これは kosenconf Advent Calendar : 2010 の参加エントリです。12月7日を担当します。12月6日の担当は @u1days さんで、記事は高専卒で入社してでした!
研修旅行ってなあに
いわゆる普通高校には「修学旅行」と呼ばれる破廉恥なイベントがあると噂に聞いたことがあります。ボクは中学校を卒業して、高等専門学校に進学したので、キャッキャウフフなイベントである(と想像している)ところの修学旅行に行ったことがありません。
──かわいそうな子だと思いましたか。でも、大丈夫!
ボクが通っていた国立釧路工業高等専門学校には「研修旅行」と呼ばれる破廉恥なイベントがありました。5年制の在学期間の4年目、4年生のときに、学科ごとにまとまって、企業や研究所を見てまわる主旨のイベントです。ボクのときは、東京と大阪に行った覚えがあります。
読者の皆さんの母校では、いかがですか。研修旅行はありますか。学校ごとに、少しずつ形式は違うかもしれませんね。他の学校の研修旅行についても聞いてみたいです。
研修旅行の思い出
研修旅行のとき、ボクは19歳でしたから、それこそ破廉恥な思い出のひとつやふたつくらいはあってもおかしくないのですが、今回はそういうお話は抜きにして、青春っぽい友情物語を書いてみようと思います。
ハッピーバースデイ・シュークリーム
研修旅行の東京での宿泊先は、確か渋谷エクセルホテル東急だったと思います。スクランブル交差点を眼下にして「ああ、都会にきてしまったんだなあ」と思いました。
旅行先でテンションも上がっていますから、当然、自由時間になると付近をちょろちょろしますよね。ボクは友達と一緒に原宿に行きました。生まれて初めて行った竹下通り。そこに、シュークリーム屋さんがありました。
「残りわずかでーす!美味しいシュークリーム、いかがですかぁ」と、健気にシュークリームを売るのは、とてもきれいでかわいいお姉さんでした。ボクは、その一生懸命な姿に見とれてしまい、次の瞬間には「残りをすべてください」と言っていました。「えっ、いいんですか!ありがとうございます!」とお礼を言われ、心が満たされていくのを感じながら、だけどそれだけじゃ満足できず、一緒に写真を撮ってもらいました。シュークリーム屋さんは無事にすべてのシュークリームを売り切り、その日の営業を終えました。
残ったのは、19歳の青年と、20個ほどのシュークリームでした。
とてもひとりでは食べ切れないであろう量のシュークリームを抱え、ホテルへの帰路についたボクは「これでよかった… これでよかったんだよ…」と自分を慰めつつ、どうすれば食べ物を粗末にせずに済むか考えていました。
──神は言っている。ここで食べ残す宿命ではないと。
そうです。神の声が聞こえたのです。その日は、クラスメイトのバースデイであると気が付いたのでした。
ホテルに戻ったボクは、クラスの男の子たちを集め、柔道部の彼(乙女座)を呼び、言いました。「今日は、こいつのバースデイだから、みんなでお祝いしよう。シュークリームを買ってきた!」そして、みんなで美味しいシュークリームを食べて、楽しい夜を過ごしましたとさ。めでたしめでたし。
柔道部の彼(乙女座)は、しきりに「じゅんちゃん、ありがとう。ありがとう」と言っていて、そんなに感謝されても困るぜーと冗談ぽく返しながら、ボクは本当に困っていました。
フレッシュ!
これは、ホテルの近くで見つけたフレッシュ大和田です。記念にパシャリ。
まとめ
工業高等専門学校に関する話題ということで、研修旅行について書きました。よかったら、あなたの研修旅行エピソードもお聞かせくださいね!明日の担当は、長野が生んだ歌って踊れるスーパーアイドル、声優の†京乃†さんです!予想を裏切り期待を裏切らないプレイスタイルは、これまでにも幾度となくボクらの心を魅了してきました。そんな彼が魅せる次のイリュージョンに乞うご期待!
(※ちなみに、最初に貼った写真は、研修旅行のときのものではありません)
追記 (2010/12/09 16:00)
はてなブックマークのエントリページや Twitter (BackType) に、他の学校の研修旅行のことを書いてくれている人がいて嬉しいです!修学旅行に行くところもあるのですね。