#june29jp

チームづくりとチームの規模について今のぼくが思うこと

2011-11-10

チームづくりとは、誰かをそこにつれてくることじゃなくて、今そこにいる人たちでどんな楽しいことができるか、って、今そこにいる人たち全員で考えることだと思います。

考えなしに「人を増やす」行為は、チームをつくるどころか、チームを破綻させる危険性すら有していると言えます。

うちのチームは大きいんだ、お前は簡単に「全員で」なんて言ってくれちゃうけれど、そんなの、むつかしいよ。と感じるのなら、あなたが感じる「この人数なら、全員でやれるかも」の人数が、あなたがチームをチームの姿として保てる、許容人数なのだと思います。

たぶん、ぼくのチームに対する「円」の直径は「3~5人」くらいです。もし、何かのきっかけで集まった人々がいて、たまたまそこで、ぼくが、年齢によってか、経験したプロジェクトによってか、最もパワーがあるかのように見えてしまうシチュエーションがあって、リーダー的なものを担当することになったとして、ぼくが「がんばります」とちゃんと言えるのは、この円の範囲をはみ出していないときだけ、です。そうじゃなければ断るか、別の形に変えてから、引き受けます。

ここまでの主張がそこそこ当たっていたとして、じゃあ、もうすでに大きくなってしまっているチームは、目をつむって崩壊を待つしかないのでしょうか。いえいえ、不安に気づけたのなら、そこからが勝負でしょう。不安と出会えたなら手をつなごう。

むつかしい問題に真っ向から挑んで撃破できるのは、一部の恵まれた人たちだけです。ぼくたち凡人は、むつかしい問題を、簡単な問題に捉え直して戦うべきです。ニンジンは食べられないって?そいじゃあ、すりおろしてハンバーグに混ぜておくね。このあいだ食べたとき、おいしかったもんね。

大きなチームは、いくつかの小さなチームに分割しましょう。みんなが「あっ、このチームなら、自分も声を出しやすいな」と感じられるサイズを探しましょう。つまり、リストラクチャリング、Re:structuring、再構成。とても前向きな考え方なのに、カタカナ4文字で「リストラ」と書かれると「個人の首切り」だけに読めてしまうのだから、悲しい定着です。よいものを悪いように定着させてもぜんぜん得をしないので、よい子のみんなは、好きなもののこと、好きな人のこと、しっかり「好き!」って言おうね。

そうして小さなチームがいくつか生まれたとき、それらをどう連携させるかは、また別のお話です。今回は言及しないことにします。

さあ、あなたは、どんな「楽しいチーム」をつくる?

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Photo by koichiroo

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