ゆーすけべー先輩の「Webサービスのつくり方」を読んで、この6年くらいのことを想うなど - 準二級.jp
上のエントリを書いた直後に、ゆーすけべーさんが読んでくれて、おかげで会いに行けた。ウェブとはアクセシビリティだ、あらためてそんなふうに感じる。考えるより先に、感じる。
上のエントリに50をこえるブックマークがついているのが興味深い。最近、ブログのエントリはあんまりブックマークされなくなった。ツイットされたりライックされたりすることが増えて、その分、ブックマークされることが減ったように思う。
この間、あるところにお呼ばれして行ってきて、呼んでくれた人たちが次々に意識不明になってしまったあと、たまたま近くにいた人がお話相手をしてくださった。おかげで、さみしくなかった。
「ソーシャルブックマークは、Twitterのサブセットになってしまう」と、その人はいった。ブックマークできる対象は「URLを持つもの」に限定される。一方のTwitterには「さむい」と書くことができて、これはURLを持たないような「今日の札幌の外気」に対しても言及できる、そういうことだ。
「そこでそれのことが話される」のは、本質的な傾向だと思う。TwitterではTwitterのお話がされるし、日本では日本のことがよく話題になるし、山の奥ではしばしば山のことについてお話するでしょう。
冒頭のエントリをブックマークしてくれた人は、ぼくと同じ「ブックマーク時代」を生きてきた人たちなんだろうな、と思った。だから、思い出話に反応してくれたんじゃないかな。
あの時代、人々がウェブ上でプレゼンスを示そうと思ったとき、主戦場は「ブログ」だった。今みたいに「ファブを稼げる人」がプレゼンスを発揮する場所はなかった。ブログには、ブログにマッチした戦い方があって、たとえばTwitterと比べると、もうちょっと噛み応えのある、ボリュームのある内容が強力であった。そんな中で「つくりました!」と言える人は注目されやすかったし、2012年の今と比べると、もっと目立つ存在であった。
ゆーすけべーさんと久しぶりに会って、ちょいと昔話をした。「やっぱり、すごい人はすごいよね。今でも尊敬している」なんてことを話した。まだGitHubもPaaSもなくて、他の人がつくったウェブアプリをソースコードごとまるっとコピーしてきて、ちょっと書き換えて、フッタにオリジナルへのリンクを載せて、自分のサーバにアップしなおして、動かす。なんてことをやっていたときのこと。今も200を返してくれるCodeReposのこと。とか。