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「高専カンファレンス 2010秋 in 東京」を終えて

高専カンファレンス 2010秋 in 東京に参加してきた。

今回は運営と発表に取り組んだ。003tokyo009tokyo に続いての、今回の 014tokyo、いわゆる「東京開催」です。開催終了から2週間ほどが経ち、気持ちが落ち着いてきたところで文章にしておこう。

運営サイド

009tokyo のあとに書いたエントリを読み返してみると、こんなことが書いてあった。

よく訓練されたメンバーを数多く有するようになった東京の実行委員.これまでのノウハウが積み重ねられ,整理されていて,「開催を実現する」ところまでは,決して楽ではないにしろ,無理なくこなせる体制が整った.その次のフェーズとして,「よりよいイベント」を目指して動き出せるようになっている.今回,それを強く感じた. そこで発足させたのが「コミュニケーションデザイン部」だ.当日の会場の様子を想像し,参加者同士のコミュニケーションが活性化するような仕組みを考え,準備し,実践する.コミュニケーションをデザインする.

「高専カンファレンス 2009秋 in 東京」を終えて – 準二級.jp



そう、去年のボクの挑戦は「コミュニケーションデザイン」という仕事を仕事として認めさせることだった。今年も同様に、開催を実現することよりも、そこに価値を上乗せできたらいいな、という想いで実行委員に名乗りをあげた。次の挑戦は「当日スタッフ制度の導入」とした。

また、009tokyo のときと比べて、実行委員がどーんと増えたことにより、新たに「調整」や「とりまとめ」の必要性が出てきた。少なくともボクはそう感じた。その辺り、専任を置くのはなかなか難しく、誰も拾わなければ実行委員長であるいがいがさんが受け持つことになるだろうと思ったので、なるべくそうはならないように、いがいがさんの手前でボールをさばけるように意識して動いた。いがいがさんとは、なんだかんだで長い付き合いになるボクなので、いがいがさんの気持ちを汲んで動くのも自分の役割であろう、と認識していた。

当日スタッフ、当日レポーター

当日スタッフ制度の導入に挑戦した。表向きには「当日の人手不足への対策」としてあるが、内部的な意味も含めて、以下のように考えていた。

  • 期待1: 当日の人出不足の解消
  • 期待2: 実行委員会の作業体制整備
  • 期待3: 将来の開催を目指す人材の育成

「期待1」はそのままの意味として。「期待2」は、いわゆる、外から見たときに感じられる「身内感」を少しでも軽減できたらいいなと思い、顔の知れた実行委員以外が当日にやってくるとなれば、少なからず体制が変わるであろうと期待した。「期待3」も文面通りの意味で、当日だけでも「カンファレンスの裏側」に触れてもらえれば、何か見えるものがあるだろう、と想定していた。

これらは、ボクが抱いていた以上の現実となって返ってきてくれた。特に「期待3」は予想以上の成果となり、当日スタッフとして参加してくれた現役高専生から、とてもありがたいメッセージをいただいている。嬉しいことだ。この種は、近い将来、皆さんの目に見える形の花になるでしょう。

続いて、当日レポーター。こちらはあきうちゃんが発案から設計、実現、運用までをこなしてくれた。他のイベントで速報レポーターを経験していたボクは、とにかく「がんばりすぎないように」と繰り返しながら、あきうちゃんのお仕事を見守った。


当日レポーター班 a.k.a 新聞部

当日レポーター制度の導入を通じて、あきうちゃんと「仲間」になれたことをとても嬉しく思っている。あきうちゃんの「こうしたい」に対して「こういう場合はどうする」と突き返すたびに、しっかりとした答えが戻ってきて、何もないところから仕組みをひとつずつ作っていく過程を楽しみ、その楽しさを共有できたと思う。そうしてできあがった高専カンファレンス in 2010秋 アンカンファレンス速報のサイトは、色んなものが詰まっていて、とてもよいものになった。

実行委員長補佐

もうひとつのお仕事、実行委員長の補佐。実行委員長に余計な心配をかけない、実行委員長の不安を解消する。009tokyo のときも、なんとなく、そんな立ち回りをしていたのだけれど、014tokyo では明確に意識を持って取り組んだ。

ちょうど、別のプロジェクトで「先輩がこなしていることの偉大さ」に気付き、自分の無力さを痛感している時期があり、そのあとに見た実行委員長「五十嵐邦明」の仕事に、先輩に感じたのと同じ種類の偉大さを感じた。ボクはこの実行委員長の力になりたいと改めて思い、自分にできることを探した。おかげで「プロジェクトを視る」視点を手に入れられた。



この 014tokyo というプロジェクトもなかなかに複雑で、それぞれの想いを持ってやってきた各実行委員が、それぞれ気持ちよくお仕事できる状態を維持しようと思うと、実現はそう簡単なことではない。このあたりは、後日の「ふりかえり会」で拾えるといいな。

発表

アンカンファレンスと Lightning Talk で迷った末、Lightning Talk に応募して発表の機会をもらった。とても光栄なことに、ボクの発表を楽しみにして参加してくれている人たちがいて、そんな期待を裏切らないように、今回もけっこうな時間を投じて発表に臨んだのです。009tokyo の Lightning Talk は、自分としては上手くいきすぎた感覚があって、だけど、それを越えられないとイヤだなぁと思っていて、以下のようなことを考えた。

  • 009tokyo のときより盛り上げよう
  • 若い子たちの前でめいいっぱい格好つけよう
  • 発表って楽しいものだよ
  • 技術はエンターテイメントだよ
  • やりたい放題やっていいんだよ、ただし、そのためには段取りや根回し、準備が大事だよ
  • いがいがさんの「タイマー牙城」に宣戦布告するぜ



だいたい、過去の発表のときにも芯に置いていることです。009tokyo のときの Lightning Talk の流れを汲み、今回で、自分の「高専カンファレンスにおける芸風」が落ち着いてきた気がする。



参加者さんが書いてくれたブログのエントリ、発表中の Twitter のタイムラインを見ると、評判も良かったようで安心した。がんばって準備した甲斐があった。ありがとう、ありがとう。直前まで、ネットワーク不調の影響を受けて、発表できないかと思って泣きそうだったんだ。力を貸してくれた皆さん、どうもありがとう。

母校のことを少し

今回、ボクの母校である釧路高専関係者は、運営に4人、発表に4人、合計で7人(ボクが重複)が関わっていて、とても嬉しかった。なんにせよ、ボクはあんまり、まわりに対して「一緒にやろうよ」って言うことがなくて、今回のメンバーもさ、自然に集まってきたのだとしたら、それが嬉しい。今回の配信を見ていた後輩ちゃんも「次は発表したい」と話してくれたので、これからまた仲間が増えるかと思うと、それも嬉しい。

今度、母校に行って在校生を相手にお話する機会があるので、みんなの活躍は、しっかり伝えてくるね。

マンスィン・ソォーイ

身近にいる「格好いい大人」の行動をトレースするつもりで運営と発表に挑んだらボロボロになりましたとさ…!



そうして得たものは大きかった。

まとめ

初めてのことが多く、考えなければならないことがたくさんあった「アンカンファレンス」形式での開催、蓋を開けてみれば史上最大の盛り上がりを見せて「大成功」でした。いがいが実行委員長の先導と、当日スタッフを含むスタッフ全員の行動、そしてよく訓練された参加者の皆さんと、すべてが重なり合って実現された素晴らしいカンファレンスだったと感じます。

アンカンファレンスのタイムテーブルがあっという間に埋まっていく様を見たときに感じた興奮は、言葉にできないほどの感動でした。


kosenconf-014tokyo


お疲れさまでした!

あの場にいたすべての皆さん、あの場を感じたすべての皆さん、どうもありがとうございました!また次のカンファレンスでお会いしましょう。

高専カンファレンス in サレジオに参加してきた

通算11回目の開催となる高専カンファレンス in サレジオに参加してきました。今回は発表者としての参加でした。

サレジオ工業高等専門学校

会場に到着したボクらを魅了したのは、サレジアンホールという素晴らしい会場だ。校舎もとにかくキレイだった。

高専カンファレンス in サレジオ

高専カンファレンス in サレジオ

そのあまりのキレイさに心を洗われて、懺悔を始める者すらあったという。

懺悔

(Taken by ZoAmichi)

素晴らしい会場で素晴らしい時間を過ごせたカンファレンスでした。感謝!

高専カンファレンスは転機を迎えただろうか

これまでの11回の中で、今回ほど自分の気持ちを文章化できなかったことはない。まだまだ整理できていないのだけれど、忘れないうちに今の感覚を書き留めておきたい。

サレジオオリジナル。高専カンファレンスは、開催ごとに実行委員が組織される開催スタイルなので、毎度毎度オリジナルな開催になるのだけれど、今回はいつも以上にオリジナリティを感じることとなった。実行委員会本体のボクらが特に手を貸さなくてもサラリと開催を実現してくれたサレジオの実行委員の皆さん、強力なチームだ。

実行委員長と

(Taken by dachiba)

開催までのフローも面白かった。サレジオの実行委員の皆さんはなかなかにアグレッシブで、がしがしと前に突き進んでくれる。たまに危なっかしい場面もあったりして、そのときには年寄りのボクらが慌ててフォローするという、なんとも健全な流れがあった。楽しかったです。若い子に勢いがあるのはいいことだなあ。

発表について、ほんの少し。種類として面白かった(内容も、もちろん)のが、三三株式会社の「企業の発表」と、シロズさんの「学会発表っぽい発表」だ。これまでの高専カンファレンスではお目にかかることのなかった風景がそこにはあった。コンテンツの幅がグッと広がったように思う。それと、個人的に、シロズさんの発表が場に受け入れられていたのはとても嬉しくて、ボクも次は解析結果を披露するような発表を用意したいと思っている。

高専カンファレンス in サレジオ

さて、様々な新しい風が吹き込んだサレジオでの高専カンファレンス。これから高専カンファレンスはどこに向かい、ボクらは次にどんな景色を見るのだろう。この開催中にお話させていただいた人たちも、みんなそれぞれ未来の高専カンファレンス像を描いていた。何が良いとか何が悪いとか、ボクには言うことはできなくて、ただ、このカンファレンスが、それぞれが実現したいことを実現できる場所であり続けてほしいと願うばかりだ。

自分の発表

資料をアップしようかどうか迷っているところ…!

june29

(Taken by kawataso)

june29

(Taken by earth2001y)

june29

(Taken by maguro.jp)

テーマはいつも通りに「学校の講義でパラパラと単調にめくられるものがプレゼンテーションではないよ!」「プログラミングしておもちゃを作って遊ぼう!」「技術者であることを誇りに思え!」ぐらいのもんでした。

後輩ちゃんたち

極めて個人的なお話。ボクと同じ高専を卒業した後輩ちゃんたちが会いにきてくれた!!うひょー。

KNCT

(Taken by ZoAmichi)

とっっってもステキな写真だと思うの。かわいい。後輩ちゃんたちはみんな、ボクなんかのお話を一生懸命に聞いてくれて、おじさんはとても嬉しかったのでした。ありがとうありがとう!

まとめ

高専カンファレンス in サレジオ、大いに楽しませてもらいました。運営の皆さん、発表者の皆さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。

furajiだっこ

(Taken by kawataso)

iPad
june29lock

(Taken by ZoAmichi)

そろそろこの子も、ボクの想像の範囲を超えてきたなあ。「次は参加したい!」「次は発表したい!」「次は運営したい!」そんなほとばしる想いが、あの日の懇親会場から、開催終了後の今も溢れている。わくわく。

集合写真

(Taken by kawataso)

また次の開催で会いましょう!

高専カンファレンス in 八戸に参加してきた

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(Taken by kawataso)

通算10回目の高専カンファレンスとなる高専カンファレンス in 八戸に参加してきました。

発表者の位置から見た会場

毎回言っていますが、今回も言いましょう。地方開催はとても素晴らしい!そんな風に思わせてくれるカンファレンスでした。楽しい仲間たちと、楽しいひとときを過ごすことができました。

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(Taken by kawataso)

寒そうなヤツは大体友達

今回は一般発表の枠をひとつもらいました。発表の冒頭に入れたお話をここでもします。

第3回の高専カンファレンスが2008年12月6日(土)に東京で開催されたとき、ボクは Lightning Talks の発表者でした。

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(Taken by kawataso)

自己紹介スライドで使った「北海道生まれ北海道育ち 寒そうなヤツは大体友達」ってフレーズは,東北から駆け付けてくれた現役高専生との出会いをもたらしてくれた

「高専カンファレンス2008 Winter in 東京」に参加してきた (自分編) – 準二級.jp

この「東北から駆け付けてくれた現役高専生のひとり」が今回の実行委員長の @Magistol くんであり、彼が中心となって創ってくれた場にボクは発表者として立っていて、同じく発表者の欄に名前を連ねた @mitaku くんもまた、あのときの現役生です。この八戸開催は、あれからたった1年と少しの間に巡ってきた、とても感慨深いカンファレンスでした。しみじみ。

発表のタイトルは「情報とは何か」。ボクが考えている「情報とは何か」を押し付けることが目的ではなく、「技術者は、その手に宿した技術で、自身の人生をどのように変えていくのか」を、会場の皆さんと一緒に考えてみたかったのです。

カンファレンスに参加して

現役生たちの発表がとにかく素晴らしかった。ボクは八戸で、胸を打ち抜かれたような心地よい衝撃に酔っていた。

「音楽」について話してくれた yashima8to7 くん。自分が好む対象について、語彙を持ってしっかりと良さを語る姿は力強かった。「本当に好きなものを想うとき、そこに淀みはない」ってことを気付かせてくれる。高専カンファレンスっぽくてよかったです。みんな、好きなものを「好きだ!」と語ろう。

「あおもりから問うSTS ─お金とエネルギー政策をつなぐ─」という題で発表してくれたのは川端くん。「STS」とは「Science / Technology / Society」の頭文字を並べたものだと、川端くんは教えてくれた。科学や技術は社会に溶け込み、社会と共になければならない。なるほど、すっと受け入れられる考え方だった。彼の発表資料には「彼の実体験」がふんだんに盛り込まれていて、写真や言葉から溢れる「彼の触れたリアル」が輝いていた。

過去にドコモカップ東北に作品をいくつも応募し、その取得賞金総額が100万円をこえる(ごちそうさまです!)という大橋くんは「面白いゲームを作る方法」について、彼の考えを聞かせてくれた。手書き風フォントと手描きイラストで構成された彼の発表資料には、会場内外から賞賛の声が寄せられていた。謙虚な姿勢とは裏腹に、とても完成度の高い発表だった。彼が考えているのは「ゲームの面白さ」だけではなく「物事の面白さ」なのだろう、そう思わせてくれる「面白い発表」だった。

上述の3人、八戸高専の5年生だ。彼らが卒業前にお互いを知ることができて、「同じ学校の同じ学年に面白いヤツがいた!」と思えたことは、かけがえのない価値であると信じている。そしてまた、この価値が生まれる場を創り、彼らを発表の舞台に誘った @Magistol くんも同級生なんだ。八戸、素晴らしいじゃないか!カンファレンスの運営メンバーとして、こんなに清々しい気持ちになれたことを嬉しく思い、お礼を言いたい。どうもありがとう。

だから、今年の最初に @Magistol くんが言っていたことに、少しだけお返事をしよう。

Twitterが有名になればなるほど、地方の若者離れを促進させる一因になる気がする。

Twitter / Magistol

確かにそうかもしれない。ボクも今は北海道を離れて東京で活動している身だ。だけど今回、@Magistol くんが見せてくれたものは、八戸でしか見られないものだったとボクは思うよ。発表者以外の八戸高専生たちも、口を揃えて「八戸で開催してくれたから参加できた」「すごく面白かった」と言っていた。そのことは誇りに感じてほしいし、忘れないでいてほしいな。お話の続きは、今度会ったときにしようね。

それと、もう1人の現役生である ひでまろ くんにも言及したい。彼は、遠く奈良高専から駆け付けた4年生だ。先の東京開催でも一般発表を担当してくれていた。今回は Lightning Talks で専攻である「電気工学」についてシビれるトークをかました。技術に対する興味、熱意、探求がまっすぐな想いに支えられていて、10代の立派な技術者の姿がこの目に焼き付いた。長い距離を越えてやってきてくれてどうもありがとう。

高専カンファレンス in 八戸 タイムテーブル・発表一覧

懇親会では、そんな現役生の彼らをまとめてつかまえてお話できて、とっても楽しかった。君たちが「何かある」と感じる方向に向かって、そのままの勢いでどんどん進んでいってほしいと願っています。また君たちの発表を聴きたい。君たちのお話を聴きたい。君たちが熱く話す姿は美しい。また会おう!

八戸を満喫

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(Taken by kawataso)

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(Taken by kawataso)

さーて、地方開催と言えば観光がつきものですよー!

すき焼き

磯ぞうすい

いかソーメン

焼きほっけ

普段は小食なボクですが、八戸にいる間は食欲が留まることを知らなくてビックリしました。なんだか、空気が肌に合っていたみたい。面白い人たちと面白いお話をして、美味しいものをもりもり食べて、ぎゃーぎゃー騒いで、これで楽しくないはずがないよ!

Zig Zag

翌日は、昼間から温泉に入ってお酒を飲んで Hackathon しました!

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(Taken by kawataso)

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(Taken by kawataso)

藤川優里さん

七福神 + 一人

八戸駅

まとめ

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(Taken by kawataso)

高専カンファレンス in 八戸、とても楽しかったです!開催に関わった皆さん、どうもありがとうございました!

高専カンファレンス in 長野に参加してきた

通算9回目の高専カンファレンスとなった高専カンファレンス in 長野に参加してきました!今回もとても充実したカンファレンスでした!

受付

ボクはこれまでほとんどの開催に顔を出してきたので,初めて訪れる長野の土地にもかかわらず,そこには見知った顔がたくさんあったのでした.そして,過去8回の開催があったのだと,強く意識させられたのが今回です.

今回の参加エントリは,「これまで」と「今」を感じたボクの目線で書く.

運営

本会の最後に,長野の運営リーダー @hush_in さんが「運営は簡単です.皆さんもやってみましょう」と言っていたのが印象的だった.

その背景には,実行委員会代表の @earth2001y さんの存在があるだろうし,簡単とは言っても,彼らが開催実現のために数百通のメールをやり取りしていたことをボクは知っている.

それでも彼は「簡単です」と言った.先の東京開催の直前に @hush_in さんとお話させてもらったときは,正直なところ「頼りない子だなぁ」と思ったのだけれど,そんな彼が「簡単です」と確かに言ったんだ.

20歳の彼の,なんて頼もしいことだろう.

hushくん

東京開催のときにも,「開催するだけなら,危なげなく実現できるようになったね」と,スタッフの間では言われていた.ノウハウの蓄積がとても上手くいっている.特に,実作業のフローよりも,判断が必要な議論(写真撮影のルール等)が整理されてきていて,運営チームに「簡単だった」と感じさせるほどになってきたことを喜ばしく思う.

同時に,全国の高専との「上手な連携」はいまだに実現されていないことであり,地方開催に参加して現地の高専関係者の皆さんとお話させてもらうたびに難しさを実感してしまうってこと,改めてここに書いておきたい.

発表

今回,自分の発表はなかった.「見る側」「聴く側」から発表を楽しんだ.

冒頭の校長先生の Lightning Talk!これまで,校長先生のありがたいお話を銅鑼で遮った学校があっただろうか.歴史的瞬間に立ち会ったー!しかも,銅鑼を鳴らしたくなるようなつまらない内容ではなく,「ジャビる」についての言及があったりと,最後まで聞きたいと思わせるトークだったのが憎らしい.素晴らしい先頭打者だった.校長先生,どうもありがとうございました.

長野高専へようこそ!

ロボカップ出場チームの基調講演!これまた素晴らしかった.心からの拍手を贈りながら,この講演は,チームの彼らと同年代の,全国の技術好きの学生さんに見てほしいと思った.技術そのもののこと,技術が彼らの人生をどのように変えるかということ,彼らが見てきた「世界」のこと.彼らから飛び出す言葉たちは,キレイで,強くて,まっすぐで,まさに彼らの現状を表しているようで,ボクは完全に魅了されてしまった.基調講演にふさわしい内容だったと思う.発表自体もとても上手で恐れ入りました.

ロボカップ行ってきますた

一般発表と Lightning Talks について.まず一言,高専カンファレンスの常連組に言いたい.

「おのれ,爪をといでおったな!!」

ほとんどの発表者さんには,懇親会やその後の時間で,面と向かって感想を伝えたので,ここには詳細を書かない.どの発表も「とても面白かった!」とだけ書いておく.面白い発表には,ほぼ例外なく「強いメッセージ」が込められていて,今回はそうだな,@ApplePedlar さんのメッセージに触れられたのが最も大きな収穫かもしれない.グッとくるメッセージでした,どうもありがとう.

高専時代のバカな思い出

発表全体について.これまでの開催と比べて「景色が変わった」と感じた.ここにきて一気に発表者さんたちの「戦い方」が変わったように感じたのはボクだけだろうか.@mitaku ちゃんや @kitokey さん,@fist0 さんといった下の世代の子たちに「じゅーんさん,今回はなんで発表しなかったんですか」と言われ,とてもハラハラした.ボクはボクの戦い方で自分のポジションをキープしていけるかと思っていたけれど,そう甘くはないようだ.まだまだ下の子たちに負けたくないので,次の発表も全力の一撃を出せるようにガンバります.

どうしてもメモしておきたい言葉たち:

  • 「大井さんが急に居なくなってびっくりしました」
  • エクストリーム進級
  • ダブルフォルト(同学年で2回留年)でゲームセット(退学)
  • ドラ娘かわいいです

ドラリハーサル

本会終了後

名刺交換

懇親会.発表者の皆さんにお礼を言ってまわり,そわそわしている現役学生さんたちに「どうだった?」と感想を聞いたりしながら過ごしていた.わがままが許されるなら「もっと懇親したい!」と言いたい.でも裏方の苦悩を知っているので,運営について不満はないよ.ないものねだりです.

弊社のことを知っている人に会えたのは意外だったなー.

大人忘年会.長野駅近くのオッサレーなお店で飲み会.ここでも発表者の方を中心にお話相手させてもらった.「今度は自分も発表したい!」という人が現れるのは高専カンファレンスではよくあること.そしてそれは現実のものとなる.この流れが続いていく限り,どんな形であれカンファレンスは継続していけると思う.

SENJYU

それと,1983年生まれの仲間がまた見つかった!わーい!

2日目.M-WAVE でスケートを楽しんで,お蕎麦を食べて,善光寺を巡る.楽しい長野観光.M-WAVE の製氷の様子が配信されたのは初めてのことだろうよ!

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(Taken by kawataso)

北海道出身の @engineer さんと,一緒に並んでリンクの上を滑りながら,「やっぱり冬はこうじゃなきゃね」なんてお話できて感慨深かった.冬の,空気の澄んだ感じがとても好きです.

信州そば


善光寺

(Taken by earth2001y)

まとめ

高専カンファレンス in 長野,とても楽しかったです!運営チームの皆さん,発表者の皆さん,長野でお会いしたすべての皆さん,どうもありがとうございました!

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(Taken by kawataso)

次は高専カンファレンス in 八戸でお会いしましょう!発表もがんばる!

にんじんバーグ

「高専カンファレンス 2009秋 in 東京」を終えて

先に書いたエントリでは,自分の発表については言及しなかったので,エントリを改めて書く.ボクがこの「釣り」発表で伝えたかったこと.

高専カンファレンスを通じてやりたいこと

「高専在学中の自分を救うこと」です.ボクは心の中では高専カンファレンスを私物化していて,あの頃の,技術の勉強をしたところで自分の将来がどうなるかまったく分からなかった自分を救いたい想いで活動している.

そんな自分に向けてのメッセージがあって,でもそれを例えば文章にして箇条書きにしてしまうと,5分もの間,会場にいる皆さんを退屈させずにアテンションを集め続けることはできない.だからボクは,いくつかの「キャッチーなフレーズ」と「魅力的な写真」,そして楽しいプログラミング言語である「Ruby」とそのライブラリたち,の力を借りて,5分間を乗り切ることにした.

言葉にはしないながらも,あの5分間にはメッセージを込めてある.それは,子供たちが大好きなお肉たっぷりのハンバーグに,なんとかして食べさせたいにんじんを混ぜ込むようなものだ.

ハンバーグとスタミナ焼き

とはいえ,高専カンファレンスに積極的に参加してくれているような感度の高い子たちは,自分の中で音を立てている「技術に対する何か」にすでに気付いているんだろうな.羨ましいやら,悔しいやらで,高専カンファレンスで出会える若い子たちが大好きです.

技術を楽しんで,自分の人生を楽しくすればよい

特に,若くしてその力を認められている人たちには,ときに「日本の将来のために」なんて言葉が贈られることがある.それ自体はとても名誉なことだから,素直に喜んでいい.

だけれど,そんなことはまったく考えなくていいと思っている.殊更,情報系を専門にして,インターネットや Web が生活の中に溶け込んでいる人たちにとっては,国境なんてものを意識することはあまりなくて,「日本のために」と言われてもピンとこないんじゃないだろうか.

何より自分のために,ときには自分の大切な人のために,技術を楽しんでいられたらそれでいいと思う.そうして素晴らしい成果が生まれたとき,それをどうやって国のために役立てるかは,そういうことを考えたい人が考えればいいじゃないか.

まとめ

あちゃー,やっぱり言葉にしてしまうと説教臭くなるなー.これからもにんじんバーグを心掛けて,メッセージを楽しく伝えられるようにありたい.