日曜日の歴史探検:宇宙に飛び出す高専生のピギーバック衛星 – ITmedia エンタープライズ
いきなり紹介させていただいた上記のニュースは今年の1月のもの.なんと,高専生たちが衛星を作り,打ち上げに成功したっていうんだから驚きです.
2009年3月8日,そんな彼らの報告会が産業技術高専で行われるということで,カメラを抱えて行ってきました.
報告会
会場には,荒川区の人,東京都の人,子供を連れてきていたのはきっと付近に住んでいるお父さんお母さんだな,色んな人たちがいました.みんなみんな,打ち上げの成功を祈っていたのだと思う.報告会のメインのコンテンツは,プロジェクトチームの皆さんが,打ち上げに至るまでの道のりを振り返るというものでした.そこには数々の支援があって,衛星は,本当にみんなの想いを乗せて宇宙まで行ったってことが伝わってきました.
メンバーの担当は「ロケットから輝汐を切り離す分離機構」「輝汐がどの方向を向いているかを検知するセンサ」「ボディ設計」「バッテリー関係」「衛星の姿勢制御」「太陽電池の装填」「制御プログラム」「撮影した画像の圧縮」「地球を撮影するための画像認識」「カメラ」「地上との通信装置」「アンテナ」「地上局」と,ハードからソフトまでぐるっと一通り.聞けば聞くほど,細部まで学生さんたちがその手で作り上げた衛星なのだと分かりました.
そうだなぁ,こんな風に,ひとつのことをみんなで喜ぶってのは,なかなかないかもしれないなぁ.子供たちには難しい話が多かったけれど,みんなそれぞれに,何かを感じ取っていたように思います.
ボクは今回,高専カンファレンスを代表して会に参加させていただいて,産業技術高専の教官の方々や,関係者の人たちとお話させていただきました.カンファレンスを応援してくれている人に会えて,とても心強かったです.こうしてまた何かが始まりそうな予感に溢れる場所にいられたこと,心より光栄に思います.
帰りがけに,打ち上げプロジェクトのチームの皆さんとお会いすることができました.みんな,どっからどう見ても高専生です.若くて,元気いっぱいで,キラキラしていて,刺激をたっぷりもらいました.何かを成し遂げるってのは,なんてステキなことなんだろう.
彼らには「ぜひ発表の場に立ってください!」と猛烈にお願いしておきました.また彼らに会いたいなぁ.最後になりましたが,衛星打ち上げ成功,おめでとうございました!