2012年6月16日(土)、高専カンファレンス4周年記念という名目で Ustream の番組を配信しました。録画した映像を下に貼っておきます。
サムネイルが放送事故っぽい… ☆☆☆☆
やってみてわかったこと
盛大に俺得なイベントでした!当初のぼくの思惑というか、想定というか、そこから外れることもいくつかあったのですが、あらためて気付くことがたくさんあって、きちんと感謝を伝えておきたいなぁという相手も見つかって、やってみてよかったです。おおいに楽しませてもらいました。
4年間という時間はとても長く、ぼくが思っていた以上に「歴史」というのは「歴史」なんですねえ。今、自分たちの目に見えているものにも、必ず「起源」というのがあって、過去の出来事のうちのなにかひとつでも違っていたら、今は違うものが目の前にあるのかもしれない。そんなふうに思いました。
自分がもらったエフェクト
- コミュニティ活動の基盤
- トークのスタイル
- 出会い
ちょっと想いを巡らせて、考えてみて、大きくはこの3つに整理できそうです。どれも相互に、切っても切れない関係になっていることは間違いないのですが、こんな感じです。
コミュニティ活動の基盤
上京して間もない自分がたまたま参加したのが、他でもなく 第1回 高専カンファレンス (001tokyo) でした。ここで楽しい時間を過ごして、味をしめて、こうしたイベントへの参加に積極的になりました。
001tokyo には「ひとりの参加者」として関わっただけですが、続く 002hokkaido と 003tokyo にはスタッフとして参加したことで「イベント運営」を楽しんでいる自分と出会いました。そうして、高専カンファレンス以外のコミュニティへの関わり方も変わっていくのでした。
トークのスタイル
高専カンファレンスエフェクトに登録されたエフェクトを見ていても 高専カンファレンス 2009秋 in 東京 (009tokyo) のときのぼくの Lightning Talk に言及してくれている人が何人かいました。ありがとうございます。
自分としても、009tokyo のときはすごく気持ちよくノリノリでトークできて、あれが受け入れられたことをきっかけに、今の自分の芸風が定着していきました。
また、単純にトークの場数を踏めていることもありがたく、他のコミュニティのイベントや、母校である釧路高専の授業において、とってもありがたい講演の依頼を受けられるようになったのも、高専カンファレンスにお世話になっている部分が大きいと感じています。
出会い
他のみなさんもエフェクトとして「出会い」を挙げることが多いですね。ぼくも例外ではありません。今回の高専カンファレンスエフェクトを一緒に準備していた @hmsk さんとも、001tokyo で会ったのが最初です。高専は5年制なので、5個以上も学年が違う先輩や後輩たちとは、高専カンファレンスのような場がなかったら、会う機会がなかったとしても不思議ではありません。
個別には書き切れないくらい… 本当にたくさんの出会いをもらっています。
ぼくから見える、他の人たちのエフェクト
色んな人たちのエフェクトが集まってきて、それらをじっくりと眺めてみて。「これは、主観なしには読めないなぁ」と思いました。
june29のお気に入りエフェクト – 高専カンファレンスエフェクト
中でも、特に印象的なのは @mitaku ちゃんのタイムラインでした!
mitakuと高専カンファレンス – 高専カンファレンスエフェクト
003tokyo のときは「地方からやってきた現役生」だった @mitaku ちゃんが、仲間を巻き込んでみたり、運営に参加してみたりしながら、気付けば「ふつうに」自分の開催 045tokyo をつくるまでになっています。003tokyo の頃からお話相手をさせてもらっていた身としては、実に感慨深いものがあります。
続いて紹介するのは @falcon_8823 くん。
falcon_8823と高専カンファレンス – 高専カンファレンスエフェクト
今になって知ったのですが、なんと 027hokurikurb がきっかけで Ruby を書くようになったんだとか!そこから、034nagano の開催のために Rails 製のカンファインがつくられたのですねえ。そのカンファインはプロコンで賞をとるほどに発展していたり、のちの 038tokyo という史上大規模開催の受付も支えています。じんわり。
最後に @ayuka_hit さん。
ayuka_hitと高専カンファレンス – 高専カンファレンスエフェクト
高専カンファレンスという幹からは様々な枝が伸びているわけですが、そこから新たな幹とも呼べる「高専女子カンファレンス」の源流をつくったのが @ayuka_hit さんです。最初に高専女子カンファレンスを開催したときのお話から、その結果として広がった世界のこと、別の人の手でつくられた高専女子カンファレンスに参加したときのこと… と、物語が続いていく様子が見えます。男の子に生まれてしまったぼくが参加を許可されていない開催ということもあり、とっても素敵な秘密の花園に見えています。
こうしてみてみると、エフェクトってのは小さく小さく連鎖していくものだと気付かされます。なんだか今は「手渡していくもの」という表現がしっくりきています。
まとめ
高専カンファレンスの4周年記念のタイミングに合わせて、記念式典番組を放送しました。先立って作成した高専カンファレンスエフェクトという場に寄せられたたくさんのエフェクトを読みながら、これまでの4年間のことを想いました。
高専カンファレンスエフェクトのサイト自体はこれからも動くようにして置いておきますので、今後の開催のあとも、エフェクトを集める装置として使ってもらえたらいいなぁと思います。次の5周年に向けて、物語の続きを楽しんでいけるといいですね。
こんなふうに、とある対象について、愛着を持って4周年を祝えること自体が、ぼくにとってはありがたいエフェクトなわけで。これまで関わってこれたすべてのみなさんに感謝したいと思います。ありがとうございます!おめでとうございました!