ギャングスターに憧れるのは,ご存知『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の主人公,汐華初流乃(ジョルノ・ジョバァーナ,Giorno Giovanna)だ.
そしてボクは昔から,汐華初流乃たち少年漫画の主人公に憧れ続けている.なぜならボクは,彼らのように正義感に溢れ,強い使命感を持ち,頭で考える前に体が動き出してしまうような,そんなパーソナリティを持ち合わせていないからだ.
漫画は素晴らしい
ここのところ,購読を続けている週刊少年誌を読む時間を確保できずに,丸々5週間分ほどを買うだけ買って積んでしまっている.先々週は,自分のこれからについて考える時間を大事にしようと,あまりタスクを詰め込まないように調節して過ごしたので,少しだけ漫画を消化する時間を持てた.
改めて思う.漫画は素晴らしいものだ.
太陽のガントレット
あれは18歳の夏のこと,ボクは自分の取った行動に強い後悔の念を抱き,以後しばらく苦しむことになった.そのときに,理想の自分と現実の自分との間には大きなギャップがあると,はっきりと認識した.自分は,気を付けて自分を制御しておかないと,よく分からない行動を取って,自分を嫌いになる要因を作ってしまう.そんな風に思ったのだった.
自分を好きでいられなくなるのはとても怖いことだ.だからあの大きな後悔以来,「ここで,理想のキャラクターだったら… 理想の自分だったら,どのように行動するだろうか」と考え,現実の自分をそこに近付けようともがいている.
いわば,これは「太陽のガントレット」だ.『焼きたて!! ジャぱん』の主人公,東和馬が生まれながらに持つ「太陽の手」に対する,河内恭介が後天的に身に付けたレプリカなんだ.
それでもボクは,少しずつ自分を好きになれたし,このレプリカをこれからも大事にしようと思っている.
魅力的なキャラクター
出典が見つけられないのだけれど… 確か『バキ』の板垣恵介先生が,「魅力的なキャラさえ作れれば,あとはストーリーが勝手に進んでいく」ってなことを言っていて,なるほどなーと大いに感心した.そう,ボクが漫画に求めているのは,魅力的なキャラクターなんだ.
自分にはない特徴を持った,魅力的なキャラクターたちと出会えることで,なりたい自分を見つけられる.なりたい自分が見つかったら,そこに近付けるように意識する.
最近は『結界師』と『SKET DANCE』のキャラクターたちが大好きだ.どちらも途中から読み始めた漫画なので,ストーリーや設定の詳細を知らなかったりするのだけれど,キャラクターたちがいきいきとしている様子を見るだけでも楽しいので,いつも楽しみにしている.