読んだ。なるほど、ギャングースの元ネタだ!
- 作者: 鈴木大介
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- 作者: 肥谷圭介
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著者の鈴木さんの主張は、数度に渡って繰り返し書かれていた「犯罪には被害者がいて、決して肯定されるものではないけれど、彼ら彼女らが犯罪に走らなければならなかった状況を考えると、彼ら彼女らは、加害者であると同時に被害者でもあった。そのことにほんの少しでも目を向けてほしい」と、そんなところだと思う。
たぶん、狩猟をしていた時代はわかりやすかった。生きるために奪いにいく。失敗すれば、自分たちが奪われるかもしれない。でも現代日本は、そう単純でもないよなあ。物語の世界では、巨人だったり、亜人だったり、喰種だったり、いちおう人間とは違う存在が設定されている分、対立構造がわかりやすくなっているけれど、人間社会では、人間同士が争いあうからやっぱり複雑だ。
本を読み終わるころには、大盛りの牛丼を食べたくなっている。次に牛丼を食べるときは、大盛りを頼むことにしよう。