#june29jp

「大規模Webアプリケーション開発入門」を読みました

2011-05-01

監訳者の河村圭介さんよりご献本を頂戴しまして、読むことができました。自分がずっと家にいなくて、せっかく届いた本が戻ってしまったりしてご迷惑をお掛けしましたが… ご献本、ありがとうございました!

はじめての監訳作業「大規模Webアプリケーション開発入門」 – developer’s delight

4873114926 大規模Webアプリケーション開発入門 ―変化に強いWeb開発を実現する10の原則
Kyle Loudon 河村 圭介
オライリージャパン 2011-03-25

by G-Tools

書籍のタイトルと内容について

自分は「Web アプリケーション開発者」という立場でこの本を読みました。

そうすると、すでに「Web アプリケーション開発」には「入門」しているわけで、タイトルにある「大規模」の部分が、この本から自分が学び取るべきことかな、と想像しながらページを開きました。

ほいで、ざっと読んでみての感想からすると、内容は「Web アプリケーション開発入門」といったところです。「大規模」と聞いてまっさきに想像した「パフォーマンス」のお話は第9章で語られるのみに留まっており、第2章「オブジェクト指向」第3章「HTML」第4章「CSS」第5章「JavaScript」などは、これから Web アプリケーション開発に関わることになる人たちに読んでもらいたい内容です。

「ちゃんと意味を考えてマークアップしましょう」などは、開発の対象となるアプリケーションが大規模かどうかに依らず、常に覚えておくべき提言です。なので、タイトルが「大規模」からはじまることで敷居が高く感じられるのだとしたら、少しもったいない気がしました!

自分の立ち位置の確認

本を一通り読んでみて、あらためて、今の自分の立ち位置を確認することになりました。

自分が Web アプリケーションをつくるときに、まず前提として大きく存在しているのは「これはプログラミングである」という認識です。なので、プログラミング一般に対して言われる「DRY 原則」などは、無意識のうちにコードに反映されていきます。本書の中で「モジュール化しよう」が繰り返し強調されているのは、すんなりと受け入れられました。

また、自分が Web アプリケーション開発に携わってきた期間は、ほとんどが「Rails/Sinatra と関わってきた期間」と言えます。Rails の routes.rb や Sinatra アプリケーションのコードを書くときは、否が応にも「URL 設計」を強く意識することになり、アプリケーション全体を「リソース指向」に設計する傾向があります。

その点で、本書に「URL 設計」の章がなかったのは、自分にとっては「ほう」と思う箇所でした。

まとめ

こうして思い直してみると、自分は「Web アプリケーション開発に入門」と明確に感じたことはなかったけれど、アイディアを形にしたい一心で、気が付けばいくつか Web アプリケーションを動かすようになっていたので、たとえば後輩に「どこから勉強すればよいですか」と聞かれたら、上手く答えられなかったことでしょう。再現性の低い学習プロセスを踏んだと思います。

本書のように「入門」に焦点を当てて整理された本が1冊あると、とりあえず網羅的に知識を付けておきたい、とか、自分に足りないものを明確にしたい、とか、そういった人とはスムーズにお話ができるようになりそうです。

最後にもう一度。河村さん、ご献本ありがとうございました!

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