2019 年 6 月 29 日に開催された「とちぎRuby会議08」に参加してきました。その参加レポートです。参加翌日から数日をかけて書いていますが、記念のために記事の投稿日はイベント開催日に設定してあります。いい日。
ぼくと、とちぎ
軽く grep してみた感じだと、以前に 2 回ほど、とちぎ方面で開催されたイベントに参加していたようです。もっと多く参加していたような気もしますが、こんなもんですかねぇ。
そうだ、参加登録していたものの急に都合がつかなくなって前日くらいにキャンセルした会が一度あって、それからしばらくドタキャンのことを言われる時期が続いたのであった…。
@june29 なんなの?ドタキャン?遅刻?
— seki at druby.org (@m_seki) April 7, 2012
ドタキャンの伏線みたいなツイートを見ても気にしない。それが俺の流儀だ。
— seki at druby.org (@m_seki) October 19, 2012
@june29 ドタキャンの話?
— seki at druby.org (@m_seki) November 21, 2012
@june29 ドタキャン…伏線…
— seki at druby.org (@m_seki) November 24, 2012
他の似たようなイベントのドタキャン傾向が気になるのは自分たちのイベントのリスク図を描くのに参考にするため。 #toruby ではだいたい5%くらいが多く @june29 が申し込んだときはさらに調整する。
— seki at druby.org (@m_seki) March 12, 2013
@june29 ドタキャンの伏線ぽい
— seki at druby.org (@m_seki) January 14, 2014
それから「最近、ドタキャンされていない」「ドタキャンすらされなくなった」と言っていただける時期を経て、2015 年 6 月には とちぎRuby会議06 - Regional RubyKaigi で @mamipeko の登壇がありました。いまあらためて見てみても、この顔ぶれの中に妻がいるのやばいですね…。
@mamipeko を人質にしたのでドタキャンできない作戦
— seki at druby.org (@m_seki) April 21, 2015
今回は @mamipeko を人質にしたのでドタキャンなかったなー
— seki at druby.org (@m_seki) June 26, 2015
夢の中の世界のような
「とちぎRuby会議08」の体験は、ぼくにとって「夢の中の世界」のようでした。
「将来の夢」の方の夢じゃなくて、眠っているときに見る方の夢。夢の中の世界って、いろんな時代の登場人物や風景が混ざって、レイヤーが重なった状態で描かれるときがありますよね。そんな感じ。
たとえば @sumim さんの発表を聞きながら、ぼくは 2007 年頃に Ruby札幌 の勉強会に参加していた時代のことを思い出していました。続いて @kakutani さんが動いてしゃべる姿を見れば、2008 年に猛吹雪の日の札幌で見た TDD の実演のことを思い出します。さらに @sugamasao が奮闘する様子を見て、いっしょに RubyKaigi2010 の当日レポートを書いたときのことを思い出しました。
特に、久しぶりにお会いした @sumim さんがぼくのことを覚えていてくれて、札幌時代のあれこれをお話できたときは、途方もない気持ちになってしまいました。
ぼくにとっての札幌時代から蒲田時代までの総集編のような雰囲気で、これが走馬灯だとしたらぼくは那須の地で命を落としてしまうんじゃないだろうかって思いました。
自分たちの出番
今回、特別 Lightning Talk 枠として 6 分 29 秒の持ち時間を頂戴していました。
2014 年の年末に #家庭を支える技術 - #june29jp という記事を書いていて、それから 4 年半ほどを経ての令和元年版をお届けしました。
最初は「エンジニアリング家庭論への招待」というテーマで資料をつくってみたのですが、どうにも場が盛り上がるイメージをつかめずにお蔵入りとなりました。それはまた別の場所でお披露目できたらいいな、と思います。当日の場のあの雰囲気と、6 分 29 秒という持ち時間からすると、この資料でトークすることにしてよかったです。夫婦共同スタイルの Lightning Talk もうまくいってよかった。1 週間くらい、毎日練習してから臨みました。
資料に登場する要素技術をここで補足しておきますね。
- コミュニケーション系
- Slack
- Gmail
- ドキュメンテーション系
- GitHub
- Scrapbox
- スマートホーム系
- SESAME
- Nature Remo
- AppleTV
- Amazon Echo Dot
- Google Home Mini
- M5Stack
- データ共有系
- Dropbox
- Google Drive
- Google Calendar
- Fitbit
- MoneyForward ME
- インフラ、プラットフォーム系
- IFTTT
- Amazon Web Services
- Google Apps Script
- Heroku
こういったテクノロジとしての「技術」と、チームでうまくやるための種々のスキルも「技術」として、それらをとにかく活用してチーム大和田家を運用していますよ、というお話をしました。
#toruby かわいいな! pic.twitter.com/sYmhNjtYNR
— makoto yonezawa (@vestige_) June 29, 2019
ライトニングトークス五十三次
東海道の宿場の数くらい枠がある #toruby pic.twitter.com/bowo6V7PO5
— 大和田純と申します (@june29) June 29, 2019
パーティの枠135分のうち100分強を費したのは過剰。しかし #toruby がこの紙を用意してなければ @june29 がこれを見て"枠長い。東海道ぐらいある"と言わなかったので、私が"五十三次じゃん。北斎じゃん"とも気づかなかったので、ぼくはわるくないもん。 https://t.co/3kUcKFoLZe
— Kakutani Shintaro (@kakutani) June 30, 2019
当日に名前を書けばトークのチャンスがもらえるお得な枠が、なんと 53 もありました!それを見て「東海道〜」と盛り上がっていたのが私たち。とてもよい取り組みだと感じました。
こういったイベントに初めて参加する、という方も、場の雰囲気にあてられてうっかりトークしてみたりして。ぼくが観測する限りにおいては飛び込みでトークした全員が「やってみてよかった!」と言っていました。そうだよなあ、そうなんだよなあ。これを「よかった」と思える人は、また次のトークの機会を求めるだろうし、これからは「なんかトークにつなげられそうなことはないかな」と思いながら日々を過ごすことになるはず。
多くの人々の中で、いろんなことが動き始めた、そんな尊い時間を過ごしました。
こぼれ話と、まとめ
ファッションリーダーと久しぶりにセルフィしたー #toruby pic.twitter.com/TxWgTH5n4h
— makoto yonezawa (@vestige_) June 29, 2019
- 日本にいくつか存在すると言われている Ruby のパワースポット、とちぎはそのひとつだと思う
- やっぱり自分からなにかをするのは大事、それに対するフィードバックで自分の現在位置を確認できるな〜と思った
- 逆ソナーみたいな感じ (?)
- 夫婦で参加できてよかった
- ぼくだけじゃなくて @mamipeko もなにかを持ち帰ってきたみたい
- 行きも帰りも友人たちと新幹線でワイワイと移動したので楽しかった
- 帰りはほとんど寝ていたけどね
- arton さんに「夫婦なかよく楽しく暮らしているんだね〜」と言ってもらえて、なんだかとてもうれしかった
- 宇都宮の青源で食べた餃子がとてもおいしかった
- 餃子と味噌はあう
あいかわらずの toruby クオリティという感じで、とても充実した時間でした!いつもの toruby のみなさん、どうもありがとうございました。あの時間を共有できた参加者のみなさんにもお礼を言いたいです。またの機会に、ぜひいっしょに楽しい時間を過ごしましょう。ありがとうございました!