテイメントとしてぼくたち参加者に届く。

この流れの先にどう書けばいいのか、ちょっと迷うのが栃木の3人のチーム… あれはずるかった!練習では出せないおもしろさがあって、あれは、3人がこれまでに共にしてきた時間の賜物なのかなぁ、と、小山開催で3人とご一緒させてもらったぼくとしては、自分を納得させるしかないのでした。ある意味では、優勝は栃木だったと思います。

他にも、おもしろい人たちとの出会いはいくつもあったわけですが、今回は、長野・静岡・栃木のチームの人たちを強調して書きたかったので、そうします。

Lightning Talk

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Over The Rainbow というタイトルでトークしてきました。トークの機会をいただき、ありがとうございます!

トークの内容として伝えたかったことは「境界をこえた先には、いいことがあるよ」「だから、どんどん境界をこえて、どこにでも行ってしまいなさい」ぐらいのものです。ぼくがこのトークをできたのは「高専カンファレンス in 八戸」があったからです。当時のエントリに、こんなことを書きました。

上述の3人、八戸高専の5年生だ。彼らが卒業前にお互いを知ることができて、「同じ学校の同じ学年に面白いヤツがいた!」と思えたことは、かけがえのない価値であると信じている。そしてまた、この価値が生まれる場を創り、彼らを発表の舞台に誘った @Magistol くんも同級生なんだ。八戸、素晴らしいじゃないか!カンファレンスの運営メンバーとして、こんなに清々しい気持ちになれたことを嬉しく思い、お礼を言いたい。どうもありがとう。

高専カンファレンス in 八戸に参加してきた – 準二級.jp

「高専カンファレンス in 八戸」には、当時の5年生の発表者が3人いて、実行委員長も5年生で、彼らが「学科」という「境界」をこえて出会えたことは、本当に価値のあることだったと思います。あの場の素晴らしい光景を見せられて、ぼくは価値に気付かされてしまったし、現役時代に「学科」という括りに勝手な「境界」を感じてこえられずにいた自分のことを想ったりも、しました。

こうやって地方から東京にまでやってきて、高専カンファレンスの、いわゆる「東京開催」に参加する現役学生さんに対して、ぼくは頭が上がらない想いで、彼ら彼女らの目に世界がどんなふうに映っているのだろうって、よく不思議に思うのだけれど、実は、ふだん過ごしている学校の中とか、もっと身近なところにも「境界」はいっぱいあって、東京まで出てこなくても、見つけられるものはたくさんあると思いますよ。身の回りにある「この先に、いいことがありそう」という道標になっている「境界」を、どんどん見つけてほしいと思います。

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それと。トークのラスト10秒に「会場の皆さん、10秒以内に3人とハイタッチしましょう。よーいドン!」を差し込んだのは、もちろん「境界をこえよう」のエクササイズである、と説明した通りなのだけれど、もうひとつ、伝えたいことと、伝えたい相手がいました。009tokyo と 014tokyo の実行委員だったときに立ち上げた「コミュニケーションデザイン」というお仕事について、少し。

もし、ぼくのトークが2日目ではなくて、1日目の懇親会の手前にあったとしたら、あの「ハイタッチ」タイムは、懇親会で誰かと誰かがつながるきっかけとしてデザインするつもりでした。一案として考えていたのは「今日、ボーダーの服を着ている人には、気軽に話しかけてよいことにしましょう」といった具合です。Lightning Talk の発表者という立場からも、コミュニケーションはデザインできるし、逆に、コミュニケーションデザイン班に属しただけでは、コミュニケーションはデザインできない。もっと、コミュニケーションデザインについて、お話してみたかったなぁ、と、引退したおじさんは思ったのでした。余談すぎました。

まとめ

新春・高専カンファレンス2012 in 東京

参加してきました。トークしてきました。運営を、ほんの少しだけ、お手伝いさせてもらいました。色んな人たちの色んな個性に触れることができて、楽しかったです。なんだか「カンファレンス」というよりは「大きな学校祭」に参加してきた、そんな感覚です。楽しい学校祭でした。

しかし、変に 001tokyo から関わっていると、ときどき「ハッ、子離れできていない…!」と自覚してしまうタイミングがあって、恥ずかしいものですね。次の人たちが、自分とは違う想いでなにかを目指しているというのに、ついつい「自分なら、こう…!」を出してしまうときが、あります。恥ずかしい。

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スタッフの皆さんにおかれましては、お疲れさまでした!2日間という日程は、とても大変だったことでしょう。しっかりと乗り切って、素晴らしいことと感じます。楽しい体験をありがとうございました。ならびに、あの場にいたすべての皆さんにも、同じように、感謝を。どうもありがとうございました!

高専カンファレンス in 小山に参加してきた

2011年9月25日、高専カンファレンス in 小山に参加してきました。久しぶりの高専カンファレンスへの参加となった今回は、運営もちょっとお手伝いさせてもらって、めいいっぱい楽しませてもらいました。

RubyKaigi2011 のスタッフとしてご一緒した都井くんから、RubyKaigi2011 が終わった数日後にこんなメールをもらいました。

都井くんからのメール

ところで、ぼくは去年の高専カンファレンス 2010秋 in 東京が終わったときに、こんなことを書いています。

これらは、ボクが抱いていた以上の現実となって返ってきてくれた。特に「期待3」は予想以上の成果となり、当日スタッフとして参加してくれた現役高専生から、とてもありがたいメッセージをいただいている。嬉しいことだ。この種は、近い将来、皆さんの目に見える形の花になるでしょう。

「高専カンファレンス 2010秋 in 東京」を終えて – 準二級.jp

あのとき当日スタッフに応募してきてくれた現役1年生が、他でもない、都井くんでした。今は2年生になった彼が、こうして自分の場所を創ろうとしていて、そこにお呼ばれするなんて、とっても素敵な体験でしょう!都井くんが 014tokyo から何を感じ取り、どんな形で 039oyama につなげていくのか、しっかり見届けようと思いました。

そんな思い入れを持って、栃木県まで行ってきました。東京から栃木までは地続きだし、001tokyo からはじまった高専カンファレンスも、ずっと地続きなんだって思います。

前日のこと

当日の段取りも決まっていない部分があったし、前日準備のために前日入りしました。主な担当作業は、今回の会場となる「蔵」の特性を活かした「The談会」の設計と、前日祭の進行です。やるぞー!

DSC01454 by RooandQoo, on Flickr

実行委員長の木藤くんとは、009tokyo や 011nagano でご一緒したことを覚えていて、まだ3年生かー、若いのに感心だねー、なんてずっと思っていたら、いつの間にか5年生になっていました。すっかり頼もしい実行委員長で、いやはや、年下の子たちの成長のスピードは信じられないくらいに早いものです。そんな木藤くんと、都井くんと、それから、釧路高専卒の小山実行委員チームの相棒るーくちゃんと、ぼくと、4人で「The談会」の設計をしました。ぜんぶで3つある「The談会」の会場をどのようにして活かすか、を考えました。結果、それぞれの会場に門番を配備することになり、ここは「都井くん」「るーくちゃん」「わたし」で守ることにしました。これはガローア会議01のメンバーそのものですね!チームワークはバッチリだな、と安心しました。

DSC01486 by RooandQoo, on Flickr
青い小山高専ジャージ(上・けいすけくん私物)と赤い釧路高専ジャージ(下・けいすけくん私物)を纏い、意識を高めているところ。Tシャツまで含めて、全身を赤・青・白のトリコロールでコーディネイトしていたことから、みんなからは「トリコ」と呼ばれていたという。ぼくは「けいすけファッション」だと思っています。

告知タイム

そんなこんなしている間に、小山開催の前日に開催されていた高専カンファレンス in 松江の「告知タイム」がやってきました。今回、すごいことに、松江と小山をビデオチャットで接続して告知する、という段取りでした。小山の開催準備が色々とあって、松江の配信はほんの少ししか閲覧できなかったのだけれど、やのしくんりちゃ兄さんのトークは見ることができました。だいぶ楽しかったです。

小山からビデオチャットで告知 by rch850, on Flickr
松江の会場に映し出される小山の実行委員の皆さん。「放送事故」と評されるほどに絶賛の嵐を浴び、とてもよい告知だったのではないでしょうか。

餃子パーティ

準備がほどほどに落ち着いたところで、栃木駅から宇都宮駅まで移動して、今夜は餃子パーティです。実行委員の間で「ここで食べよう」とお話していた場所は、行ってみると行列ができていて、とてもじゃないけれど入れそうもなかったので、その場にいた人たちに手伝ってもらって、別のお店を探しました。前日祭の準備が不十分でしたね… 参加者の皆さんをぐるぐると歩かせてしまって、すみませんでした。

それでもなんとかお店を確保し、着席してみると、ぼくのテーブルにはサトーさんるみちゃんソラちゃんがいました。るみちゃんとソラちゃんの組み合わせが意外とおもしろくて、ふたりのやりとりを見ながらニコニコしていました。会話の流れだけ追いかけていると、ふたりのお話はとても噛み合っているようには思えないのですが、とにもかくにもふたりが満足そうにしていたので、これはよいことだなぁと思って、ぼくも楽しかったです。

ソラちゃんをお見送りしたあとは、もう一度、実行委員で集まって「いよいよ明日ですね」なんて言葉を交わして、夜も遅くならないうちに解散しました。小山の実行委員のみんな、気合充分です。さらにそのあとは、ゆいかちゃんかわいさんしゅーへーさん、るーくちゃんと、女々しい感じ (カラオケ的な意味で) にしっとりとお話をしました。みんな、考えていることが真剣だし、行動も伴っていて、まずは個々に感心しました。それから「ここは自信がない」とか、お互いの間で不安を共有できる関係なんだな、ってことも分かって、いいチームだなって思いました。特にしゅーへーさんは、タイムラインを見て受ける印象がとても悪かったので、こうしてじっくりお話してみて、素敵な人だってことが分かって嬉しかったです。

ホテルにチェックインして、残りの作業を… と思いながらも寝落ち寸前。るーくちゃんが切ったシャッターの音で目が覚めます。明日も早起きだもんね。そろそろ寝よっか。

DSC01540 by RooandQoo, on Flickr

当日

P9250952 by sora_h, on Flickr
運営をがんばっている姿です。喉元を突きました。

いやー、はじまってしまったら、あっという間ですね!なんやかんや、運営をがんばっていたので、参加者目線で書けることはあまりありません。参加者の皆さんが撮ってくれた素敵な写真たちのお力を借りましょう。

「The談会」の会場その1。「座敷」 — 広げた模造紙の上に、お話したことを書き残してみたり、そこからさらにお話を広げたり。あとからきた班が、前の班のお話の内容を覗いてみたりできる仕掛けです。畳と机、お茶とお団子。いいですね。

IMG_3288 by earth2001y, on Flickr

「The談会」の会場その2。「サテライト」 — お題に対する回答をノートに書いてまわしていくスタイル。机の中心が抜けていて、模造紙を広げたりはできないので、ノートを順番にぐるっとまわす仕掛けにしました。

DSC01593 by RooandQoo, on Flickr

「The談会」の会場その3。「蔵」 — テーブルの上に伏せてあるカードをめくって、そのお題にそってお話を進めていくスタイル。お題カードを書いて足してくれた参加者さんもいました。

_IMG2848 by tochikuji, on Flickr
蔵の上階から。

_IMG2939 by tochikuji, on Flickr
蔵の中は明かりを控え目にして、普段とは違った雰囲気でお話してもらえるような場を目指しました。

ひとつの会場にみんなで集まって「発表者」と「聴衆」に分かれて進行するのではなく、参加者全員でお互いにお話を交換するような催し。小山の実行委員のみんなが実現したかったこと、ちゃんと形になったように思います。最初、会場の下見に行ったとき、ぼくは「むつかしいなあ」と思ってしまっていて、会場の使い方をちょっと間違えると、移動が増えたりして、参加者さんに面倒ばかりを感じさせてしまうことになるんじゃないかって、心配していました。前日と当日、会場を歩いてまわりながら、気持ちを少しずつ会場に馴染ませていって、みんなであーだこーだとお話をして、きちんと着地点を見つけられたように思います。みんなと一緒の「開催づくり」が、とても楽しかったです。これが設計だ。

参加者の皆さん、とても協力的で、存分に「談」を盛り上げてくれました。ぼくも「蔵」の門番として皆さんのお話を聞かせてもらっていて、本当に楽しかったです。元気いっぱいな中高生が場に刺激を与えてくれたり、それを受け止める大人たちの姿があったり。高専生の、高専生による、高専生とそうじゃない人たちのためのイベントとして、よくまわっていたと思います。それから、ホスト校となった小山高専の関係者が多かったのも、とてもよかったと思います。小山の現役生たちが、卒業生のお話を嬉しそうに聞いている光景は、誰にも否定しようのない確かな価値を感じるものでした。

まとめ

高専カンファレンス in 小山、関わることができて、とても楽しかったです。小山の実行委員のみんながやりたいことを実現するために、雑務なんかをちょいちょい巻き取ることができました。いつからか、自分の認識できるスピードを大きく超えて開催を連発している高専カンファレンスですが、ぼくの中には「続いていること」があって、それを踏み締めて確認できたのも、よかったです。

「準備開始から1ヶ月で開催を実現しました」と言えば聞こえがよいけれど、やっぱり準備不足でトラブルを起こしたシーンもあるので、そこは、実行委員のふりかえり会でしっかりと受け止めて、得るものを得て、次に向かっていけるといいですね。

_IMG2801 by tochikuji, on Flickr

あの場にいたすべての皆さん、楽しい時間をありがとうございました!

「Hokuriku.rb x 高専カンファレンス」に参加しました

2011年3月20日(日) に開催されたHokuriku.rb x 高専カンファレンスに参加し、発表の機会をいただきました。

関東からのリモート参加となりました

予告エントリでも書いた通りですが、今回は、地震の影響を鑑みて、会場となった石川への移動はキャンセルとし、関東からリモートで参加させてもらいました。開催が終わってみて、やはり現地参加できなかったことをとても残念に感じています。画面越しに感じた会場の盛り上がりを、自分も肌で感じたかったです。

リモート登壇

じぐそうくんが言っているオンラインカンファレンスへの布石にもなるだろう、と思い、前向きな気持ちで「リモート登壇」に臨みました。これで上手くいけば、今後もリモート発表が増えるでしょう、ってね。

ところが、リモート登壇は本当に難しかったのでしたー!今回は、あたしのコンピュータと現地スタッフのコンピュータを Skype で接続して「画面共有」機能を使ってこちらの画面を会場に送る、という方法を試しました。参加者の皆さんのことを壊れるほど愛しても3分の1も伝わらない感じで、求めれば求める程に切ない距離を感じている My heart でした。

前日リハーサルでは、遅延も感じずに「これはいける」と判断したのですが、

  • 参加者の皆さんがネットワークを利用することで、十分な通信を行えない状態になった
  • 「画面共有」機能を使い続けると、次第に遅延が蓄積する

などの要因で、当日は、発表のスピードに画面共有が追いつかなくなったのではないか、と予想しています。今後に向けて要検証ですね。

今回の発表で言いたかったこと、の一部

自分の立ち位置は「Ruby で遊ぶ人」です。Ruby と出会ってからまだ4年ほどですが、日常にはすっかり溶け込んでいて、Ruby に触れない日の方が少ないくらいになりました。よく Ruby で遊んでいます。殊更、自分のライフワークであるアプリケーション開発、Web アプリケーション開発に臨むときには、よく Ruby のお世話になっています。最近では、お仕事のプロジェクトでも Ruby をどんどん活用しています。

「Ruby で Web アプリケーション開発」というと、まずは「Ruby on Rails」を思い浮かべる人が多いでしょうか。Rails の他には、Sinatra や Haml/Sass には本当にお世話になっていますし、各種 Web API のラッパになるようなライブラリにもよく触れています。ひとまわり外側まで目を向けてみると、多数の Ruby プロジェクトをホスティングする GitHub や、Rack アプリのデプロイ環境を提供してくれる Heroku も、自分にとっては欠かすことのできない存在です。

これらの、Ruby や、Ruby による Web アプリケーション開発を取り巻く生態系すべての進化によって、自分のようなアプリケーションエンジニアには本当にありがたい環境が整ってきています。種々の「面倒だけどやらなければならないこと」から解放されて、本質となる「アイディアを形にする」部分に集中できるのです。「自分のお仕事に集中できる」これがとても重要です。

面倒をどんどん減らして、気軽に Web アプリケーションを開発できるようになると、Web アプリケーションはどんどん「おもちゃ」になっていきます。自分の大好きな LEGO ブロックのように、思い付いては試し、試しては評価し、気に入らなければ壊し、組み換え、また試す。ものづくりそのものですね。

残念なボクたちは、しばしば「できない」と言ってしまいます。できもしないことに「できる」と言っても仕方ないので、もちろん「できない」を表明することは大事なのですが、一歩踏み込んで「なぜできないのか」を考えてみましょう。その「できない」を「できた」に変えるために何ができるでしょうか。ここで強調したいのは「できる」ではなく「できた」に変える、という方針です。詳しくは「プロシュート ぶっ殺す」で検索してください。

「つくりたい!」という気持ちが「面倒だなあ」という気持ちに負けると、アイディアは形になることなく静かにお蔵入りします。気持ちの天秤をイメージしてください。怠け者の自分は、放っておくと「面倒だなあ」で終わってしまうので、いつも「つくりたい!」の方に傾くようにと、気持ちの天秤の状態を意識しています。そのために心掛けていることが、いくつかあります。そのうちのひとつが「手に馴染む道具を選ぶ」ことで、やはり Ruby の血はよく馴染む!最高に「ハイ!」ってやつです。

自分は「創造不全」になることを心から恐れています。何も創れない状態。クリエイタにとっての Erectile Dysfunction です。何も創れない自分は、世界に存在する意味がないんじゃないかって、考えてしまうものでしてね…

「人に楽しんでもらいたいという意識なんだよ、動機はね。なぜ楽しんでもらいたいかといったら、楽しんでもらえたら、自分の存在が許されるんではないかっていう、無用なものではなくてというふうな抑圧が自分の中にあるから。…それは、幼児期に形成された物が何かあるんだろうと思うんだけど。それを別にほじくりたいとは思わない。僕はとにかく人に楽しんでもらうことが好きですよ」

スペシャル ~「ポニョ」密着300日 ~(2008年8月5日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

引用は、宮崎駿さんの言葉です。同じような感覚を持っています。

やりたかったこと

デモを多めに組み込んだ発表にして、興味を持ってくれそうな子を何人か見つけて、そのまま Hackathon に持ち込む作戦だったのだ。こればっかりは、リモートじゃどうにもなりませんでした。

楽しいことを楽しめる楽しい場所を見つけてほしい

あの日の自分にとって、はじまりは「Ruby 札幌」でした。このお話も、面と向かってしたいお話だったので、今回は泣く泣く省略することにしました。

参加者として

他の皆さんのたくさんの発表はとても面白かったー!北陸はすごいですね。元気に話せる人がいっぱいいる。

個人的な思い入れとして、@fist0 くんの Lightning Talk に言及しておきたい。とても素晴らしいエンターテイメントでした。現地でお話したかったなあ。ジャックされたタイムラインを見たときは脳汁がこぼれました。ビリビリっときました。

リモート登壇で出したいものを出し切れなかったし、次に予定していた発表も地震の影響でイベント自体がキャンセルになってしまったし、こんな面白い Lightning Talk を見せつけられてしまったし、帰り道では、自分の次の発表の構想を練っていました。覚えていやがれー。また、楽しい発表をしたいです。

ありがとうございました

「Hokuriku.rb x 高専カンファレンス」は、刺激的で元気なイベントでした。このイベントに関わることができて、嬉しく思います。

現地スタッフの、越野先生、べーた村長さん、りちゃさん、出村さん。「イベントづくり」について、小まめに相談させてもらえて、とても助かりました。皆さんと一緒に開催を目指せたこと、光栄に思います。当日は、柔軟な対応でリモート登壇の至らないところをカバーしていただき、ありがとうございました。

いがさん、むらけんさん。現地に足を運べなくて残念でしたねー。どこかのタイミングでリベンジしたいです。またぜひご一緒させてください。

発表者の皆さん。楽しい発表をありがとうございました!参加者の皆さん、お会いしてお話したかったよー。どこかで見かけたら、お気軽のお声掛けくださいね。

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「Hokuriku.rb x 高専カンファレンス」にて登壇します

こんにちわ、じゅーんです。大きな大きな地震から1週間が経ちました。被災された皆さまに、謹んでお見舞い申し上げます。

幸い、自分は大きな被害を受けることもなく、普段通りの毎日と呼ぶにはずいぶんとそわそわしていますが、健康な身体とともに日常を取り戻しつつあります。1日も早く、地震の影響を受けているすべての人々に、なんてことのない普段通りの毎日が戻りますように。

Hokuriku.rb x 高専カンファレンス

2011年3月20日(日)に、Hokuriku.rb x 高専カンファレンスが開催されます。詳細はリンク先をご覧ください。

ありがたいご縁がありまして、光栄にも登壇させていただくことになっています。しかし、地震の影響を鑑みて、北陸への移動はキャンセルとしました。とても残念です。北陸の人たちと Hackathon するお話もあったのですが、状況が状況ですので、あきらめるより仕方ありません。とても残念です。

というわけで、当日は、関東からリモートで登壇します。超空間登壇です。

以下、予告メソッドです。

楽しいRubyで、楽しいアプリと楽しい毎日をつくろう
楽しいRubyで、楽しいアプリと楽しい毎日をつくろう
楽しいRubyで、楽しいアプリと楽しい毎日をつくろう
楽しいRubyで、楽しいアプリと楽しい毎日をつくろう
楽しいRubyで、楽しいアプリと楽しい毎日をつくろう
楽しいRubyで、楽しいアプリと楽しい毎日をつくろう
楽しいRubyで、楽しいアプリと楽しい毎日をつくろう

今の自分にできる、せいいっぱいの発表をします。

「みんなを元気に」ぐらいのことを言えるとよいのかもしれないのだけれど、参加者の皆さんから元気をもらうことになりそうです。現地には行けませんが、皆さんとお会いできること、すごく楽しみにしています。

「開催する」を目標にするのはよくない

敢えてスコープを「自分が運営に関わっているカンファレンス」に限定して、語調を強めて書く。

「僕もカンファレンスを開催します!」と宣言するときに、決心するときに、目標を「開催する」と設定するのは明確に間違いなので、やめておきましょう。

なぜなら、あなたたちの貴重な想いと時間は「過去の開催のコピーを生み出すこと」ではなく「あなたが過ごす時間をもっと楽しくすること」のために費やされるべきだからです。「カンファレンスの開催」は目的ではなく、手段であると知るべきです。

お前の種を見せてみろ!

受け売りではありますが、大好きな一節を紹介します。

生きている花をつくろうとすれば,ピンセットで細胞を一つ一つ物理的に組み立てるのではなく,種から育てるであろう。

一輪の花──それも新種の花──をつくるとしたら,どうであろう。もちろん,一つ一つの細胞をピンセットで組み立てるようなまねはすまい。こんな複雑で繊細なものを直に組み立てようとしても無駄なことは分かりきっている。人手で一つ一つ組み立てられる唯一の花は,プラスチックの花である。生きている花をつくろうとしたら,方法は一つしかない──まず花の種そのものを組み立て,あとは種が花を生成していくにまかせるしかないのである。

時を超えた建設の道「9章 花と種」

過去の開催ノウハウをすべて取り入れて、そこで語られることをひとつひとつ丁寧に実践しても、そうしてできあがるのはプラスチックの花であって、本当にあなたが咲かせたい花とは違うのではないでしょうか。

なぜ「開催したい」と思ったのか、考えてみてほしい。もっと言うと、考えてみてほしい、というよりは、思い出してみてほしいです。あなたが感動を覚えた瞬間、感極まった瞬間、どんな未来を描いていたでしょうか。

ただただ「実現したいこと」を実現しよう

目標には常に「実現したいこと」を据えましょう。「誰が」「誰と」「どんな体験を通じて」「どういった状況で」「どんな気持ちに」なってほしいのか。

例えばそうですね、ボクに話をしてくれた子の例だと「僕が東京のカンファレンスで感じた興奮を、同級生の○○○くんとも共有したい。彼は□□□な話が好きだから△△△な発表を見たらきっと楽しんでくれると思う」みたいな感じです。

このイメージは具体的であればあるほどよくて、このイメージを強く持ち続けていれば、小さな判断に困ることがぐっと少なくなります。「発表の枠が5個のところに、6件の応募があったのだけれど、どうしよう…」なんてときは、イメージの中の自分がより楽しい想いをするにはどうすればいいか、を考えればよいわけです。何を残して、何を諦めるか。明確なイメージは判断の指針になってくれます。イメージを明確にするコツは、最初に「誰」を明確にすることです。「100人の参加者が満足するような…」なんて考えるといきなり問題が難しくなるので、まずは「友達の○○○くんが喜びそうな…」から考え始めることをおすすめします。

そうして「これは絶対にやろう」「これは、今回はやらなくても大丈夫」をひとつずつ積み上げていったとき、あなたが取るべき行動は「カンファレンスを開催する」ことではなくなっているかもしれません。でも、それでいいんです。ただただ、あなたが実現したいことを実現すればよくて、たまたまそのためにカンファレンスの開催が必要ならば、そうすればよいです。

少し本筋から外れますが、目標とする状態のイメージを明確に持つことには他にも意義があって、それは「評価」を与えやすくなることです。「○○○くんに×××と言わせたら勝ち!」と思って開催に臨めば、開催が終わったとき、目標を達成できたかどうか、きっちり評価できます。達成できなかった場合にも、どうして達成できなかったか、何が足りなかったか、考える機会を持てることでしょう。それはすなわち、成長の機会です。

あなたの種の見つけ方

あなたの種は、あなたの中にちゃんとあります。だけど、上手に見つけられない… そんなときは、楽しかったことを「カンファレンスを開催したい」と思ったときの感覚を思い出しながら、身近な人に、そのお話をしてみてはいかがでしょう。目の前にいるお話相手に映った自分から、自分の種が見つかることは多々あります。

それでもまだ、見つけられないときは。ボクでよければお話相手になります。お気軽にどうぞ。


Twitter / @june29