#june29jp

会社のこと,お仕事のこと

2009-02-09

たまにお仕事のことを書きたくなるなぁ.あとで読み返すと自分の変化に気付けてためになるから,丁寧に書いておこう.

小さな船

うちの会社は小さな船だ.大きな波や強烈な風が襲いかかってきたら,転覆してしまうだろう.だからこそメンバーみんな必死だし,それは美しいことだと思う.

ボクはつくづく「守られている存在」だと感じる.先輩たちは戦士だ.表に立って大海原と戦う戦士.波風がやってきそうな予兆を敏感に感じ取って,それがボクらの元に届く前に対処してくれている.だからボクは海に投げ出されることなく,今日も生きていられるのだ.

風が,吹いた.先輩たちは口々に「よくあることだ」と言った.ボクは動揺した.そう,よくあること.頭では分かっているつもりだったけれど,それを受け止めるのは大変なことだった.これだからボクは守られる存在なんだ.

強がりと甘え

自分に何ができるかって考えてきた.これまでずっと考えてきた.そうして,背伸びすること,強がることを覚えた.でも今回の件でね,先輩たちに甘えることを覚えたよ.先輩たちは,ちゃんと甘えさせてくれた.ボクは気持ちが随分と楽になるのを感じた.甘えてみて初めて,先輩たちも傷だらけだってことに気が付いた.みんな少しずつ傷ついている.みんなのことが心配になった.背伸びせず,やれることをひとつずつやろうと思った.ボクより後に入ってきた子が「適材適所,それぞれがやれることをやればいい」って言っていて,なんだかとても身に染みた.持ち場を守ること.

不思議なことに,先輩たちに甘えることを覚えたら,仕事に対する甘えが少し消えたんだ.自分にとっての大きな変化となった.人に甘える.仕事に甘えない.自分のやるべきことをやる.ボクがこっそり磨いていたナイフを,先輩が褒めてくれた.「これいいね」と言って戦いの場に持っていってくれた.よし,また前に進めそうだ.

仲間は,この旅路を「楽しい」と言った.それを聞いてすごく安心した.そう,まったくもってその通り.ボクがいつも言っていることなのに,悔しいなぁ.だけど,ありがとう.

ベンチャー

ベンチャー企業で過ごす毎日,とても楽しいです.望んでこの場所にいるという実感が,ボクにとっては本当に重要です.25歳の今,少しだって無駄な過ごし方はしたくありません.喜怒哀楽を大切にして日々を駆け抜けますよ.もっと力が欲しい.波にも風にも負けない,力が欲しい.

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