その世界の睡魔ってのは、地球でいうと「営業マン」みたいな感じのポジションで、一晩で人間を何人くらい寝かせなきゃいけない、みたいなノルマがあったりして、主人公の睡魔は、ぜんぜんノルマを達成できなくて、落ちこぼれ扱いで、みんなに馬鹿にされて、っていう設定です。
というのも、その主人公は、まず、おもしろい顔をしていて、顔を見た人間は、思わず笑ってしまって、目が覚めちゃう。加えて、その主人公は「超」がつくほどのお人好しで、担当する人間を寝かしつけにいくつもりが、ついつい悩みを聞き出しちゃったり、相談に乗っちゃったりして、ぜんぜん「眠らせる」どころじゃない。
なんだけど、実は、この睡魔が担当する人間たちは、とても質のよい睡眠をとれているってことが、あとの方になってわかってきて、ノルマの達成ばかりを考えて「とにかく人間を眠らせる」ようになってしまっている他の睡魔たちも、次第に考えをあらためていく…
そんなハートウォーミングなヒューマンドラマのことをしばらく考えていたのだけれど、自分の日々の中で仕上げられそうにないので、ウェブの海に放流して、拾い主が現れるのを待ってみることにします!
おまけ
@kei_s さんと一緒に考えていた「NERU†NOTE」もだいぶおもしろくて、これは「名前と睡眠の状況を書いたら、その通りに眠ってしまう」というノートなんですよ。睡眠の状況を書かなかった場合は、すべて寝落ちになる。
これを、睡魔に持たせるか、睡魔が人間界に落っことして、それを拾った人間が犯罪者をどんどんと眠らせていく、って展開もあるかもしれませんね。