高専カンファレンスが終わってからもう1週間も経ちます.感想エントリも大体出揃って,各自の気持ちも落ち着いて,反省点も見えてきて,次はどうしようなんて話が出始めているこの頃,関係者の皆さん,いかがお過ごしですか.
当日のボクは,受付のお仕事を担当させてもらっていたり,自分の発表のことを考えてテンパっていたりで,カンファレンスの内容自体はきちんと追えていませんでした.また,あとから追えるだろうとも思っていました.
ところがですね!あとから Twitter のログなんかを見てみますと,「wwwwwwww」とだけ書かれたポストがあったりして,一体どのタイミングで,何に対して発せられたものなのか分かったもんじゃありません!そういうものだと気付いたのでした.
以上が前置きです.そんなわけで,タイムライン化してみました.
TimeLiner::KosenConferenceTokyo03 (重いのでご注意を)
ファイルを消してしまいました
時間軸でデータを紐付ける
見ての通り何も難しいことはしていなくて,画面の上から下に向けて時間軸を取り,Twitter,Flickr,Ustream の IRC のログを並べているだけです.それでも,どの発表のときにどんな反応があって,そこにどんな景色があったのか分かって,なかなか面白い気付きが得られました.自分の発表に対する反応も見られたのでよかったです.まちゅさんのエントリでは折れ線グラフも見られます.
高専カンファレンスのIRCログ流量 – まちゅダイアリー(2008-12-11)
現状,写真の表示位置が発表に対してズレている問題があります.公表されていたタイムテーブルと,ボクのレンタルサーバで記録していた IRC のログの時刻と,Flickr の写真データから取ってきた時刻のデータと,それぞれちょっとずつズレているようで,調整が上手くいきませんでした.この手作業に時間を要してしまった><
高専カンファレンスに限らず,大勢で何かひとつのトピックを共有しながら,同時に記録を残していくようなイベントはたくさんあって,こういったタイムライン化の仕組みを汎用的に作っておけば,あとから振り返るときに楽しんじゃないかなぁ.今回の作業は,そんな想いを確かめるための実験でもありました.実際に見てみないと面白さは分からない.
難しさ
タイムライン化の作業を進める中で感じた難しさを簡単に記します.
- コンテンツタイプによる流量の違い.どうしてもテキストが多くなって他がスカスカになる.表示が難しい
- 時刻データの微妙なズレ
勢いよく書き出してみたけれど,難しさはこんなところでしょうか.
試したのは見せ方だけ,面白さはコンテンツに依存している
写真がスカスカなのは寂しいなぁ.あの場で切られたシャッターの回数はこんなもんじゃないはずだ.できることならすべて1ヶ所に集めて,時系列ソートしてスライドショーを楽しみたい.みんながどんな目線で高専カンファレンスを見ていたのか,みんなはどんなところに刺激されてシャッターを切ってしまったのか.すごく興味があります.
Flickr を「kosencon-tokyo03」で検索した結果と,実行委員を中心に選んだ数人の Twitter のポストしか収集の対象になっていないのは,単純にボクの手が回らなかったからです.母集団が多いところを選びました.
@yokochie さんにいただいた高専カンファレンス関係者の Twitter ユーザ名リストを対象にクローリングを行い、データを大幅に拡充しました.ご協力ありがとうございます.
コンテンツは,まだまだだなぁ.ひとつひとつは面白い.集約の仕組みがまだまだだと感じる.師走っぽく今年を振り返ってみると,Web に流れるコンテンツの量はますます増えてきたと思う.量が増えたら,次はまとめる時期がくるんだろうな.わくわく.Web に放たれたコンテンツを集約して,そのときの空気を感じられるほどに追体験が可能になる集約の仕組みに,近い将来,出会えるのだろうか.