と言いつつ、自分用のメモですな。指の体力が尽きるまで書き残してみます。バリ島に関する事実を辞書的に書くというよりは、ぼくが見聞きした情報を中心に必要に応じてあとから調べた情報で補足して記していく感じ。
滞在期間
2015年4月21日(火)の11時頃に成田空港を発つ飛行機に乗ってバリ島に向かって、4月27日(月)の1時半頃にデンパサールの空港を発つ飛行機に乗って日本に帰ってきました。
(時刻はすべて日本時間で表記)
地理・気候
バリ島の位置は南緯8度22分9秒、東経115度8分18秒。赤道が近いだけあって暑かったです。10月〜3月が雨季らしく、ちょうど雨季明けの乾季はじまりの頃に訪れたことになる。毎日のようにスコールが降ったけれど、晴れている時間帯もあってよかった。ビーチで遊んだ日に日焼けした。
ぼく、南半球まで行ったの初めてっぽいな。
言語
公用語のインドネシア語の他に、バリ語、ジャワ語もよく知られているようだった。
ぼくは滞在中に、日本語の達者なガイドさんからインドネシア語を教えてもらいながら過ごしていた。インドネシア語と同時に「バリ語では◯◯、ジャワ語では◯◯」ってのもちょいちょい教えてくれていたのだけれど、さすがに同時に3つの言語を習得するのは大変で、結局は看板なんかにもよく書かれていて目に触れる機会が圧倒的に多かったインドネシア語をほんの少し覚えたくらいでフィニッシュだった。
滞在最終日の空港で、前日に用意しておいたちょっとしたインドネシア語の手紙を読み上げたら、とても喜んでくれた。言語を学ぶ醍醐味はここにある、とあらためて実感した。
覚えた単語とか熟語とか表現とか
- 挨拶とか
- selamat pagi (おはよう)
- selamat siang (こんにちわ)
- selamat malam (こんばんわ)
- selamat tidur (おやすみなさい)
- { pagi: 朝, siang: 昼, malam: 夜 }
- terima kasih (ありがとう)
- sama-sama (こちらこそ)
- 動物とか
- anjing (犬) : バリ島、犬がめっちょ多くて、車の中から見かけるたびに「Anjin!」と言っていたのですぐに覚えた
- kucing (猫) : 猫はあんまり見かけなかった
- sapi (牛)
- babi (豚)
- ayam (鶏)
- bebek (あひる)
- kambing (山羊)
- ikan (魚)
- 食べ物とか
- nasi (ごはん)
- mie (麺)
- goreng (油で揚げる) : 「ナシゴレン」「ミーゴレン」は、つまりそういう意味
- daging (肉)
- bubur (お粥)
- bakso (肉団子) : 発音は「ばくしょー」という感じで、「日本では大笑いするって意味だよ」って教えたら笑っていた
- soto (スープ) : 「soto ayam で鶏肉のスープ」「soto sapi で牛肉のスープ」
- enak sekali (とてもおいしい)
- 買い物とか
- ini berapa (いくらですか?)
- mahal (値段が高い)
- kasih murah (安くして!)
- いろいろ
- warung (店、屋台)
- mobil (自動車)
- cape (疲れた)
- senang (たのしい、うれしい)
- tidak apa apa (大丈夫です)
- hati-hati (気をつけて)
- jalan (道)
- jalan-jalan (散歩、散歩する)
- perjalanan (旅行)
宗教
インドネシアはイスラム教徒の多い国ですが、バリ島に限って言えば、ヒンドゥー教の方が優位にあるそうです。
日本人から見るとだいたいの国がそう見えるかもしれないけれど、バリ島の人々はとても信心深く、いたるところで以下のようなお供えものを目にすることができる。飲食店に入ると神棚があることに気付くし、海で遊んだときに乗せてもらった船にも神棚があって驚いた。
バリ島 - Wikipediaの「歴史」の項目によると、「1917年のバリ島南部大地震」「1918年のインフルエンザの流行」「1919年の南部バリでのネズミの大量発生」と気絶しそうな厄災の連続を、当時のバリの人々は、政治的・社会的な混乱の中で神々に対する儀礼をおざなりにしていたことに対する神の怒りとして捉えたとのこと。こういった背景もあって、信仰心が維持されているのかもしれない。
文化
「バロンダンス」ってやつを観た。バロンは、日本でいう獅子舞みたいなやつ。風貌は沖縄のシーサーにもよく似ていて、特にバロンの石像はシーサーの石像にそっくり。詳しい人から見ると違いがわかるのかもしれないけれど、ぼくにはよく似て見えた。
「ケチャダンス」を観た。これ本当に素晴らしかったので、これからバリ島に訪れる予定のある人には強くおすすめしたい。ケチャ最高。だいぶおもしろかった。
交通
- 電車なし
- 車が多い
- バイクはもっと多い
市街地は道も広いのだけれど、ちょっと田舎の方に行くと途端に道が狭くなって、びゅんびゅん走るバイクが怖かったズェ…。あと、夫婦が子連れでバイクに乗って、日本ではあまり見かけない3人乗りとか4人乗りもちょいちょい見かけた。小中学生の3人乗りとかも見かけてハラハラしたなあ。
バリ島に見た日本発祥のもの
車もバイクも日本製のものがとても多い。
- TOYOTA
- MITSUBISHI
- HONDA
- DAIHATSU
- KAWASAKI
- YAMAHA
カメラはやっぱり。
家電製品も、ハイクラスなものは日本製のものが人気だとか。
日本のアニメはバリ島でも字幕版が放送されていて、大人にも子供にも大人気とのこと。日本生まれのキャラクターも人気。
見かけた看板とか。
- マクドナルド
- ケンタッキーフライドチキン
- ダンキンドーナツ
- ピザハット
- バーガーキング
- Circle K (バリ島でいちばん多いコンビニ、24時間営業)
- Starbucks Coffee
- ヤクルト
- SUSHI BAR
- SUSHI TEI (寿司亭)
- 大和 (日本料理屋さん)
- まつり (日本料理屋さん)
- はなび (日本料理屋さん)
- あおさ (日本料理屋さん)
- 焼肉屋さかい。
- 博多 一幸舎 (ラーメン屋さん)
- 俺の製麺所 (ラーメン屋さん)
出会った人々
旅行会社のガイドさんと、運転手さん。とてもお世話になりました。ガイドさんは60歳くらいで、日本語も達者で、温厚な雰囲気のめっちょいい人。運転手さんは25歳くらいかな、若者、格好は「サングラス + 襟付きシャツ + ジーンズ」といったスタイルで、日本の若者とそう変わりない。年配の人たちはけっこう「民族衣装」って感じなんだけどね。運転手さんは、ガイドさんに比べると日本語の練度がそこまで高くないので、基本的にはガイドさんとぼくらの間で会話することが多かったのだけれど、たとえば「スマートフォン」とか、若者が得意そうな話題になると「Xperia!」とか言って会話に飛び込んできたりする。ガイドさんが「バリ島では『おしん』がめっちょ有名、みんな知っている、私も大好き」ってお話をしてくれて、ぼくらは「へぇ〜」って聞いていたのだけれど、運転手さんは「おしん…?」といった反応でジェネレーションギャップうけた。ぼくから日本のアニメの話をしたときは、NARUTOの話題にめっちょ食い付いてきてくれたってばよ。
ガイドさんに「バリ島で最も有名な日本人は誰ですか?」と聞いてみたところから派生して、ガイドさんが「水割りをくださ〜い〜」って歌い出したときは爆笑した。なぜその曲が有名なんだ。
バリ島の宿泊施設には、けっこう日本語の練度が高い人がいて、案内してくれた人に「日本語、とても上手ですね〜」って言ったら「えぇ、日本人ですから」って言われてウッとなった。いざというときにも日本語が通じるのは安心だ。
うちの奥さんのマッサージを担当してくれた人の名前が「ヤスマリさん」で天職すぎた。
なんかの寺院に行ったときに、本当はお清めの儀を経てから進まなければならない道に、そうとは知らずに入って行こうとしてしまったとき、係員みたいなお兄さんが「NO NO!」的な仕草で止めにやってきた。おお、神聖な場所なんだな、失礼しました〜と思ったものの、そのお兄さんが手に持っているスマートフォンでは「CLASH OF CLANS」が起動していて、神聖な雰囲気が台無しでおもしろかった。でもちゃんと仕事はしていましたよ、お兄さん。
観光地に行くと、世界中のいろんなところから集まってきたであろう様々な人種の人々を見かける。そして自撮り棒を使っている人が多かった。自撮り棒、世界中で流行っているっぽい。絶景自撮りおじさんとか最高だった。あと、宗教的に布を巻いている系女子ね、修学旅行なのかなんなのか、布ガールズの集団と出会うことも多かったのだけれど、彼女ら、観光地にきた記念に、他の観光客に声をかけていっしょに写真に写る習慣があるんですね。ぼくらも何度か声をかけられて、布ガールズといっしょに写真に写りました。彼女らの Facebook にぼくが写った写真が投稿されているのかもしれない。
ジェットスキーやシュノーケリングなどの海のアクティビティを扱うビーチクラブにいる若者たちは、元気でたくましくてノリがよくておもしろかった。海潜りを終えたぼくらが「楽しかったね〜」なんて話していると、海ボーイは「タノシンゴ!」とか言って絡んでくるし、海からあがってシャワーを浴びるところでは「あびる優!」って連呼してきた。別れ際には「アリガトゥース!」とのあいさつ。偏った日本語が熟達していて、彼らと縁のある日本人が入れ知恵したのではないか、と思わせてくれる。
演奏スペース付きのレストランで食事をしているとき、ギターデュオのミュージシャンが「Some requests?」と客に問いかけるシーンがあって、他の誰も反応しないので「日本の曲はできますか?」ときいてみたら、見事に「昴」を歌い上げてくれてうれしかった。
様子
とてもいい思い出になったので、また遊びに行きたいですね。バリ島、楽しかったです。