福島県のいわきまで行ってきました!高専カンファレンスの地方開催はこれで4つ目となりました.過去3回は以下の通りです.
基調講演,一般発表,Lightning Talks
ボクにとっては,今までで最も講演や発表をゆっくりと聞けた高専カンファレンスでした.おかげで一参加者としてずいぶんと楽しませてもらいました.これまで高専カンファレンスの課題として挙げられ続けている「情報系偏重」を感じずにいられるくらいに,幅広い分野の話が聞けて面白かったです!
特筆すべきは,若い子たちのモチベーションとスキルの高さです.登壇した子たちはもちろんのこと,今回会った年下の子たちはみんな,すごくひたむきで,前に進もうとする気持ちが強くて,とても刺激的でした.「ボクがこの子たちの年齢のときに,ここまでの技術も想いもなかったな」と思わされてしまう場面が多々ありました.負けていられませんね.
化学実験
スペシャル企画!すべての発表が終わったあとは,講堂から実験室に移動して,化学実験を楽しみました!もう本当に,学生の頃に戻ったようで嬉しくて嬉しくて,これまた大いに楽しませてもらいましたよ.
ペットボトルの銅メッキと,ルミノール反応の「光る」系の実験,どちらもありがとうございました.
運営
今回ボクが「カンファレンスをゆっくり楽しめた」のは,他ならぬ現地実行委員の皆さんのおかげです.事前準備も当日の対応も,隙が無くて素晴らしかったと思います.インフルエンザの影響で中止になってもおかしくない状況の中…語られない苦労が多々あったことと存じます.開催を実現してくれてありがとうございました!
地方開催では恒例になりつつある「ドラ娘の現地調達」は毎回楽しませてもらっているのですが,今回は「ドラ巫女」が備え付けられていて調達不要!完璧でしたね!
懇親会では,実行委員の先生たちとたっぷりお話させていただいて,高専を会場にしたカンファレンスを実現するために工夫した点など,高専カンファレンス実行委員会本体が知っておくべき話をお聞かせいただきました.改めて,高専カンファレンスが現役の高専生にプレゼントできるものはなんだろう,高専に還元できるものはなんだろう,と,考えさせられることとなりました.
11月にはまた,史上最大規模の高専カンファレンスが控えていますし,運営については考えておきたいことがたくさんあります.
自分の Lightning Talks
「World Wide Love」というテーマでお話しました.
案はいくつかあったものの,開催1週間前までテーマを決めきらずにいて,ギリギリまで悩んでこのテーマを選びました.
テーマを選ぶに当たって考えたことはこんな感じで.
- 他の発表はガチなものが多いので,ライトで取っつきやすいテーマにしたい
- 他の発表者さんが選ばなそうなテーマにしておきたい
- 「こんなテーマもありなんだね」と感じてもらえるようなものにしたい
- なんだかんだ考えてみても,自分が好きなテーマじゃないと楽しく取り組めないよー
それから,発表の目標設定はこんな感じでした.
- 構えずに楽しく聞いてもらえる発表にしたい
- 「こんな発表もありなんだね」と感じてもらえるようなものにしたい
- 「これならボクも」「これならあたしもできそう」と思わせる発表にしたい
- なんだかんだ考えてみても,自分が楽しめる発表がいいよー
まだきちんとフィードバックを回収できていないのだけれど,「発表面白かったです」「今度は自分も何か話してみたいです」って言葉を頂戴したので,概ね目標は達成できたと思っています!楽しくトークできましたよ.よかったよかった.
やっぱりカンファレンスは発表者として参加した方が楽しいですね!
それと,大事なことをひとつ.「World Wide Love」というテーマを思い付くキッカケを与えてくれた人たちに,感謝の意を表します.どうもありがとう!発表を楽しんでいただけたようで何よりです.
まとめ
見慣れた面子とも,初めてお会いする方々とも,一緒になって楽しい時間と空間を作れたなぁと思います.よき出会いもあったし,世間の狭さを再認識する人脈も見つかりました.いいことづくしだ.
直接聞いたわけではないのだけれど,「高専カンファレンスに参加すると,自分もガンバらなきゃ!って思える」という参加者の感想があったそうで.だとしたら,とてもありがたいことですね.普段はみんな別々の場所で,別々のことをしていても,こうして集まる機会があって,日々に持ち帰れるものがあるとしたら.今度はそういった人たちを巻き込んで,この場所を育てていきたい.
あと,あまり言及されていない気がするけれど,今回は名札が素晴らしい出来でした!これはもっと評価されるべきです.せっかく参加者のほとんどが Twitter ユーザだったりする(参加を決めてから Twitter を始めた,って人も何人かいたみたい)のだから,カンファレンス中に「これいいな」って思ったタイミングでそれを汲み上げる仕組みは用意できればよかったかな.良いところはたっくさんあったはずなので,少なくともスタッフはみんな KPT をやりましょう.次に活かしましょう.
今回もカンファレンスは大成功でしたね!実行委員の皆さん,当日の運営スタッフの皆さん,発表者の皆さん,参加者の皆さん,楽しい時間をどうもありがとうございました!