#june29jp

情報との距離感

2008-05-11

すでに色んなところで言われていることだけど,自分の言葉で改めて書きたい.

各種フィードリーダや Twitter を日常的に使っていると,情報に接する機会がとても多くなり,ある境を超えると,それらすべての情報すべてに目を通して飲み込むことが難しくなってくる.そうして段々と情報を取捨選択するようになり,大量の情報の裁き方が身に付いてくる.これは Web と深く付き合っていく上で重要なスキルだ.

情報へアクセスすることは誰にでもできて,でも実際にアクセスするかどうかは本人が決める.

最近,「メールは苦手だなぁ」と思うことが増えてきた.メールは,そこに含まれる情報へのアクセス権を誰に持たせるか,発信者が決めるものだ.デフォルトアクセス権は false で,選ばれた人だけがアクセスできるようになる.そして,宛先に選ばれた人は,半ば強制的にその情報へアクセスしなければならない.この当たりが Web 上での情報の付き合い方と違っていて,苦手だと感じる要因になっているんじゃないかな.

組織内の情報も,可能な限りアクセシブルにしておいた方が,情報共有がスムーズになるんじゃないかなぁ.メールをメインにしていると非効率な気がしてならない.「そのメール,俺には届いていないよ」なんてのは以ての外だ.こんな話をしたら「メールは,今で言う手紙みたいに,フォーマルなものとして残るんじゃないかな」と言ってくれた人がいた.なるほど.手続きのときなんかはメールを使って,日々の情報共有には別のものが使われるようになる,というわけですね.

こんな感じで,人と,組織と,情報について,考えていきたい.

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