#june29jp

頭打ち

2009-10-13

とてもとてもありがたいことに,ボクの人生には楽しいことが溢れています.挫折を味わうことも少なからずあったけれど,ハッピーな毎日を25年以上も過ごしてきたボクの頭はおめでたいことになっていました.

「楽しいことを詰め込んでいけば楽しい人生になる」そんな考えで上手く進めてこれたのは,26歳の夏まででした.今まで通りの方法では頭打ちです.楽しいことを詰め込みすぎて,体力的にも精神的にも余裕がなくてつらくなってしまったんです.「楽しいけれど,これは続けられないな」と思ってしまいました.

でも安易に「楽しいことのいくつかをあきらめよう」とは思えなくて,「じゃあ,どうやって,この楽しさを続けていったらよいのだろう」「もっとたくさんの楽しいことに手を伸ばそうと思ったら,何をすればよいのだろう」と,心からそう思ったときに,意識改革が始まりました.

努力目標を認めない

具体的に何を変えたのかは,ここにはまだ書きません.もう少し長い期間をかけて,自分の変化を観察して,考えがまとまったら改めて書きたいです.ただ,今のところボクの意識改革は上手くいっている実感はあって,上手く進めるために大事なのは「努力目標を認めない」ことであると,これだけは強調しておきます.

例えば「今日の朝は寝坊してしまった」が問題として挙がったときに「早く起きられるようにがんばる」は努力目標でしかなく,たまたま次の日に寝坊しなかったとしても,気を抜けばまた寝坊してしまうので意味が薄いということです.問題意識に対しては,努力目標ではない「具体的なひとつのアクション」を常に設定することを心掛けています.この場合であれば,「就寝時刻を1時間早める」「目覚まし時計をひとつ増やす」などです.

お仕事のシーンでも同じことが言えて,うちのチームでは「今後,同様のミスを起こさないように気を付けます」なんて発言は認められません.「人は完璧な存在ではない」ということを受け入れ,問題をブレイクダウンして,次の一手となる「具体的なひとつのアクション」を必ず見つけます.

こうして,日々の小さな問題を解決するための小さなアクションを大事に大事に積み上げていくことで,今まで以上にたくさんの「楽しいこと」を手に入れられるように,自分に余裕を作っていこうと取り組んでいます.

チャンス

「頭打ち」って言葉自体はネガティブなものですが,頭打ちになるぐらい背伸びをできたことと,そこから先に進むために何かを変えようと動けていることは,結果的にとてもよかったです.

「頭打ちだ」と思ってしまったときは正直に言ってつらかったですけどね,これを成長のチャンスと捉えたい.多くを求めると,悩まなきゃいけないことも増えるなあ.わがままの相手をするのもなかなか大変です.

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