#june29jp

ホットヨガを体験した

2016-08-28

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奥さんが「いっしょに行きましょう」と誘ってくれたので、いっしょに行ってきました。たぶん、ぼくひとりだったら行くこともなかったと思うので、誘ってもらって体験できてよかった。

前知識なしで、なんとなく「最低限の運動はできるから大丈夫でしょう」というくらいの気持ちで臨んだ。

  • 1時間の体験コース
  • 汗がたくさん出てきておもしろかった
    • 着ていた衣類はひとつ残らず汗だくになる
    • 後半は、顔から汗がぽたぽたと落ちてきてしょうがなかった
  • 頻繁に「水を飲みましょう」と言われるものの、あんまりごくごくとは飲めなかった
  • ハーフパンツで行ったら、両手で膝を抱えるポーズのときに膝が汗で滑って大変だった
  • うまく体勢を維持できないポーズがいくつかあった
  • 初心者すぎて、インストラクターさんの指示を言葉できいてそれをポーズに変換するのが大変だった
  • 最後、寝転がってゆっくり呼吸するやつは異常に気持ちよくておもしろかった
  • 瞑想のとき、意識がゆっくりとどこかに飛んでいっておもしろ体験だった (寝てしまっただけかな?)

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在宅勤務マン

2016-08-22

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台風9号さんが関東上空で大暴れしていたので、今日は自宅でお仕事しました。幸いにして、いまぼくが担当させてもらっている業務に関しては自宅でやっても特に非効率になったり何かが制限されてしまったりするタイプではないので、オフィスでやっているように、いつも通りの感じで作業をこなすことができた。デメリットがぜんぜんないラッキーシチュエーション。

今日は奥さんも自宅にいたので、ランチもディナーもいっしょに食べることができてワッショイワッショイ。

台風情報を得るために、ふだん見ないテレビのニュースをなんとなく眺めてみたりして、そしたら「午後0時30分頃、」っていう物言いが妙に耳に残った。ふだん、自分が設定を選べるシステムでは必ず24時間方式を選ぶし、自分が関わるシステムで時刻文字列を出力するときもそうするから、12時間方式のわかりにくさに改めて「え〜〜〜」と思った。「午後8時」って言うより「20時」って言いたい気持ちがいつの間にかめちゃくちゃ肥大化していた。

最近は年を西暦で書いていい書類が増えてきているように感じていて、平成だなんだは覚えにくいから西暦で書きたいぼくとしてはありがたい、世の中は基本的には合理性の高い方に流れていくと思うので、どんどん24時間方式に揃っていくとぼくはうれしいなぁと思いました。

ほうら、ぼくだって日記っぽい文章も書けるんだよ。

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漫画「PEACE MAKER」を読み終えた

2016-08-21

最終17巻、読みました。おもしろかった。ぼくはバチバチに戦っていたところが好きだったので、終盤のしっとりとしたところはほんのり物足りなさを感じたりもしたけれど、物語としてはこれでよかったんじゃないかな〜。きれいに終わっていった。

最近はエコ指向なので、また1巻から読み直してリサイクルしようかな。またひとつ大好きな漫画が終わってしまって悲しいけど、生きている間に何度か読み直して何度も楽しむぞ〜。今は不思議と ARMS を読みたい気持ちになっている。

これで皆川さんの作品は「スプリガン」「ARMS」「D-LIVE!!」「ADAMAS」に続いて5作品を読み終えたことになるのかな。超古代文明ルイス・キャロル、乗り物、宝石、そして今回の「銃」とテーマはいろいろあれど、どの作品も皆川節炸裂という感じなのがいい。

最新作は「海王ダンテ」ですな。これはまだ読んでいない。どんな感じなのだろう。

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漫画「鉄風」を読み終えた

2016-08-21

クセの強い漫画だったなあ!単行本の出るペースが遅かったので、無事に完結してくれてよかったなぁとほっとしている。最終巻が出ているのに気付かず数ヶ月を過ごしてしまったけれど、先日たまたま「出てるじゃん」と気付いて1巻から読み直して一気に読んでやった。満足。

読んでいて、誰が主人公なのかあんまりはっきりとはわからない感じで、個性の強い登場人物たちのやりとりに見惚れるように読んでいった。「こんなに異質でこんなに強い女子格闘家なんていないだろ、現実離れしすぎでは?」と思っちゃう瞬間もあったけれど、この時期によく名前が聞こえてきていたレスリングの吉田沙保里選手もじゅうぶんに現実離れしているので、トッププレイヤーたちってのはそういうものなのかもしれないなあ。

どのキャラも魅力的ですが、ぼくはキャメロン・ディアスさんが大好きでした。

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2ヶ月に1回くらいずつ会う人が話しやすいタイプだとうれしい

2016-08-20

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2008年に上京してきて、もうすぐ8年半が過ぎようかというところ。

上京直後は本当にお金がなくて、とにかく「安く済ませられるところ」として選んだ当時の自宅近くの床屋さんに行って「かっこよくしてください」とおっちゃんに頼んだら、よっしゃ任せておき〜というテンションでハサミが進んでいき、最終的におっちゃんと同じ髪型になった。ドッグフーディングという意味では筋が通っているので納得はしたけれど、ぼくにはあんまり似合っていないと感じて、自己評価としてはかっこわるい髪型になった。そのお店には二度と行っていない。

その次か、もしくは次の次に行ったお店の美容師さん──ここではAさんと呼ぼう──とは相性がよくて、いい感じの髪型にしてくれるしお話も弾む感じだったので、それからたぶん2年くらいかな、Aさんに髪を切ってもらっていた。「実は、子どもができまして…」といってAさんがオメデタ退職されることになったタイミングで、ぼくは次の美容師さんを探さなければならなくなったのだ。

ぼくは、お目当ての美容師さんがいなくなる場合は、もうそこのお店には行かないことにしている。ヘアカットは、お店で選んでいるんじゃなくて美容師さんで選んでいる。同じお店の別の美容師さんに頼むのはなんだか気が引けて、たとえば育児期間を終えてもとの担当美容師さんが戻ってきたらまた担当を変えるのかい、それって気まずいんじゃないの、とか考えると面倒で、やっぱりお店を変えちゃうんだよね。

学生時代は接客業のアルバイトをしていることが多かったので、その時期は髪型の制約が強めだった。一方、学生期間の最後の1年と、それ以降のソフトウェアエンジニアとしての人生においては、髪型についてとやかく言われる場所に身を置いていないので、基本的にはどんな髪型にしてもよい立場だ。上京してきてからの散髪については、いつもだいたい美容師さんに以下のように要件を伝えている。

  • どんな髪型になったとしても、絶対に文句は言いません
  • もし、美容師さんが最近試したいと思っているカットなどあれば、ぜひ試してください
  • 素直に整った髪型よりも、部分的に遊びを加えた髪型の方が楽しくて好きです

それで「前髪パッツンストレート、それ以外はうねうねウェーブ」みたいな周りからの評判がすこぶる悪い髪型が錬成されたりもしたけれど、楽しかったからぼくは満足していた。

10代後半のころは、いっしょうけんめいにヘアカタログ的な雑誌を見て「こういう髪型にしたい」というイメージを固めてから美容室に足を運び、写真を見せるなどして「前髪はこうで、サイドはこうで、襟足は〜〜〜」と事細かに要件を指示しがちだった。マイクロマネジメント。そして、ほとんどの場合は、ぼくがもともと想定していたよりもブサイクな仕上がりになるのであった。まだ、自分の「かっこよくありたい」という願望に諦めがついていなかったころは、期待と現実のギャップにしばしば落胆したものだ。20歳を迎えるころには身のほどを知ったというか、そもそもあんまり自分の容姿に期待しなくもなり、美容室でも「適当に短くしてください」とか言うようになり、皮肉なことにそれくらい緩めに伝えた方が美容師さんがちゃんとぼくに合う髪型にしてくれたりして、無能なマイクロマネジメントの愚かさを呪う羽目になるのであった…!

さて、Aさんがいなくなってしまったぼくは、次の場所として、当時の自宅近くの適当な美容室を選んだ。そこで相性のいいBさんを見つけた。Bさんには、3〜4年くらいお世話になっていたと思う。この時期に「美容室に行ったことがない、行ってみたい」という10代の若者の美容室デビューをお手伝いする機会があって、Bさんのもとに連れていった。その後しばらく、その若者は自宅から1時間くらい離れた場所にあるBさんのいる美容室に通っていたようだった。ぼくは、Bさん経由でその若者の恋バナを聞けたりしたからおもしろかった。

Bさんから「実は、別の店舗に異動になりまして…」と言われたときに、別れの季節がやってきてしまった。そうしてぼくは、いま通っている美容室に向かうことになった。いまの担当美容師さんが、Cさんだ。

先週、自宅近くのコンビニにふらっとお買い物に向かったら、Cさんと思しき女性がコンビニから出てきた。ぼくは「こんにちは〜」と声をかける。ただ、顔を下に向けて俯いた姿勢で歩いていたので、声をかけながら「あっ、もしかしたらCさんじゃないかも… 人違いだったらどうしよ…」と不安になりつつあった。結局は、ちゃんとCさんだったからよかった。

Cさんは「実は、妊娠しまして…」とちょっと照れた様子で教えてくれた。それで、下を向いて、少し見えにくくなった足元を気にしながら歩いていたとのこと。担当美容師さんとはたっぷりおしゃべりするタイプのぼくは、おめでたいことだなぁとうれしくなりつつ、また次の美容師さんを探す旅がはじまっちゃうなぁと、寂しくも感じてしまった。Cさんの最終出勤日は10月初頭だということなので、9月の末頃に、髪を切ってもらいに行こうと思っている。

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私が簡易なクローラをつくるとき

2016-08-18

はじめに

お盆の前後にまとまった自由時間があり、久しぶり (といっても数ヶ月ぶりくらい) に Web クローラ的なものを書いた。大量のデータが収集されていくログの様子を眺めるのは楽しい。今回も楽しかった。

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再利用するかどうかもその時点ではわからない簡易な Web クローラを書くとき「だいたいこんな感じだな」というのを言語化してみる試み。この内容は、何度かいっしょにクローリング業務をこなしたことのある @darashi に大きく影響を受けているだろうな、ってことは最初に書いておこう。最近は共同クローリングがごぶさたなので、またいっしょにやりたいなって思っています。

作業の流れ

  • (01) あんまりクラス設計とか気にせず、処理の流れを思いつくままに書いていく
    • 最初のエントリポイントにアクセスして、データを取得して、ストレージに保存して、ってな感じで
  • (02) 効率のよいクローリング戦略を考えながら、ページングやループの終了条件のロジックを書く
  • (03) こんなもんかな〜っていう処理が書けたら、とにかく起動して適当に動かしてみる
  • (04) 想定した通りのデータの形をしているときはいい感じに動くものの、ほぼ間違いなく想定外の形のデータに遭遇してエラーを吐いて死ぬ
  • (05) 遭遇した想定外の形のデータに合わせて処理をプチ更新する
  • (06) 何度か (04)〜(05) を繰り返しているうちに、次第にしっかりと動くクローラの姿になってくる
  • (07) ある程度の量のデータを収集できてくると、このデータの持ち方じゃ破綻するな〜とわかってくるタイミングが訪れる
  • (08) ここまでに収集したデータをぜんぶ捨てるつもりで、最新の知見をもとにデータの持ち方を設計して実装に反映させる
  • (09) ここまでくると、動かせば動かすだけデータを集められるようになるので、スクリプトを再起動したときにいい感じに続きから実行してくれるようなレジューム機構を入れる
  • (10) そろそろけっこう堅牢なクローラになっているので、ひたすら動かしておいて、外的要因で止まったら自動で再起動するような仕組みを入れて動かし続ける
  • (11) お目当てのデータがたくさん集まってきて、桶屋が儲かる

コツっぽいもの

  • (A) 取得したデータは、なるべく取得したまんまの生データを保存しておく
    • 加工した上で保存すると、加工方法を変えたときに最初からデータを取り直す羽目になる
    • データの取得と加工は別工程と考えておくのが吉
    • 特に HTML は「スクレイピングして、必要なデータだけ保存」って、昔のぼくはやりがちだった、今はとりあえず HTML を丸ごと保存する
    • これは @darashi がそうしているのを見て真似した
  • (B) スクリプトの起動時とか「データ取得10,000件ごと」とか例外発生時とか、わかりのいいタイミングで Slack 等へ通知させるとよい
    • 基本は放置で動かしておきたいけど、進捗とか異常系はちょいちょい把握したいときに便利
    • 手元の開発マシンを離れて VPS なんかで動かす場合にも、コンソールへのログ以外に Slack 等に通知しておくと移動中にも確認できて便利だったり

他にもある気がするので、思い付いたら追記したい。

しかし、最近は Web API が豊富で、きれいにフォーマットされた JSON が簡単に手に入るから、昔みたいに「クローラとスクレイパの両方をがんばらなきゃいけない」ってことが減ってきた。スクレイピング職人は働き口も後継者も見つからず、このまま絶滅してしまいそう。

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書籍「逆襲の<ヴィジュアル系>」を読んだ

2016-08-11

ゴールデンボンバー鬼龍院翔さんのインタビューが載っているというので、それ目当てで買いました。期待通り、おもしろかったです。

つくづく、ゴールデンボンバーという存在は、時代に愛され、そして時代を愛しているのだろうと思います。著者の市川さんは「ヴィジュアル系が、ヤンキー文化からオタク文化へと遷移していった」と捉えていて、なるほど感があります。ヤンキー文化時代のヴィジュアル系の世代を生きていたら、先輩たちに呼び出されてボコボコにされていただろう、と鬼龍院さんは言う。わはは。

鬼龍院さんは1984年生まれで、ぼくは同世代なので、発言の端々から感じられる世代観のようなもの、いちいち「わかる〜」となってしまうのだ。ゴールデンボンバーという現象が生じてくれて、本当によかった。壮大な社会実験を見せてもらっているような気持ちにもなる。

逆襲の<ヴィジュアル系>-ヤンキーからオタクに受け継がれたもの-

逆襲の-ヤンキーからオタクに受け継がれたもの-

ゴールデンボンバーの登場箇所だけでも読み応えたっぷり。いい本でした。

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書籍「みんなではじめるデザイン批評」を読んだ

2016-08-11

しまださんのブログで紹介されているのを見て、ちょうど最近の自分の興味の範囲でもあったので電子版を買って読んでみました。

みんなではじめるデザイン批評

みんなではじめるデザイン批評

  • 作者: アーロン・イリザリー(Aaron Irizarry);アダム・コナー(Adam Connor)
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2016/07/26
  • メディア: Kindle
  • この商品を含むブログを見る

業務プロセスにコードレビューが組み込まれていて、日常的にお互いの成果物をレビューしながら過ごしている身としては、読んだことで「新しい知見を得た」というよりは、ふだん自分たちがやっていることを立ち止まって整理する機会となった、という感じ。そんな中でも「なるほど〜」と思った箇所は読みながらハイライトしておいたので、それを見返しながらメモ書きしておく。

  • 創造的思考と分析的思考を同時に行うのはむつかしい、脳はそういうふうにできていない、そのときそのときの自分に必要なのはどっちなのかを見極めていい感じにスイッチしてやることが大事
  • 文化変容 (長い時間をともに過ごすとお互いの話し方が似てくる、同じことばのフレーズやものの名前を使うようになる)
  • 「批評は単なるデザインスキルではなく、ライフスキルだ」という筆者たちの主張
  • フィードバックには、反応、指示、そして批評の3つのタイプがある
  • 「よい批評は問題解決をしない」
  • 役に立たないフィードバックの特徴
    • 個人的な目標の影響を受けている
    • タイミングが悪い
    • 説明が足りない
    • 好みに基づいている
  • 批評の目的は全員を納得させることではない

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http://june29.hatenablog.jp/entry/discussing-design-the-book

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映画「オデッセイ」を観た

2016-08-08

奥さんといっしょに「なんか観るか」というテンションになり「そういや理系ホイホイと評判だったよね〜」と軽いノリで手に取りました。火星の人。ストーリーラインが素直にわかりやすくておもしろかったです。

イモ好きの自分としては、やっぱりイモを育てるシーンがよかったです。

あとは、シン・ゴジラを観た(しかも2回)テンションをひきずっているからかもしれませんが、NASA のお偉いさんたちの意思決定のシーンをじっくり見てしまった。それぞれの立場で「大事にしなきゃいけないこと」が明確にあって、それらを正当にぶつけあう姿はとてもいいですねぇ。クルーたちのことを最後まで思い続けていたおじさん、あなたかっこよかったですよ。

極限状況下においても主人公がひたすらポジティブなので、観る側としてはちゃんと応援したくなれて、観やすい映画だと思います。むつかしいことを考えずに楽しめてよかった。

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書籍「さよなら、インタフェース」を読んだ

2016-08-06

楽しく読みました。

さよなら、インタフェース ?脱「画面」の思考法

さよなら、インタフェース ?脱「画面」の思考法

試しにサンプル版をダウンロードして読んでもらったらわかると思うんだけど、いい意味で雑で、雑談っぽい感じの文章で持論が展開されていっておもしろい。ぼくにとってはポジティブに作用した。訳者さんは「訳者泣かせ」と言っていた。合わない人には合わない、クセの強さはあるだろうけれど、言っている内容はおもしろいので興味があったらサンプルを、ぜひ。

著者の Golden Krishna は、なにかとアプリをつくりたがり、なにかと画面をデザインしたがる現代社会に警鐘を鳴らしている。なんでもかんでも画面をつくりすぎ、必要のない画面をつくりすぎである、と。

「安易に画面をつくろうとするな、真面目にやれ、人々の問題を解決しろ」

豊富な事例を持ち出してきては、繰り返しそんなことを告げている。

「寝る前に明るい画面を見ちゃうと脳が活性化して寝付けなくなる」的なことが書いてあるページを Kindle で読んでいる途中で寝落ちしてしまったり、自宅でほぼ全裸で踏み台昇降運動しながら読んでいるときに「キミの着てるその服、なかなかいいね」と書いてあるページに差し掛かってしまったりと、ぼくとこの本はなかなか噛み合わなくて笑ってしまったけれど、内容にはおおいに共感した。

インターフェイス (ぼくがカタカナ表記するときは、いつもこう書く。書籍のタイトルと表記が異なっているのは知っているけれど、それでもぼくはこう書きたいのだ) なんて、なくてもいいんだったらないに越したことはない。チャットボットと暮らす人類の未来に自分は何を期待するのか、あるいは何を期待しないのかというエントリの一部にも、そういったことを書いた。ボットに命令を与えるインターフェイスとしてチャットを使いたいんじゃない、ぼくたち人間がいつものようにチャットをしていたらボットがいろいろと気を利かせてくれる、そんな未来を期待しているのだ、と書いた。これは Golden Krishna の考えにかなり近いことを言っていると思う。

ノー・インターフェイスを体現するに当たっては、各種のセンサーデバイスが大活躍してくれることだろう。そういった意味で、近年の IoT 的な流れは歓迎したいものだ。自宅のリビングに種々のセンサーを仕掛けて、そこから読み取れる情報をもとに「いい感じに」よろしくやってくれるシステムは、今後どんどん登場してくれることだろう。

スマートフォンアプリは UI が肝心」なんてことはよく聴こえてくるけれど、この本を読み終わった今、インストールしておくだけで勝手にバリューを出してくれるような、そんなアプリをつくってみたい気持ちになっている。現代のアプリケーション開発者に、よい視点を与えてくれる書籍だと思う。読めてよかった。

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