#june29jp

人生で初めて「日記」や「日報」を書く習慣が定着したかもしれない

2019-09-23

2019 年 8 月 23 日から、Scrapbox で日記のようなものを書いています。

https://scrapbox.io/june29/日記

9 月 22 日までずっと途切れずに 1 ヶ月間の更新が続いたので、今の心境などを記録しておこうと思います。

どうして日記を書こうと思ったのか

もともと記録を残すのは好きで、ここ june29.jp にも 1,000 以上の名前付きの記事を書いてきました。日記にはずっと憧れがあったんです。ずっとずっと前から、ぼくも日記を書く習慣を定着させたいと思ってきました。日々、途切れずに日記を更新している人々を見て「いいなあ」と思っていました。

労働した日に同僚向けに書く「日報」と呼ばれる類のものについても同じです。ぼくから見て「上手に日報を書けている人」「日報を通じて周囲によい影響を与えている人」をなんとなくうらやむ気持ちがありました。

なかなか定着しなかった

直近 15 年くらいの期間に何度か「よし、日記をつけるぞ!」と意気込んだことがありました。特に、新しいブログツールやドキュメンテーションツールが世に出たタイミングで「これで日記を書いてみるか」となったことが何度もあったように思います。

だけれども、なかなか書き続ける習慣が定着しなかったんです。それこそわかりやすく 3 日坊主というか、最初の 3 日くらいは楽しく書くものの、なんらかの要因で「書かなかった日」があると、そこで気持ちが途切れて更新も途切れてしまって。

今にして考えてみると「その日の終わりに、時間を確保して書く」というのがぼくには合わなかったのだと思います。ぼくはその日の行動はその日の気分で決めたい人なので、毎日のルーチンのようなものを継続するのが苦手です。

状況を変えるヒント

自分にとってのヒントは、いつも作業マシン上に保存して活用していたテキストファイルと、WIP の文化でした。

もう 10 年くらいは活用しているテキストファイルが手元にありまして。労働日の朝や、連休の初日には、そのテキストファイルに「今日やること」「この連休中にやりたいこと」を書く習慣がありました。自分の頭の中を整理してすっきりさせるために身につけた運用です。

WIP の方は、GitHub Flow における Pull Request の「Work in Progress」という状態のことです。もう何年も WIP と呼んできたのですっかり定着しちゃいましたが、2019 年になって Pull Request に「Draft」という状態が実装されたのでぼくらも今後は Draft と呼んでいくのがいいのかもしれませんな。

Introducing draft pull requests - The GitHub Blog

GitHub 上の機能のお話はいったん置いておいて、ぼくらの考え方としての WIP というのは今も力強くて。今年、とちぎで聴くことができた @ken_c_lo さんの WIP のお話はめっちゃよかったのでまだ資料を見ていない人は見てください。

esaのWIPの話 2019 - Speaker Deck (ページ 23 にリンクしています)

書きたいときに書きたいことを書く

自分は、日記について「その日の終わりに書くもの」という先入観を持っていると気がつきました。これに気付けたのが大きいですね。昭和に生まれて、平成の間はずっとそんなふうに思っていて、令和になってようやく思い込みから脱却できたわけです。

まず、その日に最初にパソコンのウェブブラウザに触れたタイミングで、その日のページをつくります。下記のアニメーション GIF のような感じです。自分用の Scrapbox にて「日記にはこのタグをつける」というのを決めたので、シュッと入力できるようにしてあります。

ページを用意できたら、あとはもう、書きたいことが浮かんだタイミングで書きたいように書くだけです。「お仕事をしていてこんなことを思った」「ランチはお寿司を食べた」「渋谷駅で電車を待っているときにこんなことがあった」とか、記録したいことをなんでも書きます。

そうやって過ごすと、日付が変わるころには日記がなんとなく出来上がっていることになります。やりましたね。勤務先の日報的なやつも、概ね同じような感じで運用しています。

作用や副作用、感じたことなどの雑多なメモ

日記を書きながら毎日を過ごしてみて、期待するような効用は得られたのか。予期していなかったことは起きたのか。などなど。

  • 「日々の記録が残るとうれしい」というシンプルなバリューを体感している、残すことは楽しい
  • いちおうパブリックな場所に記録して公開しているけれど、自分以外はほとんど誰も読んでいないんじゃないかと思う
    • 妻はたまに読んでいるっぽい
    • 読み手のことはあまり気にせずに、自分が書き手として書きたいことを書いている感覚がある
  • 頭に思い浮かんだことの出力先、これまでは Twitter だったのだと思う
    • 自分の日記に書くようになってから Twitter への投稿がわかりやすく減った
    • 投稿しなくなると通知があまりこなくなるので、Twitter へのアクセスそのものも減った
  • Twitter にアクセスしなくなったら気持ちがすっきりしてきて、ソーシャルメディア全般のアプリをスマートフォンから削除したり通知をオフにしたりと整理を行った
    • 結果、特に電車での移動中に情報の波に思考が流される機会が一気に減った
    • ひとつのことを落ち着いて考える時間が増えて、そうして考えたことを日記に書いたりしている
  • 自分にとっては「保存する」「公開する」という明示的な Submit のないツールを選べたのがよかったように感じている
    • 「書いて、保存する」とか「書いて、公開する」とかじゃなくて、ただ「書く」だけがあるのがいい
    • 長年の慣習によって Submit には「完成」「公開」を意識させられてしまうところがあり、それはぼくの日記にはマッチしない
    • 完成もなにもない、翌日や翌々日に加筆・修正することだってある
  • Wiki としての Scrapbox の「リンク」を大いに活用しており、日常のあれこれに仮でもいいから名前やラベルをつけたくなる
    • たとえば https://scrapbox.io/june29/毎週土曜日は自宅のお掃除
    • 自然言語で「今日は土曜日、いつもの掃除をした」と書いてもいいけれど、これだと日によって表記が揺れてうまくリンクすることができないので、同じモノを指し示すときはなるべく同じ表現やラベルを使おうという気持ちが働く
    • 「名付けたい」という心理が働くのはなかなかおもしろい、命名重要
    • こうやってあらゆるものをリンクにしていくと、ある日に書いた言葉がふと昔の日記とリンクして「ああ、半年前にも今日と同じようなことを考えていたのか〜」と気付けてめちゃくちゃおもしろい
    • 書き貯めれば書き貯めるほど過去の自分と出会えるんだ、と考えるととてもわくわくするので、これからも楽しみながら自分の考えを整理する装置として日記を活用していきたい

まとめ

昔から「書きたい」「残したい」と思いつつうまく習慣化できずに続けられずにいた日記・日報を、思い込みからの脱却がきっかけで書けるようになりました。無理なく楽しく書ける日々が 1 ヶ月間続いたので、このタイミングで今の気持ちを記録してみました。

日記を書き続けることで気付けたこともたくさんあり、今後も日記とともに暮らしながら、自身の生活改善に役立てていきたいと思います。また新たに気付くことなどあればこうして書いて共有したいです。

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