#june29jp

上長に対する「◯◯していいですか?」を減らす

2019-12-03

はじめに

GMO Pepabo Managers Advent Calendar 2019 - Adventar の参加エントリです。12 月 3 日を担当します。きのうは増田でした。

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今回のお話

タイトルの通りで、ぼくはなるべく減らすようにしていて、今のところ「これがよさそう」と思っている、というお話です。

たとえば「◯◯の 2 万円は経費にしていいですか?」というやつ。ちょいちょいあるシチュエーションだと思います。

まず、自分はどう思うのかを考えます。会社がどうとか抜きにして、自分個人としてそれの価値はどれくらいだと感じるのか。それに 2 万円を払うのは高いのか安いのか。最初は個人として考えてみます。続いて、会社にとってのメリットやらリスクやらを一通り考えてみます。「これで採用活動にプラスになるなら安いもんだよな」とか、そういうのです。

自分ひとりで考える場合、今回想定するようなほとんどのケースでは 10 分も経たずにすぐに思考の飽和点に達するので、時間をかけすぎずに「だいたいこんなもんじゃろ」となった時点で自分の考えをまとめます。

まとまったら上長の耳に入れに行きます。このときの自分ルールは「◯◯していいですか?」の代わりに「◯◯したいです」「◯◯で進めようと思います」と伝えること。自分がベストだと思う選択はこれです、を持っていきます。自分はここまでは考えましたよ、ここまでは考えられますよ、を上長に対して共有します。

さて、このあとの展開には分岐があります。

パターン A は「はーい」「じゃあそれで」とそのまま通るやつ。このパターンになったら、自分の判断は上長の判断と大きなズレがなかったな、よしよし、以降も同種の判断は自信をもって作案して持っていけばよさそうだな、となります。自分がベストだと思う案が通ります。やりとりも最小になるのでスムーズに仕事が進みます。気分がいいですね。

パターン B は「こうしてほしい」あるいは「もっとこうしてほしい」と、別案や改良案が提示されるやつ。前提として、ぼくの上長は「ぼくより処理能力が高い」「ぼくより有している情報が多い」の少なくともどちらかは満たしている (だいたい両方を満たしている) ので、フィードバックには納得感があります。自分の持ってきた案にはなにが足りなかったか、この時点でわかります。「たしかに、そっちの方がいいですね!それで進めます」と仕事を前進させ、ぼくは新たな視点を得て次に進みます。

どっちのパターンでも、なんにせよ仕事は進むし、デメリットはありません。強いて言えば先に自分で考える分のコストがありますね。そこを大きくしすぎないことが大事です。

「自分の頭で考える」は、経験値を稼ぐ上でとても有効なので、考えていいチャンスがあればどんどん活用していきたいと思っています。

この習慣を続けていくと、だんだんと上長の判断をエミュレートできるようになっていきます。これは自分の立場が変わることへの備えにもなるでしょう。ずっと上長に「いいですか?」と判断を任せていたら、自分がその立場になったときに、急に自分で決めなきゃいけなくなります。大慌てで判断ロジックを実装していくことになります。その立場になる前から、ある意味でちょっと背伸びして判断ごっこを繰り返しておくことで、いざその立場になったときに慌てずに済むのです。

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こうして読んでみると、数年前からずっと同じことを言っている…。

おわりに

GMO Pepabo Managers Advent Calendar 2019 - Adventar の 12 月 3 日を担当しました。

明日は @hsbt 先輩が「面接官として採用時に見ていること」を書くみたいです。引き続きペパボの人々の記事をお楽しみに〜!

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