Monument Valley がとてもおもしろかった。
パズルゲームだから、クリアするのが目的のはずなのに、終わりが近づくにつれて「クリアしちゃうのがもったいない」と感じるようになっていった。これは、ぼくが漫画などのストーリーに対して抱く「終わってほしくない」という感情と同質のもので、つまりぼくは Monument Valley を、そんな「完成品」とみなして消費していたのだろう。
「これは、騙し絵をテーマにしたゲームである」と最初からわかっていても、いざプレイしてみると「ここからここへは移動できない」と無意識に思い込んでしまうことが多々あって、先入観というのは、強く意識しても拭えないものなのだなぁと、おもしろく感じた。自分の先入観と向き合う競技だった。