いちばんお洋服を買っていたのは17〜21歳くらいのころで、そのころからずっとお世話になっているブランドが2つある。ぼくがふだん着ているお洋服の約8割は、この2つのブランドのものが占めているといえる。それくらい、お世話になっている。残り2割ほどは、荒木飛呂彦先生関連もしくはゴールデンボンバー関連のTシャツだ。
ところが、そのうちの1つはブランドそのものがなくなってしまって、入手がなかなか難しくなってしまった。もう1つの方のブランドは、よく行っていた都内の店舗がなくなってしまった。余談だけど、たまたま閉店日に訪れたおかげで、そのブランドのハンガーをもらうことができた。店員さんが「これ、処分するやつなんで、よかったら」と渡してくれたのだ。
おかげで、去年くらいから新しいお洋服を仕入れるモチベーションがぜんぜんわいてこなくて少し困っている。最近になって、そろそろ新しいお洋服がほしいな〜と思うタイミングが何度かあったのだけれど、もう若いころとは違うので、新規開拓のために丸1日かけてファッションビルを渡り歩こう、なんてテンションにはならないなぁ。ティーンのときは、丸2日くらいかけてそのシーズンに着るお洋服を選んで歩いたものだ。
さてさて、30歳を過ぎてから急に「ここに行けばお気に入りのものが見つかる」という安息の地を失ってしまったぼくは、これからどうやってお洋服を買って生きていけばよいのだろうか。オーバー・サーティ、ロスト・パラダイス。