#june29jp

奥さんが社内勉強会で発表するというので、いっしょにネタを考えたりしました

2016-04-17

おおっと、出落ち感の強いスライドですね…。こちらは、うちの奥さんが2016年4月7日(木)の社内勉強会で使用した資料です。奥さんは、ここ半年くらいの界隈の出来事をジャンル問わず幅広く紹介する担当、といったところでしょうか。ある日、奥さんが「インターネットのおもしろ話ない?最近のやつ」と話しかけてきて、そんなことを言われたらインターネットおじさんの話題の引き出しがぜんぶ開いちゃいますけど大丈夫ですか?という感じで、そのときはお花見会場に向けて移動していたというのに、ぼくが持論の展開に夢中になりすぎてしまって乗り換えミスを繰り返して到着がだいぶ遅れる事態にもなりました…。

そんなこんなでいくつか話題を共有して、最近のものからちょっと昔のものまで並べた中から、その勉強会の参加者層に受け入れられそうなものを奥さんが8つ選んでまとめたのが、上記の資料になります。

ぼくからちょっと補足しておきたいことが2つあるので、資料の紹介がてら、このエントリを書くことにします。

メルカリの独自文化と GitHub の Add Reaction

下記2件、3月にたてつづけに話題になりましたね。

利用者がたくさんいると、使用シーンも多様化し、それぞれが使いたいものを使いたいように使う、という現象が生じてくることがありますね。Twitter のメンションもリツイートも、最初は利用者たちが勝手に使っていたものが公式に機能化されたものです。こういった「(一部の)利用者が必要としているものを、どのように要望として拾い上げて開発に活かしていくか」というのは本当に難しい話だと思いますが、今後のメルカリがどのように進化していくのか期待しながら見守っています。

また別件で dear-github/dear-github というのがありました。著名なオープンソースプロジェクトの中の人たちが「Dear GitHub,」から始まる手紙を書いて公開したのです。その中に「賛同の意を表す :+1: だけのコメントが大量につくとスパムみたいになってしまう、なんとかしてほしい」という内容があり、その後、GitHubAdd Reactions to Pull Requests, Issues, and Comments というブログポストにて「コメントに絵文字で反応できるようになったよ、賛同するときはコメントを投稿せずにこの機能を使うといいよ」と新機能を紹介しました。

それで、実際にこの Add Reaction 機能が使われはじめているのですが、文脈を知らない人は未だに :+1: のコメントを投稿したりしていて、その :+1: コメントに対して「だから、そいういうコメントやめろや!!!」と言わんばかりの :-1: の Reaction がたくさんつく、という目も当てられない状況が発生していたりもします。

メルカリにしろ GitHub にしろ、サービス提供側の意図と利用者の行動は必ずしも一致しなくて、眺めている第三者としてはもどかしい気持ちになってしまいます。

2016年はボットが大きく進化する年になるかもしれない

「自分の日々は自分でデザインしたい」と願うぼくは API で拡張できるサービスが好きなので、LINE のスタンプは楽しいよね〜と思いつつ、奥さんとの連絡には自家用 Slack を使っています。Google Calendar と連携しておけば予定をすぐに伝えられるし、フィードを設定しておけばお互いのブックマークしたページも自動で共有することができます。工夫次第で、チャットによって家庭内コミュニケーションを改善していけるところが最高です。

さて、社内勉強会用の資料作成後、ついに LINE と Facebook Messenger の BOT API が公式にアナウンスされました。どちらもまだお試し期間ですが、数ヶ月以内に正式リリースされることでしょう。

ひとまずこれで、潜在的にボットを活用できる利用者の数が爆発的に増えることは間違いありません。「じゃあ、実際にどんなボットが登場して、人々はどんなふうにボットと暮らすようになるの?」というところに関しては、ぼくが想像している未来像がいくつかあるのですが、それはまた別のエントリにして書きたいと思っています。いま、LINE と Facebook Messenger の BOT API で遊んでみながら、できることとできないことの境界を確かめているところです。

まとめ

夜ふかしメソッドは、雑多なことをまとめて話すときには有効かもしれませんな。

この記事は、もともと下記に投稿されたものです。

http://june29.hatenablog.jp/entry/thursday-late-show

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