能動的に何かを選びながら生きている人は、自分の選択に対して肯定的だ。
こんなポストをしたのが数日前のこと.ポストをしたあとも考え続けている.
覚悟を決める
何かを「選ぶ」という行為は,それ自体が,選ぶ対象を受け入れる覚悟を決めることで,同時に,考え得る他のすべての選択肢を手放す覚悟も決めることなのだ.覚悟を決めたあとで否定的になるのは辛いこと.だから,「これでよかった」と自分をなだめるために肯定することになる.
敢えて選ぶ
今になって振り返ってみて思うのだけれど,高専への進学も,ベンチャー企業への就職も,覚悟を伴う選択だったと思う.大小様々なリスクを鑑みたとき,少なからず誰かは「こっちにしておいたら」と他の選択肢を見せてくれていた.
きっとボクは,覚悟が欲しかったんだ.自分の人生を受け入れる覚悟が欲しかった.上手くいってもいかなくても,そこに自分の意志と選択と覚悟があることを望んだ.
高専カンファレンスに関わることは,高専への進学を選んだあのときの自分を精一杯肯定して,認めてあげることでもある.
最近,将来について思いを巡らせている何人かの子と話をして,「ベンチャーでは好きなことができる」といった言説に触れることがあった.これは,半分は当たっていて半分は誤解だと思った.
今のボクがベンチャーの良さを説明するとしたら,「自分の選択に覚悟を持っていて,だから真剣で,前向きで,考えをぶつけ合わせるのが好きで,美しさを持った人が多いです」と言いたい.