#june29jp

友達の結婚を全力でお祝いした

2013-10-21

けいさんゆかちゃんおめでとう

気付けば10年近くの付き合いになるケイさんが、ユカちゃんをお嫁さんにもらったということで、ぼくの大好きなおふたりが家族になるだなんてこんなにハッピーなことはそうそうないわけで、友人特権を使って全力でお祝いしましたので、そのことを記録しておきたいと思います。

お前らも祝福しろ!結婚にはそれが必要だ。

結婚披露宴でのスピーチ

今回、人生で初めて、結婚披露宴でのスピーチを担当させてもらいました。

新郎とも新婦とも友達、という意味ではスピーチ担当候補に挙がるのもなるほど〜と納得しまして、うれしい気持ちと照れる気持ちと責任を感じる気持ちを抱えながら、おふたりにタルト入刀(共同作業)を強要した日に「はい!」とお返事して引き受けました。

けいさんゆかちゃんおめでとう

とはいえ、やはり御列席のみなさまの顔ぶれを思い浮かべると恐縮してしまうのもたしかでした。たとえば、ケイさんとぼくの研究室時代の指導教官であり、研究室を卒業したあとにケイさんと同時に入社した会社の代表取締役であるところの吉井先生(今でもぼくらは先生と呼んでしまう)が新郎側の席にいたり、ぼくらが研究室に配属されてまず手に取る本であった「複雑系入門」の著者である井庭崇先生が新婦側の席にいたりしました。こういった、完全にお世話になっている人たちもいる場でマイクを握るというのは、想像するだけで、なかなかに心拍数を高めてくれるものでした。

研究室時代の学会発表やら、各種コミュニティイベントでの講演・発表・トーク・司会など、人前で声を出す機会には恵まれてきた方だとは思いますが、結婚披露宴でのスピーチとなるとこれは異種格闘技、いつもと同じルールだと思って臨めば怪我をしてしまうこともあるだろう、と緊張したのでした。特に、御両家の御親族のみなさまに対して失礼のないように、失礼のないように…!ぼくのブラウザの履歴に「結婚式 スピーチ マナー」という検索履歴が刻まれた瞬間でした。

さて、実際にスピーチを体験してみて。とても気持ちよく、おめでとうの気持ちに満ちた状態でお話することができました。先述した2人の先生や、他のスピーチ担当の方、それらにしっかりと耳を向ける参加者のみなさまのおかげで、なんともお話しやすい空気でした。新郎新婦が宴の冒頭で言ってくれた「堅苦しい場ではなく、楽しい場にしたい」との言葉を受け、会場全体が、やわらかくてあたたかい雰囲気に包まれていました。

スピーチの内容を考えるに当たって、特に新郎のケイさんとの数々の馬鹿馬鹿しいエピソードを思い出し、ひとりでニヤニヤしてしまった時間もたくさんありました。そうして思い出したエピソードを、スピーチ用のメモにどんどん書き足していくと、あっという間に膨大な量になってしまったのです。ああ、これじゃあ話しすぎだ、しかもこれ、ケイさんとぼくしか楽しめないような内容だ、正装のケイさんが「俺はわかるけど!」ってツッコミを入れてくるのも楽しいだろうけれど、そいつは御両家の御親族のみなさまの前でやることじゃないな、と削ったエピソードは数知れず。

みなさまの前で紹介したいお話は山ほどあれど、直前までメモを削って削って、きっと参加者のみなさんが知りたいであろうお話を、なかなか聞く機会もないであろうお話を、新郎・新婦の両方の友人である自分として、新郎のお話と新婦のお話をバランスよく、新郎と新婦の間にあるような話題を選んで…!なんてことを当日にもずっとずっと考えていて、式場に入場してきた人たちの顔ぶれを見て場の雰囲気を感じ取ると細部を調整したくなってしまって、式場でも MacBook Pro を広げてしまってすみませんでした。


写真 : スピーチの準備の様子 by @tomoko_and

そうして削りに削ったにも関わらず、本番環境とは怖いものですね、開発環境では再現しないことが起こります。場が素晴らしく気持ちのよい雰囲気だったこと。この日はよく晴れていました。ぼくより先にスピーチしたみなさんが、場を大いに盛り上げてくれたこと、また、ぼくが用意していたスピーチの内容の事前説明になるようなトピックが多かったこと。新郎新婦のおふたりが、本当に幸せそうだったこと。いい空気に飲み込まれて、たくさんたくさんお話したい欲が出ていました。だからちょっとね、他のみなさんのスピーチのお話に乗っかるような形で、直前にメモから削った内容も、その場のノリでお話させてもらったりしました。すごく昂っていて、自分がどれくらいマイクの前にいたか、ぜんぜん記憶にないのだけれど、しゃべりすぎていなかったかな、今にして思うと、迷惑になっていなかったか心配です。

スピーチ原稿の最後の段落には「スピーチ担当の特権で、こんなに近い位置からおふたりにお祝いの言葉を贈ることができて光栄です、うれしみ」みたいな内容がなんとなく書いてあったのだけれど。会場に着いてみてびっくり、想定していたよりもずっとずっと、新郎新婦の席の本当にすぐ近くにマイクが立ててあって、なんとなくじゃなくて、本当に、心から光栄だなぁと思いました。

それと、ケイさんの御両親のことも。当日は、ふつうの参加者より早めに会場入りして、スピーチの前に可能な限りご挨拶をしたいと思っていました。係の方に「スピーチ担当の者なのですが、」と相談したところ、ケイさんの御両親がいらしてくださって、ぼくの顔を見るなり、すごく丁寧にワーワーと言ってくださって、いえいえそんな、お世話になっているのはこちらの方ですので、いえいえ、こちらこそどうぞよろしくお願いいたします、と、なんだか感動の対面を果たしていました。すごい。10年来の友人の御両親にお会いすると感動する気持ちありました。息子さんには、本当にお世話になっております。

Geza
こういうときにすぐ「常務!」って呼ばれるのつらい。

休憩

…と、ここまで、結婚披露宴のスピーチ担当者の目線で書きました。実際の披露宴の内容については、文章にすると長くなりすぎそう(このエントリがすでに長い)なので控えておきます。

いやー、しかしなんだ、新郎の御父様のご挨拶のときにいちばん泣きそうになったのは何故なんだぜ。新郎の御両親に対する、ぼくからの謎の思い入れが不思議だ。新郎とよく似ているからかな。

結婚パーティの準備 (結婚披露宴から約1週間後の2次会的なもの)

@hmsk に誘われて、いっしょにパーティの準備をすることになりました。それからすぐに @darashi を巻き込んで、あれよあれよと @mamipeko をメンバーに加えて、仲間になりたそうにこちらを見ていた @tomoko_and に「じゃあ GitHub のアカウントをつくってくれ」と条件を突き付けたりして、気付けばすごい豪華な幹事チームでパーティの準備に向かっていました。

パーティの幹事チームの中での自分の役割を考えると、ぼくは「つなぎ役」だな、と思いました。山芋殿〜つないでほしいでござる〜。もともと新郎・新婦の両方とつながりがあって、共通の友人知人が多く、幹事チームの全員とつながりがあったのも、ぼくだけになります。幸いなことに、ぼくがいなかったとしてもプログラマ、デザイナ、会場設営慣れしている人、受付設計慣れしている人、なんかがまるっと揃っているプロジェクトチームだったので、実際に手を動かすような作業は他の人たちにどんどん任せて、自分は全体進行やら適切な作業者のアサインやらを率先してこなすように意識していました。もっとコーディングしたいぜ〜的な気持ちもゼロではなかったのですが、ばっちりコーディングしてくれる人が他にいたので安心して預けることができました。

ここまでを読んで「あれ、結婚パーティの準備のお話だよね…?」と思った人もいるかもしれませんので、ここで、今回の成果物の一部を紹介してみたいと思います。

  • (A) 主に Twitter のアイコンと screen_name が印刷された参加者全員分の名札
  • (B) 新郎新婦の写真が1分ごとに切り替わって表示される時計ウェブアプリ
  • (C) 特定ハッシュタグ付きツイートのストリームを表示するウェブアプリ
  • (D) 新郎新婦へのお祝いのメッセージを録音して保存する電話アプリ

(A) は、デザイナさま @mamipeko さまがデータをつくるところから印刷紙を選んで印刷して切るところまでやってくれて、結婚パーティらしく華やかな仕上がりの名札ができあがりました。すごい。

(B) (C) については、ぼくのことをよく知る人ならばピンときたかもしれません。これらはぼくらが RubyKaigi のときにつくった Rubyistokeiaun-signage/aun-subscreen の Fork 作品や発展版だったりします。再利用性の高いソフトウェアは素晴らしいですね。

そして渾身の作品が (D) の電話アプリです。これは Twilio の API を利用してつくられていて、電話をかけると「こちらのお電話にて、ケイさんユカちゃんへのお祝いのメッセージをお預かりいたします (CV: @mamipeko)」といった旨の音声が自動再生され、発信音のあとで受話器に向かってお祝いのメッセージを吹き込んで # を押したら保存されるという、みなさんもよくご存知の「電話の自動応答システム」を今回の目的に合わせて自作したものです。みんなで原稿を考えて、読み上げたものを録音して、ファイルを受け渡ししてアップして、なんて流れは文化祭の準備っぽくてハイパーたのしかったなあ。めっちょよくできていて、これは Heroku で動いていて、そうして受け取ったメッセージはブラウザでアクセスして確認できて再生もできる、というものでした。裏側をまるっとつくってくれた @hmsk かわいい。アナウンス用に録音した @mamipeko の声かわいい。

(追記) 他の幹事メンバーズによるエントリもあがってきたので、あわせて読みたい!

およそ100名ほどから集まった祝福のメッセージは、記念刻印入りの iPod shuffle に入れて新郎新婦にお渡ししました。音声収録担当であり、手渡し担当の @hmsk はこのために白い手袋を Amazon で購入し、指紋をつけないようにがんばっていました。かわいい。

Untitled

というわけで、新郎新婦に内緒でメッセージ集めをしていまして、ご協力いただいたたくさんのみなさん、どうもありがとうございました!おふたりには、ばっちりお届けしておきました。みなさんの声は、新郎新婦の素敵なご自宅にて再生されているはずです。やったー。

また、パーティ当日には新郎招待枠、新婦招待枠がそれぞれ1つずつに、一般公募枠が3つと、あわせて5つの Lightning Talk があり、これまたとんでもなく盛り上がりました。実は Lightning Talk を担当してくれたうちのひとり、グリッチについての貴重なお話ありがとうございましたの @makimoto さんとは、事前にこっそりリポジトリを共有していて、先に説明した「新郎新婦時計」にグリッチ機能をつける Pull Request をもらっていました。というわけで新郎新婦さま、プレゼントした時計アプリに「?glitch」とパラメータをつけてアクセスしてみてください。あなたたちおふたりが幸せそうにグリッチします。

新婦の不意打ちウェディングドレス LT ではじまって、新郎の LT でお開きになる、という、なんともハッピーで素晴らしいパーティは、あっという間に終わってしまいました。新郎新婦の LT も、これまたよすぎました。新婦はデータ解析して可視化した結果を資料に載せていて考察までしてきた、学会発表かと思った。新郎も負けじと手元の Bundler にモンキーパッチを当てまくって動かないはずの Gemfile を動くようにしていた。source の URL が https じゃなくて http になっている点を Ruby コミッタから指摘されていたりして、カンファレンスかと思った。

ふりかえってみると、64個の Issues を倒していくというけっこうなプロジェクトでして、いつも通りにやりたい放題に、全力で楽しませてもらいました。なんだか「幹事業は楽しかったぜー」みたいな自慢エントリになってきたような気もしますが、いやいや、すべては新郎新婦のためですよ、楽しんでもらえたみたいで、本当によかったです。

あと、なんかよくわからないんだけど、パーフェクト @sugamasao パイセンと @risou さんが異常に嬉しそうにしていて、信じられないくらいに満足して帰っていった気がするので、おふたりもおめでとうございます。

まとめ

この度、大事な友人が結婚したので、全力でお祝いさせてもらいました。全力でお祝いさせてくれて、どうもありがとう。全力でお祝いできる場を用意してくれて、どうもありがとう。お祝いの場でご一緒させていただいたみなさまも、どうもありがとうございました。

ケイさん、ユカちゃん、どうか末永くお幸せに。これからもいろいろとお世話になると思うので、お世話になるので、どうぞよろしくね。ご結婚おめでとうございます!

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