今,ボクの愛機 MacBook には,数匹の消せないファイルが潜んでいる.
──話を1週間ほどさかのぼろう.
Linux からファイルをコピー
使い古した Linux 機をクリーンにする準備として,同一ネットワークにつないだ MacBook から scp コマンドを打ってファイルのバックアップを取っていた.必要そうなディレクトリを丸ごとコピーしたんだ.
コピーが終わって,改めてディレクトリの中身を見てみると,不要なものもあると気が付いた.そこで,ファイルの削除を試みた.これが悲劇の始まりだった.
(ファイル名の一部はプライバシー的な理由で隠しています)
左のファイルを見てもらうと分かる通り,ファイル名になんやらよく分からない文字が入り込んでいて,お察しの通りこいつらが消せないファイルってわけです.
不死身
こいつらが格納されているディレクトリに移動して ls を打つと「そんなファイルない」と言われる.
そう,恐ろしいことだけど,こいつらの名前を呼ぶことができない.名前を呼ぶことができないってことは,コマンドの引数に渡してやることができないんだ.目の前にいるのに殺せない.こいつらはのうのうと「私が _%82%A8%8E%F0%82݂̂%BD%82%A2_%82ȋ%C8 です」っていきなり名乗ってくるんだけど,何を言っているか聞き取れなくてデスノートに名前を書けない状態.ダメだこいつ… 早くなんとかしないと…
色々と試してみたけど,やっぱり名前が壊れているとどうにもならないらしく,最後に頼ったのが Finder の「確実にゴミ箱を空にする…」コマンド.
と,戸愚呂兄状態で泣き叫んでみても,ファイルは一向に消えてくれる気配を見せない.困ったなぁ.
今ここ
そして消したいと思っても消せないので── そのうちボクはカーズ状態に陥って考えるのをやめた.